ホアロー収容所でひんやりした心を解凍すべく、女性博物館へ足を延ばしました。
www.tripadvisor.jp
ベトナムという国で女性が果たしてきた役割を展示の主としている博物館です。こういう視点は日本含めて他国ではあまり見ないなぁと思って珍しくてお邪魔しました。
2階から4階までが展示スペースとなっており、階ごとに家庭(伝統行事)、戦時中、民族ごとの衣装など多岐に渡った展示がされていました。
街中でもよく見かける行商用天秤(めちゃくちゃ重い)
巫女さん(だと思う)の衣装が、すごくウェディングっぽい
民族衣装も一つ一つ見ていると刺繍が凄かったり、カラーリングが鮮やかだったり。
他にも戦時中に軍曹になった女性の制服とか、実際に使っていたのだろう装飾品など、様々なものがテーマに沿って展示されていました。
ジェンダー的な意味で女性の立場女性というテーマを通じて見る文化人類学というのが一番しっくりくる説明な気がする。個人的には学生時代の専攻に近い分野だったので、とても興味深かったです。
博物館を出て時計を見ると、午後1時。
流石に朝から動き回ってお腹がすきました。
そんなわけで、Grab Bikeを使って、こちらのレストランへ移動です。
ガイドブックにもよく載っているベトナムフレンチのお店です。ハノイ入りをして旧市街のお散歩中に何度かお店の前を通ったのですが、その度にカクテル一杯無料券が付いたリーフレットをもらったので、ランチならそこまで高くなかろうと入ってみたくなったのでした。
入ってすぐおしゃれ。
ランチは前菜・メイン・デザートの中から2種類選べるセットと3種類選べるセットがあります。この後も何かしら食べるだろうと思って、2種類のセットにしました。飲み物は意外と見かけなかった無糖炭酸が飲みたくなってしまって、ペリエ。
メインは鴨のグリルにパッションフルーツソース、スパイスが効いたトマトとグリーンリーフのサラダ。ベトナムフレンチらしく、現地の食材も取り入れているのが好感度高いです。
これはパッションフルーツのソースが美味しかった! 丁度いい酸味でお肉にまとわせると鴨のしっかりした味が軽やかになるし、パンにつけるとジャムのようなさわやかさ。
トマトのサラダもスパイスがよく絡んで、お肉と交互に食べると止まらなくなります。
とても美味しくてソースの一滴まで残さず食べてやろうと食い意地が張ってしまい、食事が終わったと思って近づいてきたウェイトレスさんに一旦戻ってもらう羽目になりました……ごめんね。すごく美味しかったんだ。
この後、幸せな気持ちでデザートを待っている間にスマホをふと見たら、職場からのどうしょもないメール(だけど無視できないという面倒くさい内容)が届いているのに気づき、半ばキレながら国際電話をかける羽目になったのですが、それは脇に置いておきましょう。
席に戻るとデザートが届いていました。
アイスが溶けぬ内に食べねば!!!
デザートはレモングラス入りのクレームブリュレにレッドフルーツとヨーグルトのアイスクリームを頼みました。マドレーヌ型でスクープされたアイスが可愛い。
こちらもカラメルのサクサクと濃厚なクリームに混ざるレモングラスがさっぱりとしていて、幸せな味がしました。メニュー忘れたのでフルーツが何物なのか忘れましたが、アイスもヨーグルトも甘酸っぱいフルーツの風味も感じるしで美味しかった。
この後、うっかり食後のコーヒーまでお願いして思い切り満喫してしまいました。多分あそこは何食べても楽しくご飯が食べられる気がします。
ご飯も終わったところで外に出ると、雨が降り始めていました。キレながら電話をしていた時に軽く雷が鳴っていたのですが、本格化してきたようです。
ハノイの雷雨は激しいから、小一時間ほど屋内にいるといいと教えてもらっていたので、休憩がてら慌ててホテルへ戻ります。
ホテルの中で荷物の片づけやSNSを見ている内に、40分ほどで雨は上がりました。時計を見るとこの後の予定まで1時間半ほど時間があるので、またも外へ。
チェーを食べに行きます。
チェーとは、簡単に言うとベトナム版かき氷兼あんみつのようなものです。
ガイドブックに載っていたCaramen(プリン)入りのチェーが食べたくて、旧市街をうろうろ。無事お店も見つかったので、英語は伝わらなさそうなお店のおばちゃんでしたが、ガイドブックを見せて「これ食べたい」と言うと一発で理解してくれました。ガイドブックはこういう時強い。
来ました。ジャックフルーツとお餅のようなものとタピオカの上にココナッツミルクがかかり、更に上にはどーんとプリンが乗っています。隣のお皿は粗めのクラッシュアイスが入っていて、少しずつ足しながら食べると最後まで美味しくいただけました。
半分路面にはみ出しているテーブルでチェーを食べる。たまにバイクが走っていくのがローカル感満載でした。
時計を見ると次の予定まで残り30分程。
もう一軒行けるなと思って、ホテルの帰り道をたどりつつとあるお店を探します。