旅に出たいが口癖

路地裏とご飯に食いつきがちな旅好き人間が旅行後の備忘録に書くブログ。不定期更新です。

【8/18-①】半日ツアーで巡るハノイ

 8時からのツアーに参加するため、朝6時半起床。
 早速、朝ご飯をいただきます。ホテルの朝ご飯はビュッフェの他に、フォーやパンケーキなど温かい食べ物は別途注文できました。初日はやっぱりベトナムと言ったらこれだよね! というわけで、フォー・ガー(鶏肉のフォー)を発注。

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 鶏肉たっぷりで幸せ。

 しかし、この直後、がっつり食べた朝ごはんに胃が驚いたのか、急に吐き気に襲われました。一度部屋に戻り、温かい緑茶を飲んでお腹を落ち着かせることに。
 結局胃が落ち着いたのは7時40分頃。ホテルからツアー集合場所であるオペラハウス近くのホテルまでは徒歩30分ほどかかります。間に合いません。
 仕方がないのでGrab(東南アジア版Uber)を使って移動することにした……のですが、車が捕まらない。

 

  こうなったら最終手段です。
 バイクタクシー。

 

 国にもよりますが、GrabにはGrab Car(タクシー)の他に、Grab Bike(バイクタクシー)を使う事も可能です。ベトナムもGrab Bikeが使えるのですが、到着してからというもの見てきた車・バイク優先社会のベトナム道路事情はなかなかのカオスで、若干の不安を隠し切れません。異国で事故ったらやばいよな……と震えてしまいます。

 

 ……結論といたしましては、乗りました。
 そして、ハマりました。

 

 思ったよりスピードは出ていないし、細い路地でもすいすい行けるので、入り組んだ旧市街でGrab Bikeは移動に最適でした。ヘルメットを貸してくれるので、頭周りの防御は大丈夫です。ただし、緩い交通ルールなせいか安全装置がないジェットコースター的な感覚を覚えたので、ちょっとだけ覚悟が必要です。あと、たまに運転手さんが道に迷うこともあるようなので、目的地を観光地やホテルなどランドマークにした方が無難です。

 一瞬道に迷いかけた運転手さんに「あっち」と指で指示して、ツアーの集合場所には待ち合わせ時間までには到着できました。

 今回も海外一人旅の時はお世話になっているベルトラさんから申込しました。

www.veltra.com

 タンロン遺跡に行ける上にお昼までついてくるツアーは他になかったので、こちらにしました。参加者は私の他に4名いらっしゃったので、情報交換しつつツアー開始です。

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 まずは、文廟。
 孔子を祀ったお廟で、中国の官僚登用試験『科挙』も行われたベトナム最古の大学です。ハノイっ子は受験合格のお祈りをしに行くところだそう。

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 蓮と水連の池を抜け、

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 科挙の合格者名簿を背負った亀さんを眺め、

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 10万ドン札にも描かれている楼門があるエリアを見つつ、

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 お廟を拝見させていただきました。鶴さんも長生きの御利益にあやかって撫でられすぎてて色が変わっている……


 お次はタンロン遺跡へ向かいます。

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 世界遺産になっている昔の王城跡です。

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 古い建築を崩して土台にして、その上に新しい建物が建っているので、掘ったらミルフィーユ状態で遺跡が出てくるらしいです。

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 ガイドさんの説明をふむふむと聞きながら、次はホーチミンさんのご遺体が安置されているホーチミン廟の予定だったのですが、ここでイレギュラー発生です。

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 どう見ても、ものすごい行列。

 建物をぐるりと取り囲む行列を見て、ガイドさんはさらりと「2時間半待ちぐらいですねー」とのたまいました。丁度私がハノイ入りする前ぐらいまで、ホーチミン廟がメンテナンスをしていたということもあって、長蛇の列ができていたみたいです。

 色々聞いてみると、ホーチミン廟の両側に書いてあるのはスローガンだとか、ハノイに来たベトナム人的にはホーチミン廟は行くべきところだったりとか、並んでいる間は給水不可・日傘不可(!)だったりもするそうです。給水・日傘に関しては「並んでいる人は熱中症や熱射病にならないんですか……」と思わず心配になって聞いてみたら「でも、ホーチミンさんに会うのに傘さしてるのは失礼にあたりますから」という答えを聞いて、なんというかもの凄いカルチャーショックを受けました。

 過去の日本も似たようなことはあったでしょう。
 でも、現代の私にはかなりのカルチャーショックでした。

 結局、ツアーにご高齢の方がいたのでホーチミン廟は辞退したのですが、代わりにハノイ大聖堂に連れてってもらえることになりました。あまり暑くない時期にハノイに行けたら、ホーチミン廟はお邪魔できればと思います(※ハノイには四季があるし、冬は寒いらしい)。

 

 ギャップを引きずったままツアーによくある免税店で時間を調整し、ツアーもそろそろ終盤。こちらもお札の裏面に描かれている一柱寺へ行きます。

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 お寺の一部なのですが、蓮のように1本の柱ですっと建っているお堂です。中には観音菩薩様がいらっしゃいました。階段上ってみたらぎゅうぎゅう詰めでご本尊までちゃんと拝めなかったのが悔しい。

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 そして、ツアー内容を一部変更してもらったハノイ大聖堂。

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 歴史を感じる石造りの建物です。丁度ミサの時間だった気がするのですが、中に入って見学させてもらえました。

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 ステンドグラスがきれい。

 

 そんなこんなで一部内容変更も発生したツアーでしたが、ガイドさんの柔軟な対応に助けられてしっかり観光することができました。わがままたくさん言ってしまって申し訳なかった……

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 ツアーについているお昼は地元の人が鍋をつつくお店でフォー・ボー(牛肉のフォー)をいただいてきました。ライムがっつり入れるとおいしい。

 

 そしてこの後、本来のツアーだったら集合場所のホテルで解散なのですが、ちょっとわがままをお願いしてスーパーで降ろしてもらいました。

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 お買い物編へ続く。