旅に出たいが口癖

路地裏とご飯に食いつきがちな旅好き人間が旅行後の備忘録に書くブログ。不定期更新です。

5/5 ぶらぶら静岡旅(クレマチスの丘編)

 静岡旅2日目。ホテルの朝ごはんをいただいて、外へ。

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 昨夜の雨はどこへやらという快晴で、富士山が見えました。ただし、この後富士山方面は厚い雲に覆われていて、姿が見えたのはこの時ぐらいでしたが。
 この日は大好きな美術館であるクレマチスの丘へと向かいます。
 南口にあるホテルから、踏切を越えて北口方面へ。駅を背にして左側に無料送迎バスの停留所があります。ゴールデンウィーク中という事もあってか、長蛇の列ができていました。

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 なんとかバスに乗り込み、道中の建物や道路の説明をしてくれる運転手さんのアナウンスを聞きながらクレマチスの丘へ。

www.clematis-no-oka.co.jp

 ここは美術館や庭園、レストランがある複合施設です。美術館・文学館等だけで4つ(その内IZU PHOTO MUSEUMは改装中のため閉館していました)、四季折々の植物が植えられているのでどのシーズン行っても目が楽しいです。
 ちなみにHPからメルマガ登録しておくと、メルマガに割引券がついてきます。

 今回は2館入場チケットを購入し、まずは『ヴァンジ彫刻庭園美術館』へ。

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 彫刻関係が多い美術館は、建物が自然光を沢山取り入れても作品保護の観点に問題ないので、開放的な建築物が多い気がします。窓が大きいし、屋外にも作品が置ける。

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 逆に窓が無いエリアはこれはこれでとても雰囲気がある。

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 特別展がディック・ブルーナ展だったので、あちらこちらにミッフィーちゃんがいました。作品をいろんな角度から満喫して、併設の庭園へ移動。

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 芝生のあちらこちらに花々や彫刻が点在しているので、意外と歩き回ってしまいます。スマホをかざしたまま移動する亡霊のような動きをしつつ写真を撮りまくり、出口へ。
 お昼ご飯は施設内のレストラン『ristorante PRIMAVERA』でいただきました。
 ここ、庭園出口のすぐ近くにあるのですぐに満席になってしまうのですが、向かいにミュージアムショップがあるので、待っている間も時間を潰せます。ありがたいことに席の準備ができたらアナウンスまでしてくれます。

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 水をかけたら膨らむ圧縮タイプのおしぼりに驚いている内に、注文した富士山サーモンピザがやってきました。

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 おいしい(おいしい)。
 大食いなので1枚ぺろりといけてしまいました。味がぎゅっとしたサーモンにクリームソースと玉ねぎとケッパーが美味しかったです。
 ご飯を食べて満足したので、もう一つの美術館『ベルナール・ビュッフェ美術館』へ向かいます。
 こちらは、レストランから歩いて十分ほどある駿河平自然公園の隣にあります。てくてく歩いて、マイナスイオンの中、出現する吊り橋を2本渡り……

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 緩い坂道をちょっとだけ歩いて、着きました。

 ところで、美術館前にある蝶の彫刻が、なかなか怖いです。

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 こちらの美術館は、戦後活躍したフランスの画家ベルナール・ビュッフェの作品を展示したところなのですが、圧を感じる力強い直線と、全体的に暗色が多い色彩にちょっとざわざわしました。

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 ちなみにこっちにもディック・ブルーナ氏の特別展があり、ミッフィーちゃんがこんにちはしてました。

 この後、2館一気見という贅沢に更にプリンを食べるという贅沢をプラスし、満足したので今日のお宿がある掛川へ移動します。普通電車で2時間ほど揺られて行こうかと思ったのですが、丁度良い電車が無かったので新幹線を利用。45分程度で着きました。凄いや技術の力。
 お陰様で思ったより早く着いてしまったので、ここで気付かなくていい「……もしかしたら、資生堂アートハウスにも行けるのでは?」という思いつきをしてしまい、タクシーに飛び乗って行ってきました。

www.shiseidogroup.jp

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 資生堂の工場の隣にある、無料で見られる美術館です。
 どうも建物が好きでついつい行ってしまうのですが、展示は充実しているし、小さなミュージアムショップもあってご当地香水であるお茶の花を使ったコロンや、資生堂パーラーの焼き菓子も買えたりします。
 行った時期は版画をテーマにした展示をしていたので、手法などの解説も読みつつ閉館間際の貸切状態を満喫してまいりました。

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 ……ちなみに、帰りは駅まで20分ぐらいかけて徒歩で戻ったので、普通に行かれる方はタクシーを呼ぶのをお勧めします。