旅に出たいが口癖

路地裏とご飯に食いつきがちな旅好き人間が旅行後の備忘録に書くブログ。不定期更新です。

12/15-③ 馬(船)で巡る日月潭(日月潭)

 紙教堂から出た直後、バス停の場所が分からず、うっかり迷子になりかけた所を現地のおばちゃんやお姉さんに助けてもらう……という一大ハプニングを繰り広げた後、無事に日月潭行きのバスに乗れました。その割にはタイムロスもなく、一時過ぎには日月潭に到着。
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(台中との往復便もある南投客運のバス。Easy cardで普通に乗れました)

 バス停から歩いて5秒のところに南投客運さんのチケット売り場があったので帰りのチケット(100NT$)と時刻表をゲットして、ようやく一服……と、バス停から少し離れたところでガイドブックを開きながら煙草を口にくわえた時でした。
 隣からすっと差し出されるライター。
 見れば、優しそうなマダムがいました。ありがたいのですがライターは普通に持ってるのでそれを見せながら「謝謝、無問題」と伝えたところ……
 「日本の方ですか?」
 なんと、同じく観光客の方でした。聞けば、関西から一人旅で今から台北へ向かうとのこと。台北日月潭間はバスで四時間ほどかかります。パワフルなマダムです。
 「貴女、これから日月潭行くん?あれやで。浜名湖。日本で言うとこの浜名湖に似てるわー」とバリバリのネイティヴ関西弁で仰るマダムのお話としばらくお喋りを楽しんだ後、観光エリアに向かいました。
 レンタル自転車屋さんが軒を連ねる坂道を下って、途中道に迷って休憩中のタクシーの運転手さん(らしき)おじちゃんに道を聞きつつ、ようやく湖畔へ。
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 浜名湖っぽさは特にない気がする。

 日月潭といえばサイクリングか遊覧船でのクルーズがメインとなるのですが、まずは腹ごしらえに湖畔のホテルに併設されたレストランへ。
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 中国語メニューは食材がなんかの味付けになってるって書かれてるパターンが多いので、ニュアンスで分かるのがいい。
 昨夜お肉だったからとお魚のフライを頼みました。セットで飲み物が付いてくると言うので、日月潭名物だという紅茶(紅玉18号)をオーダー。
 昨日のお昼と同じボリュームだったらどうしようとドキドキしたのですが……
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 杞憂でした……というか、マグが変化球すぎて、その発想はなかった(原住民モチーフのご様子)。
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 ご飯にキムチみたいな辛いお漬物に、豚肉のスープ。
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 お魚は熱々のカリカリでしたし、筍のにんにく塩炒めと豚そぼろとしょっぱく炊いた椎茸が絶品でした。特に椎茸が肉厚で美味しかった……

 ゆっくりご飯をいただき、さてどうしよう……とレストランの外に出ると、出口の真横に遊覧船のチケット売り場が。なんとも商売上手です。
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 二ヶ所巡れるし、二十分に一本は船があるよ!
とおじさんに説明されて、チケット購入。乗り場は二番だよ!No.2!と親切に教えてもらって船着き場に行くと……

   \船です/
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 ……船から馬が生えてました。
 いや、確かに船会社「馬頭遊艇」だけど……他者さんと温度差ありすぎません? 絶対乗り間違いないからいいけど。
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 (比較)
 ……ちなみにこの馬船、貸し切り用はプリンセス号と書いてあるのですが、やはり馬でした。
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 ツッコミポイントを多く抱えつつ、出港。
 まず向かうのは三蔵法師ゆかりの玄光寺エリア。
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 地味にしんどい階段を上って……
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 お寺さんです。モザイクが雑ですまない。
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 ちゃんと三蔵法師パネルもありました。

 続いて、原住民の文化村までケーブルカーで行けるエリア……なのですが、
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 人の多さにそろそろ疲れてきました。
 本当は文化村行ったり、港周りは色んな屋台もお土産屋さんもあるので楽しく遊びたかったのですが、体力がなくなってしまいまして。なさけない。
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 屋台で甘い紅茶を買って、バス停のある港に戻ります。

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 水上や小高いところから見る日月潭は、山並みが水墨画のようで日本の風景とはまた違った感じの自然の優しい色がありました。
 今回は船での移動だったけど、自転車をレンタルしたらまた違った楽しさがあると思います。
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 ただし、高低差がある分、坂や階段が多いエリアの印象が。体力をつけねばです……。