旅に出たいが口癖

路地裏とご飯に食いつきがちな旅好き人間が旅行後の備忘録に書くブログ。不定期更新です。

12/19-② 最後まで美味しい旅(新千歳空港)

 午後2時頃。
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 若干の遅延はしましたが、無事に新千歳空港へ戻ってきました。
 小腹が空いたので遅めのお昼ご飯を食べます。
 相変わらず暖かい通り越して暑い館内をふぅふぅ言いながら徘徊し、ゆったり座れそうなお店へ。

www.google.com

 小樽のビアホールが発祥のレストランです。ここまで来たら、最後の最後まで小樽を満喫しようではありませんか。
 だけど、まだ北海道の美味しい物を全然食べきれていない気がする……ザンギも食べてみたいし、スープカレーも食べなかったし、チーズ系も足りてない。

私「カレーとチーズのオムライスください。あと、ザンキ1個」

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 はい、どーん。
 結局、小腹を満たすレベルでは無いご飯を頼んでしまいました。あと、カレーは確かにカレーだけど、スープカレーではないよね。
 カレーはスパイスが効いていて、濃厚なチーズクリームやふわとろ卵との相性ばっちりでした。あと、ザンギも小樽の有名店とのコラボっぽかったのだけど、ジューシーで美味しかったです。
 満腹どころかはち切れそうなお腹をさすりながら、お土産屋さんを物色します。

snows-winter.com

 スノーサンドを発見したので、お土産に買いました。
 一度ご縁があっていただいたことがあるのですが、ラングドシャの中に蕩けるチョコレートを入れた冬限定のお菓子だそうです。チョコやクッキーなどでは美味しいお土産物が多い北海道ですが、気付いたら新しいお菓子が生まれているので飽きません。
 あと、新千歳空港は限定ショップや商品も多いみたいで、遊びに行く前から「JAびえいのパンが焼きたてで美味しい」「空弁の種類が豊富」などなど美味しい情報を沢山いただいたのですが、本当に凄い行列だったので断念しました。悔しい。
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 他にもちょこちょこお土産を買って、飛行機のチェックインカウンターが開いたので一部荷物を預け、最後に確認しておきたかった場所をチェックすべく最上階へ。

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 新千歳空港には温泉がある。
 ここは時間があったら行ってみたいなと思ってたのですが、今後に回すとして……

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 映画館とゲーセンがあるとは聞いてなかった。
 最早でっかいショッピングモールですやん。
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 これは1日たっぷり遊べそうだなぁ……と思いながら、搭乗口へ戻り、飛行機に搭乗。

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 あっという間に成田に着きました。
 大変楽しい2泊3日でした。やっぱり遠出は楽しいな!

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【おまけ】
 12月中旬より、Peachさんは成田・関西行きの便で『旅くじ』の販売を開始しました。
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 料金5,000円で、くじを引き、くじに指定された路線での購入用に5,000円+α分のピーチポイントが購入できます。要はエリア限定の割引チケットです。
 更に、くじにはミッションが書かれていて、そのミッションをクリアした旅行記を専用サイトに投稿すると、毎月1名様にピーチポイントがプレゼントされるというシステム。
 運試しが含まれた旅行、ちょっとワクワクしてしまいますね。

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 そんなわけで、買いました(ストッキングはおまけでついてきた)。
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 機内Wi-Fiから機内専用サイトに入り、注文。
 お支払は現金可。購入すると、CAさんが沢山のガチャカプセルが入った透明な袋を持ってきてくれます。
 その場で引いて、開けると……

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 ま さ か の 新 千 歳 再 び 。

 しかも、ミッションは『シメパフェ』です。
 がっつり札幌市内観光がミッションに組み込まれてる気がしますが、札幌って時計台とすすきの以外の観光地全く知らない状態だったので、頭真っ白です(すみません)。
 「わー! また札幌いらしてくれるんですね!!」とニコニコするCAさんの横で、どんな旅行にしたろか……と、思わずプランを組み立ててしまいました。

 ちなみにこのブログを書いている1月22日現在、既にチケットは予約してしまっています。
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 オミクロン株が蔓延してしまったため、ちょっと先が読めませんが、早く下火になってくれと祈るばかりです。

12/19-① 本を抱えて坂を下る(小樽市内散策)

