朝9時前、のんびりと起床。
お宿は素泊まりだったので、昨日津軽中里駅の近くの洋菓子屋さんで買っておいたマドレーヌを朝ご飯にいただきました。
今日は友人と三内丸山遺跡などをめぐる予定なのですが、チェックアウトの時間から待ち合わせまで時間があるので、少し駅周りを散策します。
まずは海の方へ歩いて行って……
(サザエさんのタマになれそうなフォトスポットがある……)
『ねぶたの家 ワ・ラッセ』へ。
青森ねぶたを中心に、ねぶたの歴史や魅力を体感できる施設です。
可愛い金魚ねぶたが泳ぐ通路を通って……
圧巻。
五所川原の立佞武多の見上げる感じとはまた違う、視界いっぱいに広がる大パノラマに圧倒されます。
題材も色々あって面白い。
ワ・ラッセを出た後は周辺をもうちょっとうろつき、もうちょっと時間があるから先に自宅用のお土産を買っておこう……と、アウガ地下の新鮮市場へ。
お目当ては、シャイニーのリンゴジュースです。
コロナ禍ど真ん中で旅に出ずらかった3年ほど前、友人と地元の名産品の送りあいっこをしたのですが、その時に教えてもらったシャイニーのリンゴジュース豆知識(物産展などで県外でも金・銀缶は見かけますが、青森県内には赤・青・白とある)がずっと気になっていたのです。今こそ買うべきだと思ったんだ。
そんな訳でふらりと目についたお店でジュースを購入したのですが、その時にお店のおじ様からたくさんのリンゴジュース豆知識を頂くことになりました……流石、青森。林檎に対する情熱が凄い。
その時に伺ったことですが
・シャイニーのねぶた金、銀はストレート果汁。他の色は濃縮還元をブレンド
・要はブレンドによって味の違いが出るけど、全部果汁100%には変わりないよ! あと違うとしたら、賞味期限の長さとかだよ!
・リンゴジュースは温めると酸味をより感じられるので、林檎農家さんは疲れてる時にリンゴジュースを少し温めて飲むのだそう
怒涛の情報量に目を回していたら、「飲み比べするなら、別ブランドのブレンドとストレートと比べるのも良いですよ……!」とおじ様からのにこやかなプッシュも追加され、最終的にJAアオレンのジュースも買いました。ちなみに、話を切り上げるタイミングが分からなくなってしまい、友人との待ち合わせは遅刻しました……本当に申し訳なかった。
その後、友人とも無事合流し、三内丸山遺跡へ。
今から約5,900年~4,200年前(紀元前3,900年頃~2,200年頃)の縄文時代前期~中期の大規模な集落跡がある遺跡です。『北海道・北東北の縄文遺跡群』に含まれる世界遺産でもあります
まぁとにかく、広い! そして、でかい!!!!!
エリアの広さも凄いのですが、何よりも建物の大きさが想像と全然違ってめちゃくちゃ大きかったです。
縄文時代の建物のイメージって、竪穴建物(地面に穴を掘って床とし、半地下みたいな形でお家ができている建物)だけだと思うんですが、とんでもない。
地面に穴を掘って柱を立てた『掘立柱建物』(高床式と想定されて復元されている)があったり……
その掘立柱建物も、どう考えてもサイズ感がでっかいタイプの建物跡があったり(穴を覗くと、栗の木の柱が残っていました……流石栗の木。頑丈だって『鉄腕DASH』でも何度も言及されるだけある)。
そんな大きな掘立柱建物とか櫓的なものが復元されたやつが大きすぎて、「豪商の建物じゃん……!」と、うっかり先日訪れた斜陽館を引きずった発言が出て、友人を苦笑させるなどしてまいりました。
中も勿論、驚きの広さ。
あと、入り口でもある縄文時遊館には板状土偶(レプリカ含む)が展示されていたのですが、何とも言えずいい味を出しているデザインでございました。
この子とか、何とも言えないいい顔をしている。
他にも、縄目模様でおなじみの縄文土器を見たり……
(いや、本当にこのデザインを考えた昔の人、天才すぎるでしょ。機能美とデザインの両方がいい感じに詰まってて素敵)
重文が惜しみなく展示されてる、太っ腹すぎるスペースがあったり……
お昼は館内のレストランでいい匂いにつられてカレーを頂いたり、家族へのお土産に遮光式土偶のレプリカを買ったりしました。
お昼の後は、友人が車を運転してくれて、本日のお宿へ移動……したの、です、が。
霧が凄い。