地上に戻ってきて、迪化街に向かって移動を開始した直後、以前Twitterで呟きを見かけてからというもの、ずっと気になっていたタピオカの存在を急に思い出しました。
せっかく台湾に来たから本場のタピオカ飲みたいと思い台湾人の友達に聞いたところ「『珍煮丹』は台北で一番美味い」「ここの黒糖タピオカを飲まずにタピオカ語れない」とまで言われた。半信半疑で飲んだらガチで人生で一番美味いタピオカだったし、台湾に来たらぜひ飲んでみてほしい。 pic.twitter.com/hn7ipEBVM3
— トバログの人 |鳥羽恒彰 (@tobalog) 2019年4月14日
このツイートを見かけたのが4月。5月の旅行で早速お店を見つけて行ってみたのですが、まさかのタピオカ売り切れにより購入できず唇を噛み締めた思い出がある身としては、ぜひともリベンジをせねばなりません。
Google Mapで探したところ、乗換駅にあることが判明したのでわざわざ途中下車して買いに行きました。
あ、これは美味しい。とても美味しい。
黒糖専門をうたうだけあってシロップのコクが深くて、フレッシュミルクにとても合います。期待のタピオカは最初温かくて(まさか茹でたて?)わらび餅のようなゆるもちだったのが、氷で冷えてきたらモチモチ度が高まって食べ応えが強くなります。噛み締めるとしっかり感じる黒糖の甘みが良い。
あまりに美味しくて一気に飲み切ってしまい、うっかりおかわりが欲しくなるぐらいには気に入ってしまいました。
後ろ髪をひかれつつ、北門駅まで出て迪化街へと向かいます。
1800年代からある問屋街がメインのエリアなのですが、最近では建物のレトロさも相まって観光地となっています。メイン通りはもちろん、大通りに通じる細い道にも素敵なお店が沢山あるので街歩きが楽しいエリアです。縁結びの神様である月下老人もいらっしゃるよ!
お買い物をしながら大通り・裏路地を歩き回ります。裏路地大好き人間といたしましては、細い道が多ければ多いほどテンションが上がるというものです。
5年ほど前に撮られた観光PR動画に出てくるお茶屋さんでお茶を買ったり
(ここでも色んなお茶を試飲させてもらいました)、
小劇場の雰囲気がとても良くて写真撮ってたんだけど「納豆」の文字が異様に気になったり、
公園近くにいらした猫さんに撮影許可を求めてみたり、
素敵な雑貨屋さんの二階が上がれたので上がってみたら空室で「?」となったり、
めっちゃいい感じの路地裏たっぷりで興奮しまくったり、
夕暮れ迫る街並みの雰囲気が良すぎて徘徊しまくったり……
気付いたら3時間程歩きっぱなしでした。いやぁ、好きな場所をぐるぐるしてると気付いたらとんでもない時間になりますね!
一度ホテルに荷物を置いてから、お夕飯を食べにこの日は士林夜市へ行きました。台湾の夜市と言えばここが最初に思いつくだろう観光夜市です。
尋常じゃない人波に流されつつ何とか地下のご飯屋さんに入り、牡蠣オムレツと魯肉飯をいただきました。
その後、友人にお勧めされた滷味(ルーウェイ)たる食べ物を探してうろうろしていたのですが……
うっかり、この光景に遭遇しました。
そうです。台湾カステラです。メレンゲでふわっふわに仕上げたカステラです。焼きたてです。買うしかないでしょこんなの。
原味(オリジナル)は10分ほど待てば焼きたてが買えると聞いたので、行列に並び、買いました。
でかい。でも、美味しい。
焼きたては期待を裏切らないふわっふわで口の中に入れた途端しゅわっとなくなります。卵の優しい甘さが幸せになりました……ただ、量がめちゃめちゃ多かったので、その日のお夜食と翌日の朝ご飯にする羽目になったのですが。
その後、お腹いっぱいだけどどうしても食べたかった滷味もちゃんと買いました。
ちなみにこんなの。温かいものと冷たいものがあり、私は今回冷たいものの屋台を見かけたので、そちらでチャレンジしました。
葉っぱと手羽と鶏のとさかがニンニクパウダーが効いたスパイスに和えられています……美味しいんだけど、温かい方が美味しいと思うので、温かいものを見かけたらリベンジしたいと思います。