 8時頃起床。
 昨日沢山歩いたせいか、ふらふらしつつ朝食会場へ。
 すぐにスタッフさんが窓際の席を案内してくれました。
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 流石お洒落ホテル。ダイニングも大変お洒落です。
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 天井までお洒落ってどういうことなの。
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 朝ご飯は外国人向けホテルだった時代を意識して、アフタヌーンティーの雰囲気を出した洋食のセットでした。道産食材をふんだんに取り入れているところが好感度高い。ちょっとずつ食べられるのが嬉しいけど、意外とボリュームもありました。
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 周囲はカップルや女性同士の旅行者が多め。のんびりぼんやり優雅にご飯を頂き、お部屋に戻りました。
 チェックアウトぎりぎりまでゆっくり荷物をまとめます。
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 どーでもいい話ですが、北海道の2重窓をフル活用して、溶けそうなチョコレート菓子入りの鞄を窓と窓の隙間に入れておいたら、キンキンに冷えてました。
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 チェックアウト後は1時間だけホテルに荷物を預かってもらって、最後の散策へ。
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 昨日できていなかったホテル周辺を巡ります。

 ホテルから緩やかな坂道を5分も登らない内に……
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 旧日本銀行小樽支店に着きました。現在は金融資料館となっています。
 こちらにお邪魔した最大の目的は、ずばり建物。
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 東京駅を設計した辰野金吾氏やお弟子さんなどが手掛けた煉瓦造り2階建て、モルタル仕上げとなっております。
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 現在は入れない正面入口は両サイドにつららが剣の如く刺さってて、こんなでかいつららできたのか……とビビりました。
 右手側に回って、中へ入ります。
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 中は、金融・銀行の仕組みや日本銀行の仕事が、パネルで分かりやすく紹介されていました。
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 裁断された古紙幣を使った彫刻や、お札の印刷見本もありました。
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 トンボがある……(うっかり頭をよぎる漫画用原稿用紙)!
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 金庫などもしっかり拝見しました。

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 金融資料館を出て、向かいに気になる建物を発見。
 こちらは市立小樽文学館・美術館。帰ってきてWikipedia先生で調べて知ったのですが、市町村立の文学館としては国内初の施設だそう。
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 あと、入ってすぐに学校っぽい建物だな……って印象を持ったのですが、小樽市分庁舎(旧小樽地方貯金局)も兼ねているみたいです。
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 入口で入館料を支払い、来館の記名をして、いざ。
 小樽には伊藤整氏、小林多喜二氏などゆかりの作家さんがいらっしゃるのは知っていたのですが、常設展部分では作家さんごとに小さなブースがあり、分かりやすくまとめられていました。伊藤整氏の書斎が再現されていて、資料の山の中に埋もれるようにして作家活動をされていた先生の姿が想像できました。体固まらないかな……って心配になるレベルで作業スペースが小さかった。
 文学館では古本ドネーションという、任意額を募金して好きな古本をお礼として貰えるスペースもありました。いい仕組みだなー!
 元々寄付はしたいと思っていたので、本を物色し……
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 川端先生の『雪国』を頂戴しました。
 どうでもいい話ですけど、拙宅には台湾の誠品書店で買ってきた繁体語版と、国内の本屋で買った文庫の『雪国』が既にあります。意図せずして増えていく『雪国』コレクション。
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 他にも文学館オリジナルの文豪マステとか、小林多喜二氏の『蟹工船』マステとかもうっかり買いました。台詞のパワーが強すぎておいそれと使えない……。

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 ホテルに戻って荷物を回収した後は、駅に向かうのですが、その前にちょっとだけ寄り道。
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 ローカル感が良い感じの商店街を歩いて、小樽最後の目的地へ。

www.google.com

 北海道で最初にアイスを出したアイスクリームパーラーさんです。
 壁に貼られたメニューを見ていると、期間限定の洋梨モカのパフェたるものを見つけたので、注文。
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 シロップ煮の洋梨と、コーヒーでアフォガード風にしたソフトクリームの組み合わせが美味しい。生クリームやアイスがびっくりするぐらい美味しいのは、やっぱり新鮮なミルクを使っているからでしょうか。
 冬の期間は鍋焼きうどんも出しているらしく、お昼に食べてらっしゃるお客さんも見かけました。鍋焼きうどんの後のアイスクリームも幸せになれそうです。

