寝坊することなく朝6時起床。
ささっと身支度を整え、朝食を摂りにレストランへ向かいます。
朝ご飯はビュッフェスタイル。美味しそうなものが多くて、野菜中心は心掛けましたが、うっかり取り過ぎました。
ちなみにオープンキッチンでは、黒糖を使ったフレンチトーストを焼きたてで出してくれます。
ソースも日替わりで、この日はタンカン(柑橘)のソースとメイプルシロップをかけていただきました。さっぱりした甘さと黒糖の深み、メイプルシロップの香りが合わさってとてもとても美味しかったです。
この日は事前に予約しておいた西表島と竹島の周遊ツアーに参加することにしていました。
大寒波で前日の小浜島行き最終便が一部欠航となっていたこともあり、本当にやるのか不安だったのですが、無事催行となりました。
逆に船酔いしないか心配です。
レストランで話しかけてきてくれたスタッフさんに相談してみたところ、「船の後ろの方に乗って、座ったらすぐに寝る事ですね!」といい笑顔でご教授いただきました。念のためフロントでエチケット袋代わりのビニール袋も購入しておいて、いざ港へ。
待合室を見渡してみたり……
明るくなってきた海を見て心を落ち着けている内に……
船が到着しました。意外と大きい。
客席エリアも広い。
文字通り大船に乗って安心し、普通に座った途端に爆睡して、一旦石垣島へ向かいます。離島ターミナルにある受付で料金を支払い、ガイドさんとご挨拶し、スケジュールの確認をしてから、次に西表島行きの船に乗り込みます。
なお、今日の旅程はこんな感じ。
①まずは西表島の大原港から観光用ボートに乗り換えて、1時間程の仲間川クルーズ
②バスと水牛車で由布島へ移動し、お昼ご飯&散策
③大原港から竹富島へ向かい、島内観光
④竹富島から石垣島へ戻り、最終便で小浜島へ戻る
ツアー的には3島のアイランドホッピングなのですが、如何せん宿泊地が小浜島なので一人だけ4島のアイランドホッピングとなっております。船の時間もあるため、意外とスケジュールがタイトです。
大きな船でもそこそこ波の影響を受けて揺れましたが、50分かかるかかからないかぐらいで西表島の大原港に到着。
半年ぶりの西表島です!
前回は島の北部にある上原港からの移動だったので、島南部の方は初上陸(なお、上原港は冬季は欠航が多いようですので、ご利用を検討する際はお気を付けください)。
上原港よりも全体的に大きな施設になってるのを見ると、こちらの方をメインに使う島民の方が多いのかもしれません。仲間川クルーズの発着地点でもあるし、他島からの観光の時も拠点になっているっぽいです。
小雨がぱらつきあまり良いコンディションではないですが、ガイドさんの案内で観光用ボートに乗って、いよいよ仲間川クルーズスタートです。
西表島は沖縄県の中では、本島の次に大きな島。
マングローブと呼ばれる汽水域に生える植物たちや有名なイリオモテヤマネコを筆頭に自然の豊かさ・多様さからほぼ全域が国立公園になっており、一部は特別指定保護地区にもなっています。
今回はその中でもマングローブ林がある仲間川の河口部分をクルーズしたのですが、丁度干潮の時間。
川底にスクリューが引っかかると身動きが取れなくなるので、そこまで奥には行かずにガイドさんのレクチャーを受けました。
合間合間にガイドさんが採取していたヤエヤマヒルギ(マングローブの1種。西表島にはマングローブが7種ある)の種とか……
日本一大きいヤエヤマヒルギシジミ(シレナシジミ)の殻を見せていただきました。ちなみにこのシジミ、中の身はめっちゃ小さいし、あんまり美味しくないらしい……ガイドさん曰く「凄く自然の味がした」とのこと。
他にも西表島のアクティビティとしてはカヤックに乗って仲間川を散策というのもあり、丁度ツアー中の方をお見かけしたりもしました。私も体力があるうちにやってみたい。
その後、小雨は止んだので窓がわりのビニールカバーを外して風景を楽しめたのですが……
とにかく寒い!!!
この日の天気は最高気温15度、最低気温13度。
関東よりはずいぶん暖かいですが寒波の影響で北風が強く、しかも小雨がぱらついていたため体感気温はどえらい寒さでした。
現地在住のガイドさんですら「普段だったら、『西表島は亜熱帯気候の暖かな島で……』って説明するんですけど、今日はそんな事言ってられませんね。逆に今日来たお客さんはレアです」と言い切るレベルの寒さ。
石垣島界隈の12月の服装は、関東の10月ぐらい……と調べていたので、薄手の長袖しか持ってきていない身としては、地獄のような寒さでした。仕込んでいたヒートテックと貼るカイロが生命線でした。マジで。
とは言え、観光自体はとても楽しく、軽快にしゃべり倒すガイドさんにニコニコしていたら、あっという間にクルーズが終了してしまいました。
次は行きたかった由布島へ向かいます。