8/13朝未明、シンガポール航空ミラノ経由バルセロナ行き（SQ378便）内で、機内食の朝ごはん。
洋食か、マレー半島で朝食に食べられているナシ・レマ（ココナッツミルクで炊いたお米とサンバルという辛い調味料、ピーナッツ、鶏肉などが盛られたプレート料理）を選べたので、ナシ・レマを選択しました。昨夜の機内食と同じく、レゴ感漂うブロック詰めである。
ご飯の後は1時間半ほどうとうとしていたと思うのですが、6時過ぎに飛行機は経由地のミラノ・マルペンサ空港に着陸。
一旦機内から荷物を持って全員出るようにとのお達しだったので、慌てて荷物をまとめて降機しました。
次の離陸まで1時間程度あるので、とりあえずトイレに行き、喫煙所に寄っておく。
この時点で、周辺にアジア系の人がぐっと減って、欧米系の人がめちゃくちゃ多くなったのを見て、「とんでもなく遠いところまで来ちゃった……」と、謎の震えが止まらなくなりました。
旅は沢山しているけど、実はヨーロッパに来たのは約15年ぶり2度目。
前回は学友との卒業旅行でイタリアへ行ったのですが、あの頃よりも更に西へと旅する人生が自分にあったとか、思ったことがありませんでした。しかも、一人で。
震えながら煙草を吸っていると、空港スタッフらしきお兄さんに「ライター貸してほしい」と言われて普通に貸して、「Thank you」に「You are welcome」って返したところで、ようやく自分があの頃よりも度胸もコミュニケーション能力も増えてるはず……と少し腹をくくれた気がしました。
搭乗口前のベンチへ戻ると、外には丁度朝日が。
このぐらいになると周囲を見回す余裕ができてきたので、搭乗の列を見つけて並ぶことに。
並んでる横にお菓子や本、子供向けのおもちゃを売ってるお店がありました。ちょっと覗いたら、煙草をカートンでなくバラ売りしてたのが新鮮でした。これ、他の空港でもやって欲しい。一箱だけ欲しい時ってあるんだ。
搭乗は無事に終わり、約2時間のフライトを経て……
バルセロナ、来ちゃった。
着陸の時に口笛や拍手が湧き起こっていたのが印象的でした。
帰りのバルセロナ―ミラノ便ではこんな事なかったのに、国内移動で後日乗った他の飛行機でも同じ現象が起きてたので、スペイン人の陽気なお国柄が影響してるのかもしれません。知らんけど。
その後、空港内で荷物コンテナが迷子になってたのか荷物がなかなか出てこなかったり、トイレが見つからなくてあわあわうろうろしたりしたのですが、無事に地上階へ到着。
ここからは地下鉄に乗って、市内にあるホテルを目指します。
日本にいる間に先に『HOLA!BARCELONA CARD』を買っておいたので、自販機にQRコードを読み取らせて発券。
こちらは空港までの地下鉄往復と、市内中心エリアのバスや地下鉄が乗り放題になるお得なカード。事前に購入しておくと、若干お値引きが入ります。
途中で乗り換えて、市内中心部を走る5号線に乗り換えたのですが……
なんで地下鉄の車両の中に、でっかいスピーカーで陽気な音楽流しながらマラカス振ってるおっさんがおんねん。
バルセロナ観光をするにあたって、「スリに注意！」の文字は至る所で見かけました。事実、重犯罪は少ないけどスリやひったくりは多いらしく、特に人が多い繁華街や旧市街、地下鉄では気を付けて！ という注意書きを読んでいたのもあって、このおっさんも何かそれ系……？ いや、でも他の人普通に塩対応だし、さっきチップあげてる人いたし、おっさんってばえらい楽しそうに踊りながらマラカス振ってるし、何より歌が超うまいんですけど？？？
後日、現地発着ツアーのガイドさんに聞いたところ、ストリートパフォーマーの一種だと知ったのですが、この時は警戒心が最高潮になり過ぎて、『笑ってはいけない』みたいな心境になってしまいました。今スリに遭ったら心が折れるし、タイキックされたら長時間フライトの影響で腰が逝く。
とにかく無事に目的の駅まで付き、地上に出たら工事現場ど真ん中みたいなエリアに出て慌てつつもGoogle Mapを起動し、12時過ぎに無事ホテルまで到着。
外観工事中でした。
チェックインは2時のため、それまで荷物を預かってもらい、とりあえず町散策へ。
お腹は機内食でいっぱいになってしまっていたので、またもGoogle Mapにナビしてもらいながらバスに乗り、美術館へ向かいました。
アムステルダムとバルセロナにある、現代アートやストリート アートを展示する美術館です。
元々は18世紀までは貴族の私邸だったという建物のため、入口前の空間からして魅力的なロケーション。そこにどどーんといらっしゃるKAWSの作品が印象的です。
館内にはダリや、アンディ・ウォーホール、草間彌生、バンクシーなど、私が知ってる巨匠から、最近の作家さん、NFTまでありました（ブログに掲載したアート作品は、わざと画面を少しぼかしています）。
バンクシーのこの作品、テーマとは別に大変愛しやすいデザインをしていらっしゃって好き。
なんか、映える感じのアレもあった（大人気でした）。
2時間程でゆっくり見終えて、バスに乗ってホテルにもどり、さぁチェックイン。
そう思っていたのですが、ここでちょっとしたアクシデントが起きました。
