クアラルンプールを立つのは明日の飛行機だけど、ガイドツアーさんに相談したところ「明日はムスリムの祭日だからどこも混むと思う。それに、KLIA2はとても広いから出発の3時間前には空港にいた方がいいと思うよ」とアドバイスをもらった。キャメロンハイランド行きの悪夢を思い出したので、素直に従う。
そう考えると、自由時間は残り半日。ホテルに戻り、一息ついてから再度出発。
夕方からはスパの予約を入れてしまっていたので(なんで連日スパ行ってんだと言われたら、好きだからとしか言いようがない)、あまり時間はない。
そんなわけで、地下鉄に乗って改装工事が終わったマスジッド・ジャメへ。
ここは、KL市内で一番古いモスクです。赤レンガの壁と白い屋根のコントラストが鮮やか。
丁度観光可能時刻だったので入ったのですが、ホテルにストールを忘れてきた事に気づいて被るタイプのヒジャブを借りることに。伸縮性があって結構地が厚い布でした。マレーシアの女性はよく熱中症にならないな……。
ホールは大きなモスクばかり見てきたのでこじんまりとしているように感じましたが、ホール脇の大理石でできたスペースがひんやりしていて、地元のおじさん達が寝っころがって昼寝してました。あれはちょっと羨ましい。
そんな中、モスク周辺をぐるりと回って、あっ! と声をあげてしまった。
いや、あの、ここ、普通に川が合流してるとこ……なんですけど、クアラルンプールの名前の由来になった場所なんですよ!
元々「クアラ・ルンプール」って『泥の川がまじりあった場所』って意味で、二つの川が合流してるここがまさに、その、場所でして!!!!!
こういうちょっぴり街の歴史とか由来が見える場所を見ると興奮してしてまう性癖の持ち主なので、一人で大興奮しながら写真を撮りまくっておりました。
興奮冷めやらぬまま、マスジッド・ジャメから出て、川に沿って歩いてみる。
この辺りは歴史的な建造物と近代的なビルが混ざり合っているなぁと思いながら、ちょっと歩いている内に、先日行ったセントラル・マーケットの裏に到着。お店をひやかしならぶらついていると、伝統工芸のバティック(ろうけつ染め)が体験できるお店があり、入りました。
既に蝋で絵が描かれているので、好きな絵を選んで色を付けていきます。
ぼかすのがとても難しい。
何とか完成したので、スムージーで涼む。火曜日のプロモはマンゴーたっぷりの『Mango Mania』。
この後、セントラル・マーケットでお土産を見繕い、時計を見ればスパまであと2時間を切っていた。まだ時間はあるし、折角だからバスに乗ってみようと思い立ってパサール・スニ駅から無料(!)循環バスGO-KLに乗車し、KL最大の繁華街ブキッビンタンへ。
ショッピングモールが立ち並ぶ大都会っぷりに気圧されたのと、特に欲しいものもなかったので、そのままモノレールで移動しようと駅に向かう。
ショッピングモールの一つ、LOT10の前にいるクマさんが独立記念日仕様になっていらっしゃった。
予約したマンダラ・スパが入っているシェラトン・インペリアル・クアラルンプールまではモノレールで2~3駅ほど。15分もあれば余裕だろうけど、時間を持て余したらホテル内を探索してみればいいかと思いながらモノレールを待つ……が!
いつまで経ってもモノレールが来ない。
人身事故とか車両トラブルでもあったのかと思ったんだけど、それらしきアナウンスは全くなく、20分ほどじりじりしながらモノレールを待つ羽目に。ちなみに半分屋外みたいな駅なので、暑い。繁華街の駅だからホームにどんどん人が溜まっていくので更に暑い。ついでにスパに遅れそうな時間帯になってきたのだけど通信手段が何もないから、どうしようと冷や汗も止まらない。
20分後、ようやくモノレールは来たのですが、凄く人が乗ってました。
もしや、これも明日の祭日の影響かと震えながら、日本の通勤電車もかくやレベルの満員電車に乗り込む。この時点で、若干暑さで体が参っていた。
予約時間から5分後、平謝りしながらスパに到着し、優しいレセプションのお姉さんに対応されて、無事スパは満喫しました。
他にもイレギュラーな事態が多発してしまってスパ終了後は完全にくったりしていましたが、流石にお夕飯食べないと体がもたないので、ホテルの真向かいにあったイオン(イオンは色んなとこで見ました)へ。お土産のばらまき菓子とか果物とか併設されてたスタバでご飯だけ買ってホテルへ引きこもることに。
レモングラスとチキンのデニッシュと、チキンのソーセージ。
マレーシアはムスリムの方が多いためか、ソーセージはチキンしか見かけませんでした。あっさりしていて、これはこれで美味しい。
イオンではお寿司とかおにぎりも売ってたのだけど、とにかくフルーツが食べたかったのでロンガンだけ買って帰りました。ちょっとぼやけた甘い味なんだけど、ジューシーで美味しかったです。