朝の海 pic.twitter.com/XCrMXOs9e5
— セロハン (@komanoserohan) 2022年5月21日
朝ご飯を終えた後は、朝の海を見にトゥドゥマリの浜に行ってみたり、部屋に戻って荷詰めをしたりとのんびりチェックアウトの準備をしました。
そして、10時ちょっと前にチェックアウト。
荷物は預かりスペースに託しました。
時間の都合上、チェックアウトはしましたが、この後も予約しておいたホテルのアクティビティを活用して、しっかりホテルライフを満喫する所存です。
そんなわけで、10時から開催のネイチャーガイドツアーに参加しました。
ホテルの目の前にジャングル(!)があり、そこに生殖している植物を見に行くのです。
早速、「ハブ注意」の看板発見。
ガイドさんが「ハブは夜行性です」と仰ったので、少し安心した直後。
背後にハブカズラ(植物)。
日がある方向に向かってまっすぐ伸びる様が蛇っぽいのでハブの名前を冠していますが、毒はないとのこと。ちなみに、同じカズラの新種はハブに対抗してマングースの名前を冠した「マングーカズラ」ってのがあるという、嘘のような本当の話があるそうです。
くるりと振り返れば、自分で腐葉土を作り出して崖にも生えるため、昔は谷を渡る足場になっていたことから名づけられたオオタニワタリ。なんだかマリオのブロックみたいな立ち位置だと思ってしまいましたが、葉先は食べれるそうです。
八重山諸島は亜熱帯に位置づけされますが、西表島には大体熱帯地方の植物があります。基本的に赤い植物はウルシの仲間でかぶれる可能性がありますから、落ち葉も拾わないように気を付けてくださいね! と、ひやりとするような注意事項を聞きつつ、てくてく歩きます。
倒木にはシロアリが大きな巣を作ってました。
シロアリは日が当たるところを嫌うので、巣がある方とは逆の方に日が照るのが確認できます。
元々立っていた木にギュッと抱き着いて、ぎゅうぎゅう締めながら自分の居場所を確保しちゃう木。
ペンキを塗ったように見えるけど、コケ類(だったはず)。
木のうろに溜まった水にはカエルが住むことも。
至る所にいる動植物達が、様々な生存戦略を駆使して共生したり、相手を倒しながら育ったりと逞しいです。
なお、この辺りは70年ほど前まで集落があったので、遺跡のように水路の跡などが見て取れます。逆を言えば、70年でこのジャングルができるのだから、植物の生命力は逞しいです。
きくらげっぽいキノコもいました。
長老のような、大きなガジュマル。
よく見たら、マングローブと同じように横から地面に向かって支柱のような枝を出しています。
唐突に過去の写真だけど、香港でもこういうわさわさした子が街路樹にめっちゃいたな……同じ亜熱帯だったっけ……と、懐かしい記憶を引っ張り出してしまう。
それはさておき、植物だけでなく、上から尺取虫のような小さな虫が降りてきたり、バッタやカエル、イノシシやヤマネコ(!)の痕跡も見つけつつ、楽しい1時間のお散歩を満喫しました。同じツアーに参加していたちびっこが、めちゃくちゃ生体反応に敏感で、虫を凄い勢いで見つけてた……凄いな。全く気付かなかったよ。
ツアーの後は……
プールのベンチをお借りしてのんびりしたかと思ったら、下に仕込んでいた水着に着替えて水遊びをしたり、コインランドリーで洗い物をしたりと、意外と忙しくバタバタしてました。