変身写真。
それは、女の子の変身願望をかなえるとても楽しい所です。
まぁ、やってみたいじゃないですか。コスプレとかチャイナ服着てみたいとかお姫様ドレス着てみたいとか、なんかこう、色々。
ただ、衣装もねぇ、カメラマンもいねぇ、そもそもこの服日常生活で着た事ねぇ! と、心の中の吉幾三が軽快にラップを始めてしまいそうなそんな状況だと、夢は金の力で解決するしかない訳で。
最近では日本でも花魁で写真撮れる写真館とかできてきたみたい(そちらも気になる)ですが、台湾では結婚写真をどどーんとお家のリビングに飾るという文化の派生からか変身写真もやってくれます。衣装を選んだらメイクさんが本気メイクしてくれて、カメラマンさんが本気カメラしてくれるのです。
そんな、ドハマリする人ならドハマリする(※ブログの中の人は人生3回目)変身写真館に行ってまいりました。
お邪魔したのはこちら。
オーナーが流ちょうな日本語を話されるという事もあって毎度ここにお世話になってるのですが、特筆すべきなのは衣装の量・サイズ・スタジオの種類が多いこと。HP見てたら一部衣装は19号まであるって書いてありました。凄いな。
そんな写真館で、今回は2種類の衣装で写真を撮ります。
衣装選びから撮影完了まで、予定時間は大体3時間なのですが、大概衣装選びにめちゃくちゃ時間がかかります。
GW明けという事もあって、他にお客さんがいなかったから自由度が高かったのがありがたかったです(衣装は先着順なのです)。
ベタだけどチャイナ着ようかなー? と衣装をごそごそしてたのですが、オーナーが「チャイナはこの辺だけど……お友達は違うけど君はリピーターでしょ? またチャイナ着るの? これなら絶対日本では着れないよ。清朝風衣装」とぺろんと出してきた衣装がツボにヒットして、割とすんなり決まりました。
もう一着は友人が既に選んでいた裾がふわっと広がったチャイナ(なのか???)の2種にしました。なんか気付いたら2種類とも中華風衣装にしてた(他にもお姫様ドレスとかエスニックとかゴスロリとか血まみれメイド服とか色々あります)。
ちなみに衣装のイメージが掴めなかったら、オーナーがサンプルの写真集から実際にモデルさんが着てる写真を見せてくれますので、イメージしやすいと思います。
で、衣装着て、メイクさんに付けまつげを二枚重ねにしたものを装着されて、できたのがこれ。
(すみません顔は勘弁してください)
日本人観光客が多いからだろう『令和』パネルを見つけてうっかり手に取ったのがこれ。
なお、撮影中は10cm近いヒール履いてるので、結構足元ガクガク来ます。慣れてない方はご注意を。
思った以上にスムーズに撮影が終わったので、メイクを落として写真館を出たのが2時間半後。このまま近くの大稲埕・迪化街へ。
清朝末期から貿易関係の商店が軒を連ねていたらしく、今でも漢方やお茶やドライフルーツや布市場など、ちょっぴりローカルな香りを漂わせるお店が並んでいます。縁結びで有名な月下老人の廟があるのもこのエリアですね。
レンガ造りの建物がきれいで、リノベーションされてオサレなお店になっている所もちらほら。
パイナップルのドライフルーツを試食させてもらって悩んだり、お茶屋さんでまたお茶を買ってしまったり、布市場で既製品を買うかさんざん悩んで花布を買ったりとお買い物を楽しんでいたのですが、休憩がてらおやつを食べようと寄った屋台(と言っていいのか?)が凄かったです。
アイスが入ったクレープなんです。
アイスは店員さんお勧めの抹茶とピーナッツの2つにしたんです。
中には飴掛けされたナッツを削ったものとアイスを入れるのですが、作ってもらってるのを眺めていたら、店員さんに聞かれました。
店員さん「パクチー入れていい?」
私 「なんだと???」
パクチーは魔法の草だと言い切るパクチニスタとしては黙って居られません。入れてもらいました。
本当にパクチー入った。
食べてみたら、甘いアイスと香ばしいピーナッツの隙間から唐突にパクチーが爽やかな雰囲気を引っ提げて「やぁ」って出てきます。好きな人は許せると思いますが、嫌いな人は心底許せないと思います。ちなみに私的には美味しかったです。
迪化街ではこちらにも行ってきました。
木製品のお店なのですが、365日の誕生花的なものをレーザープリンタで刻印したキーホルダーを作ってくれるお店です。Twitterで見かけて一目ぼれして、ずっと行きたいと思ってたのです。
誕生花のキーホルダーに誕生日とお花の名前、あと自分の名前を刻印したチップ、更に選べるワンポイントチップの3つを繋げてくれます。文字の部分はフォントサンプルから選べますよ。ホルダー部分も2種類から選べました。
(※名前部分は消してます)
私のは、誕生花だそうな「ニイタカシラタマ」に、英語で日付と花の名前、あと日本語漢字で名前を彫ってもらいました。フォントは日本語版のがあんまり可愛くなくて、中国語用にあったのを使えるか聞いてオーダー。
あと、チップは「タピオカミルクティーもあるよ!」という店員さんに「台湾言うたらこれだよ!」と電鍋にしました。
とにかく気さくでにこにこ接客してくれるお兄さんに20分ぐらいでできるよ! と時間を発注書にメモしてもらって、少しお買い物をしてから受け取ってきました。
お買い物も終わって、更にここから中山まで歩いたのですが……流石に足が死にました。
見るからにぐったりしている友人を横目に、ここまで超王道のアレも食べてないしな……と思い、小龍包を食べにこちらのお店へ。
個人的には中正記念堂の裏にある小龍包専門店が大好きなのでめっちゃ行きたかったのですが、流石にあそこまで行くのは遠すぎた……。
と言っても、ここも十二分に美味しいです。
日本だとあまり見かけないヘチマと海老の小龍包もあるよ!
賽の目切りにされたヘチマと海老が歯ごたえあって美味しい。
ご飯を食べた分だけ回復したので、もうちょっとだけどこか行こうと西門町へ移動。
何気に行けてなかった西門紅楼もちゃんと見れました。
中の雑貨屋は若手のアーティストさんのお店が多いみたいで、雑貨好きとしてはとんでもなくテンションが上がります。
紅楼の前では週末の夜はちょっとしたクリエイターマーケットみたいになってました。こちらをぶらぶらするのも楽しい。
この後ホテルに戻ったのですが、疲れた友人をよそにもうちょい夜遊びしたいがために別行動取らせてもらいました。
まずは煮珍丹の黒糖タピオカミルク!!!と思ってお店に行ってみたらまさかのタピオカ売り切れだったので、大人しく50嵐でタピオカミルクティーを買って、ホテル近所のマッサージ屋へ。
ぱっと見ローカル館半端なくて入りにくいのですが、ホテルの地図でも紹介されてたので、いいとこなんだろうなと気軽に入店。
フットマッサージ35分599TWDという他店よりもちょっと安いというだけでなく、普通に施術も気持ち良かったです。痛くなかった。
あと、施術後のお茶がお茶どころの騒ぎではなかった……小龍包とタピオカでお腹いっぱいだったからあまり口にできなかったけど、多分ハトムギと思われるお粥があっさり甘くて美味しかったよ……