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 パフェをいただいて、小樽駅へ戻ってきました。
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 よく見たら、ホームにも北一ガラスさんのランプがあるのですね。おしゃれ。
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 雪まみれの電車に頑張ってもらって、空港へ向かいます。
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 行きは夜だから気付かなかったけど、海沿いを走っていたのですね。
 電車は途中信号トラブルで遅延もありましたが、少し早めに小樽を出たこともあって、問題なく空港へ戻って参りました。

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 次回、北海道最後のご飯をいただきます。

12/18-③ 夜景と寿司と異国情緒(小樽散策)

 三号館 北一ホールを出て、通りを更に南下。
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 大きな十字路の角にとてもお洒落な洋館風の建物がありました。
 こちらが泣く子も黙る有名店・LeTao本店です。

www.letao.jp

 思った以上に大きくてお洒落でびっくりした。
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 お買い物しても良いのですが、それよりも道路の向こう側にあるこれまた小洒落た建物も気になるので、まずは横断歩道を渡ります。
 オルゴール堂でした。

www.otaru-orgel.co.jp

 入ってみると愛らしい国産オルゴールから、本格派の貴方も大満足な大判の物まで様々なオルゴールがありました。ここも倉庫をリノベーションしているのか、広い空間と回廊のような二階部分が歩いてて大変楽しかったです。
 一瞬オルゴール欲しいな……とは思ったのですが、拙宅に置き場所がないので断念。その内素敵なジュエリーボックスが付いたオルゴールをお迎えしたいものです。
 オルゴール館を出ると、外は夕暮れ。
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 素敵な時計を発見。
 こちら、カナダはバンクーバーの繁華街・ガスタウンにあるガスクロックの兄弟機(?)だそうです。

youtu.be

 バンクーバーのガスタウンについては、こちらのYouTuberさんのご案内が分かりやすいと思う(しれっと推しを紹介していくスタイル)。
 この時計と夕暮れ、道路の向こうのLeTao本店の風景をあわせると……
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 写真の腕がない私でも、異国情緒あふれる素敵な写真が撮れました。
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 というか、小樽の観光地全体的にリノベ物件も多いし、昔の街の素敵なエッセンスを観光資源に活かす力がとても強い。季節を変えて景色を見たくなる、そんな街です。

 道路を渡ってLeTao本店で限定商品をお土産にいくつか買い、ついでにお隣にあった六花亭で自分用のおやつをしこたま買い込んだところで時計を見ると、5時ちょっと前。今夜はお夕飯にお寿司屋さんを予約していたので、ホテルにチェックインへと向かいます。
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 途中通りがかったLeTaoパトスで念願のチーズケーキをいただくのも忘れません。
 クリーミーな層と、チーズ感たっぷりな層と、ふわふわスポンジが美味しいすごくすごくよいチーズケーキでした。
 関東でも食べれるだろって笑われそうなんだけど、拙宅レアチーズケーキ嫌い多くて買えないの……あと、本当は本店で食べたかったんだけど、結構並んでいたので今回はパスしました。

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 帰りに除雪車も見かけたよ。
 お仕事ありがとうございます。

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 その後、ホテルに戻ってチェックイン。
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 ウェルカムドリンクがバーでいただける仕様。
 それだけでもお洒落だというのに、どこを撮ってもお洒落が止まらない素敵なリノベがされています。
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 お部屋はちょっと薄暗いのですが、こちらは枕元のスイッチを捻ったら明るさ調節できるというのを翌朝になって気付くというホテルあるあるのせいで、夜中はずっと間接照明多めの目を酷使するスタイルでお送りいたしました。ちょっぴり悔しい。
 ただ、こじんまりとしたお部屋ですが居心地が良いレイアウトになっていて、快適に過ごすことができました。

 荷物を整理して、お茶をちょっと飲んでから予約しておいたお寿司屋さんへ向かいます。
 今回予約したのはこちら。

s.tabelog.com

 わざわざ予約したのは緊急事態宣言が明けて、旅行する人が多くなっただろうから夕食難民になるのは嫌だなって思ったからです。お店は食べログでお一人様予約を受け入れてくれるところで、美味しそうだなって思ったお店に決めました。

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 お店の引き戸を開けると、店員さんがすぐに迎え入れてくれて、カウンターへと案内してくれました。
 そして、そこで、気付く。

 客、私ひとりやんけ!!!!!!!!

