機上で私が爆睡している間にも飛行機はスムーズに緯度を跨いでシンガポールに到着していました。
着地による揺れで目を覚まし、外を見ると、シンガポールはまさかの雨でした。ありがたい事にマレーシアは晴天続きだったのに、これはちょっと嫌だなぁ……と思いながら、飛行機から降りる。途端にむわりと湿度の濃い熱気がまとわりついた気がした。
昨年シンガポールにきたこともあって、チャンギ空港の雰囲気は覚えている。
案内板に指示されるがままてくてく歩き、途中で空港内のフリーWi-Fiのパスワードもちゃっかりゲットしてイミグレにたどり着いた途端、気付いた。
昨夏来た時と全然違う。
どこだよ、ここ。
シンガポールのチャンギ国際空港は、世界最大級のハブ空港と言われるだけあって、とにかく広い。
一つのターミナルからして広いのに、第1ターミナルから第3ターミナルまであって、第1ターミナルからMRT(電車)の駅がある第2ターミナルまで移動するのに徒歩10分の連絡通路を歩かなくちゃいけないと聞いた事もあるのでとにかく広いんだけど、私の知ってるチャンギ空港の雰囲気とは微妙に違う。
直後知ったのですが、私がいるの、第4ターミナルでした。
え、いつの間にできたの!? エア・アジアは第4ターミナル着なの!? マジで!?
イミグレ終わって荷物を受け取り、持ってたマレーシアリンギットをシンガポールドルに両替して、やっぱりSIMカードは使えなくて、ついでに喫煙者なもんだから煙草の関税を払って、到着ロビーに出て考える。
どうやら到着フロアからの交通手段はタクシーかバスぐらいしかない。電車を使いたかったら第2ターミナルまで出なくちゃいけないのは変わらないので、まずは移動手段を探さないと。
案内表示とにらめっこしていたら、ロビーの端に第2ターミナル駅のバス停ありました。
丁度バスが来てたので、写真も撮らずに飛び乗る。
やはり第4ターミナルは少し離れたところにあって、思ったより走るな……と思っている内にバスは第2ターミナルに着きました。屋内禁煙だからそのまま雨上がりの湿度と熱気が凄まじい喫煙所で煙草を吸って一息つく。
ここからは簡単に移動できました。
途中ATMからクレカでシンガポールドルをキャッシングして、第2ターミナル地下にあるMRTのチケットオフィスでEZ-LINKカード(バスでも地下鉄でも使えるICカード)を購入して、電車へ。途中、2回ほど乗り換えをして1時間後にはホテル最寄駅のチャイナタウンに到着しました。
シンガポールは土地が狭い分ホテル代も高いので、3泊中2泊は節約して安めのホテルに泊まります。
安い部屋だと窓がないのはよくある話なんだけど、このホテルは凄かった。
ユニットバスと思われる洗面所を覗くと、右側に洗面台。
左側にトイレ。
そして中央の天井に、レインシャワー。
えっ、仕切りないの!? 床びっしょびしょになるよ!? と困惑しつつ、念のため蛇口をひねってみたらお湯はちゃんと出るし勢いも良かったのでよしとする(しかしやはり床はびしょびしょになるし、滑る素材だったので備え付けのゴムマット必須だった)。
ちなみに翌日観光から戻ってきたら、部屋の掃除もきれいにされていたので悪いホテルではなかったです。
この日はまたもやVELTRAで夜景観賞とチリクラブの夕食のツアーを申し込んでいたので、荷物を置いたら早速街へ飛び出します。
小腹が空いたので、集合場所に行く前に中華系の地元民がご飯食べてる食堂で売ってたパンダン入りと思われるシフォンケーキと水を購入し、イートインさせてもらう(両方とも1SGD)。
集合時間丁度ぐらいにツアーガイドさんにもお会いできたので、ここからは楽ちんに観光。
一人では食べられない念願のチリクラブを食べ、
クラーク・キーからクルージングして夕闇迫るマリーナエリアを眺め、
自分では行く気にならなかったマーライオンで写真を撮り、
マリーナ・ベイサンズからビームが出るのを見守り、
昨年行こうとして途中で断念したガーデンズ・バイ・ザ・ベイのショーを見て……
本当はこの後、シンガポールフライヤ―(観覧車)に乗る予定だったのですが、雷の影響で観覧車の営業が急きょ中止に。
ツアーガイドさんから明日以降返金のメールが行くとの説明を受けて、ホテルまで送ってもらいました。
そして、ホテルに戻り、1階のレストランでウェルカムドリンクが注文できるというので行ってみたのですが……
ディスコ併設してた。
もちろんその音は部屋にまで聞こえてきて、シンガポール一日目はズンズン響くダンスミュージックをBGMに眠りにつきました。