旅に出たいが口癖

路地裏とご飯に食いつきがちな旅好き人間が旅行後の備忘録に書くブログ。不定期更新です。

8/21-① ツアーの楽さを実感する(天后宮~ブルーモスク~チャイナタウン)

 朝7時に起きて、ホテルのレストランへ。

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 パンダンの入ったパンケーキ、マレーシアの伝統的朝ごはんナシレマ(ココナッツミルクで炊いたご飯とサンバルという辛いペーストと鶏肉とゆで卵とカリカリの小魚を和えて食べる)をちょっとずついただいて、9時にロビーへ。

 今日は午前中現地ツアーに申し込んでいました。

 数日前、深夜のキャメロンハイランドで「このままヒアリングがおぼつかない英語のみでいるのは限界がある!!!!!」と早々に心が折れたのと、ブルーモスクへ行くのに交通手段を乗り継がなくては行けなくて面倒になったので、さくっと予約したのです。ありがとうホテルのWi-Fi

 利用したのはVELTRA経由でウェンディ―ズツアーさん。中華系のツアーガイドさんと待ち合わせしたら「参加者お客様だけです」と言われたので、まさかの貸切でツアースタート。

 まずは、マレーシア最大の中華系のお寺である天后宮へ。

 

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 当たり前だけど、中国の干支も今年は戌年で、お庭の干支の中でも犬が大きなオブジェになってました。

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 隣には切り絵風の中国の季節を表したオブジェ。

 

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 お寺の中に入ると、早速ランタンが!!!

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 お寺自体は鉄筋コンクリート製と思われる頑丈なつくりで、3階まで階段で上がります。中には観音菩薩、天后聖母、水尾聖娘がいらっしゃいました。水尾聖娘は航海の守り神、天后聖母はこの寺院のご本尊……って言われた気がする。

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 外には月下老人(縁結びの神様。台湾のお寺では大人気だったな……と思い出した)

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 そして、ここにも観音菩薩

 前にある石のプレートにひざまずくと、観音菩薩の手にある瓶から水が発射されるという謎仕掛けがありました。結構勢い強かった……

 

 やっぱり中華系のお寺は近しいものがあるし、中華街で配色に目が慣れている分、異国でも落ち着くなぁと思いながら、次へ移動。

 1時間ぐらい高速を飛ばしてやってきたのは……

 

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 このツアーの目玉、ブルーモスク!

 昨日のピンクモスクの温かい色合いから一転して、今日はくっきりした青色!!

 マレーシア最大のモスクにして、東南アジアでも2番目に大きなモスクらしいです。

 玉ねぎみたいなドームの下に書かれている模様は、実はアラビア文字で書かれたコーランの一説(達筆に書いてあるので、現地の人でも読むのは大変とのこと)。

 ここでもローブを貸してくれるのですが、長袖のカーディガンに長ズボン、ストール持参と完全装備で行ったところ、受付のおばさまが頭にストールを巻いてくれました。まちこ巻きじゃなくて、頭を包むようにストールを巻いていきます。

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  顔面が時計なのは気にしてはいけない。

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 ここは自由に散策ができず、ボランティアスタッフさんが1時間ぐらいかけて案内してくれます。私が行った日は運良く日本人の方(本職は現地でマレー人の旦那様と結婚された日本語教師)が案内してくださいました。

 

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 メインホールは広くて、天井のモザイクも美しい。

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 絨毯は星柄が可愛いな……と思っていたら、お祈りの時はこの星の間に並んでするので、意外と隣の人との距離感が近いとのこと。

 

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 施設の案内の間にも、色んなことを教えていただきました。

 例えば、ムスリムでは一日に5回礼拝をするのだけど、その前に体を水で清める(禊的な意味はもちろんだけど、衛生面のことや、小さな懺悔は洗い流しちゃうって意味も含まれてるみたいです)とか。

 ムスリムの女性が被り物(ヒジャブ)をするのは、コーランに「女性は大切にするもの」とあるからだとか。

 そう言う考えは一般生活にも根付いてて、ボランティアスタッフさんが熱を出して病院に行かねばいけなくなった日、旦那様は朝イチでプレゼンがあったのに会社に「妻が熱を出したので病院に連れて行きます」と連絡し、病院まで送ってくれたのだとか(ちなみに病院では電車の遅延証明みたいに「妻を病院に連れて行った証明書」(!)を発行してもらったとか)。

 文化が違えばギャップも深いのは分かるけど、そんなに違うのか……と驚愕した次第です。

 ちなみに、モスクでは男女は別のフロアで(同フロアの場合は男女間に仕切りを置いて)お祈りするらしいのですが、その理由は「集中できないから」だそうです。

 

 「集中できないから」、だ、そうです(大切なことなので2回言いました)!

 

 アレですか。隣の席に可愛い女の子がいたら勉強できないとか、席替えで隣の席がイケメンになったらドキドキしちゃうとかそういうアレですか……なんとなくわかる気はするけど、やはり文化が違うとギャップも深い。

 あと、ブルーモスクとかピンクモスクとかあるけど、色には何か意味はあるのですか?と聞いたら、「ないです!」と元気よく回答されました。ないんかい!!!

 日本人ボランティアさんだったということもあり、参加者は全員日本人。他のツアーなどでいらした一人旅の方と情報交換もちょっとしてから、1時間のガイドは終了。また、車に乗ってKL市内へ戻ります。

 

 KL市内に戻ってきたら、今度はチャイナタウンへ。

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 道の両サイドにお店があり、活気があるエリアです。

 ここで30分ほど自由行動。お買い物をしてもいいけど、大体コピー商品だから、買うならTシャツだよ。とガイドさんに言われ、街歩きをしてみると確かに特に欲しいものはない……ので……

 

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 一本道をずれて、関帝廟へ行ってきました。

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 街中にあるお廟のせいか、線香の煙の量が多い。

 お参りも済ませて、ガイドさんと落ち合って最後に北インド料理のランチでツアー終了でした。いやぁ、とても見ごたえがあるツアーだった!

 

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 ランチタイムよりちょっと前だったのか、インド人の店員さんがぼっち飯してるところに入れ替わりでやってきて話していくので寂しくはなかったです(ただしご飯に集中できない)。