旅に出たいが口癖

路地裏とご飯に食いつきがちな旅好き人間が旅行後の備忘録に書くブログ。不定期更新です。

7/16-① 霧は緑とパンの香り(箱根・宮ノ下)

 朝8時頃起床。
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 この日は雨予報。窓を開けると、霧と雲で視界が真っ白になっていました。
 連休初日の朝から温泉でひとっぷろできるのは前乗りの醍醐味だなぁ……と、お風呂でのんびりした後、朝ご飯を食べに外へ出ます。

 こちらのお宿は現在素泊まりだけの対応なので食事は外で済ませないといけませんが、徒歩5分圏内に箱根のパンの名店として知られる渡邉ベーカリーさん(温泉シチューパンが有名)や、ピコットさん(カレーパンが有名)があるので、朝ご飯には困りません。
 雨がぽつぽつ降り出した中、店支度を始めるお豆腐屋さんや魚屋さんを眺めつつ坂道を下って……
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 富士屋ホテルに併設されている有名店『ベーカリー&スイーツ ピコット』さんに到着しました。

www.fujiyahotel.jp

 お店の前からパンが焼ける甘い匂いがしてきます。開店直後にお邪魔したので、イートイン席は一番乗り。
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 しっかりパンを吟味して、こちらの2品をいただきます。
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 名物『クラシックカレーパン』と、甘いものが欲しかったので『ラムレーズンロール』。
 イートインをお願いすると、カレーパンは提供前に温めてくれました。
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 さくさくのじゅわじゅわ。辛さよりもスパイスの豊かな香りが身体をしゃっきりさせてくれそうなカレーパン。
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 ラムレーズンロールは、ぱりじゅわなパイ生地とふっくらしたラムレーズンの香りが鼻を駆け抜けていく幸せな風味。
 至福の時間を味わってお腹も心も満ち足りたので、お宿をチェックアウトする前に少しお散歩をして帰ります。
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 新緑の階段を登れば見えてくる、御殿のような富士屋ホテル
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 過去にホテルの売店でお土産を買ったことはあるのですが、レストランや宿泊ではまだ利用したことがありません。いつか泊まってみたいものです……クラシックホテルは憧れなんだ。
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 ホテル前の国道1号線を小田原方面へ下ってゆくと見えてくるのが、かつてチャップリンジョン・レノンが箱根に滞在した際に写真を撮ったのだそうな嶋写真店さん。ショーウィンドウには素敵な写真が並んでいました。
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 更に進んでいくと、箱根登山鉄道 宮ノ下駅へと続く坂道が見えてきます。
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 ひぃこら言いながら坂を上って、駅前のノスタルジックアートを見ようと思っていたのですが、数年前に盗難事故に遭ってしまったとのこと。なんてこった。
 そろそろお宿へ戻ろうかと思ったのですが、
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 こんな道もあるのか……と、うっかり迷い込んだ浅間公園の通路が、なかなか風情があるところでした。
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 緑の香りを含んだ霧が、ちょっと重めだけどいい匂い。
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 ただし、雨で足元が相当悪くなっていたので、履いてたサンダルがびしょ濡れになりました。
 進んでいくと分かれ道に出ました。お宿へ行くのにショートカットになりそうな道もあったのですが、更に山道めいているように見えたので断念しました。
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 直後、公園から駐車場の階段を降りて、国道1号線へ戻ってきたところで、雨脚が本格化。
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 慌てて近くのバス停で雨宿りをしたけど、泥で汚れた足を洗える程の強い雨でした。
 少し雨宿りをしていたら天気が落ち着いたので、急いでお宿に戻り、チェックアウトを済ませて、宮ノ下駅まで急ぎます。
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 ……駅に着いたら、丁度踏切が落ちたところでした。電車が目の前で行ってしまった。
 宮ノ下駅のホームは強羅方面へ行きたい場合は線路を渡らなければいけないので、大人しく次の電車を待ちます。
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 びしょびしょになってしまったワンピースの裾を絞っている内に、電車が来たので乗り込みます。
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 座席の寄木細工柄を愛でているうちに、2駅で強羅へ到着。
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 駅から歩いてすぐの所にこれから2日間お世話になるホテルを予約していたので、荷物を預けて、すぐさまお外に飛び出します。

 

【余談】
 この旅行中はEMot(エモット)という小田急が作っているアプリを利用して、箱根の観光エリアの電車・バス・海賊船・ロープウェイが利用できる『箱根デジタルフリーパス』を購入して利用いたしました。

www.emot.jp

 電車やバスの乗り降りの際に動画付きの画面を出さなければいけないので、電波状況によっては面倒ではありましたが、あちらこちら移動したい人にはお勧めしたいです。