 予約したのは6時。
 そんなに早い時間ではないと思うし、街中歩いてて観光客っぽい人結構たくさんいたんだけど??? 全員夜は札幌に帰ったの???? と不安になるレベルでお客さんがいない。
 とは言え、普通にカウンターに並ぶお魚たちは新鮮そうで美味しそう。メニューをさっと見てお勧め握りのセット(4,800円)を注文しました。お酒は飲めませんので、熱いお茶をいただきました。
 そして、来たのが、これ。
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 上列左から時計回りに、ひらめ・大トロ・ホタテ・ボタンエビ・数の子・いくら・ウニ・あわび・タラバガニ・シャコ・イカ・北寄貝となっております。なお、イクラはミニイクラ丼になっております。
 大枚をはたいた甲斐がありました。
 贅沢です。大変贅沢です。
 カウンターの向こう側の店主らしきおじさまとお兄さんに見守られつつ、めっちゃ緊張しながら北寄貝をいただき……悶絶しました。ついでにこれで普通に緊張が解けました。
 どれもめちゃくちゃ美味しかったのだけど、特にびっくりしたのはホタテ。実はあんまり好きじゃないのですが、物凄く甘くて繊維の粒々も分からないくらいしなやかで意味分からなかったです。
 あと、イクラがお店で味付けされてるとのことで、塩加減がいいんじゃないかな……味も弾け具合も絶妙だった。
 もぐもぐ食べながら職人のお兄さんとちょびちょびお話をし、「最近温暖化の影響かウニとか北寄貝の量も質も落ちてるんですよね……」というお話を聞きながら、完食。
 リミッターが外れたので、ここでもう一点、どうしても食べたかったけど価格にビビッて悩んでいた一品を注文しました。

「すみません。追加で鮭児ください」

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 鮭児(お値段なんと1貫1,500円)。
 これはこれで滅茶苦茶凄かったです。鮭なのに鮭じゃなかった……脂の乗りと甘さが異次元。
 そもそも鮭児って高級ブランド鮭ってことしか知らなかったのですが、伺ったお話によると、普通鮭が生まれた川に遡上してくるのは繁殖期の時なのだけど、鮭児は繁殖期に適する年齢の前に上がってきたため卵や精巣が成長しきっていない個体なのだそう。その分、体の方に栄養が蓄えられているので、脂がしっかりのっているのだそうです。
 これは凄いものを食べてしまった……と思いつつ、しっかり満腹になったのでお会計をお願いして、気付きました。

 ご飯、30分で終わっちゃった(´・ω・`)

 過去にお昼を早食いしなくちゃいけない仕事についてたせいか、職業病として早食いが染みついてしまっているのです。
 こんなところでも出てしまうとは(´;ω;`)
 なんか逆に申し訳ない気持ちになりつつ、美味しかった事はしっかり伝え、お店を出ました。お店のお兄さんもお姉さんもフレンドリーで良いお店だった……。

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 ご飯の後は、ホテルに帰る道すがらちょっと寄り道をして観光地の夜景を見て帰りました。
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 運河では橋も青色LEDが輝いてて、幻想的な感じの写真が撮れたり。
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 旧三井銀行小樽支店の壁面ではプロジェクションマッピングをしていたり。
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 パウダースノーのせいか見かけなかった雪だるまを作っていらっしゃるお店があってほっこりしたり。
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 似鳥美術館の夜の外観を舐めるように眺めたり。
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 まだまだ歩き足りない!!! と思っていたのですが、ここにきて体が冷えたのか脂に負けたのかお腹が痛くなってきたので、ホテルに駆け戻りました。

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 温かいお茶と買ってきた六花亭のバターケーキで一息ついて、この日は終了。
 早いもので明日はとうとう最終日です。

12/18-② 急に悪役令嬢になってもいいじゃない(小樽散策)

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 美術館で目と脳が満腹になったところで休憩したくなったので、お店を求めてそぞろ歩きを開始します。
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 小樽にいる間はとにかく頭回りが寒いので、ずっとフードを被っていました。南関東では不要な装備がここでは必須。帽子があると便利かもしれません。
 似鳥美術館の外観をガン見しながらてくてく歩いて……
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 運河に出ました。
 日本唯一の海岸の沖合い埋め立て式の運河だそうです。小樽港の荷量が増えた時期に造られたものとのこと。今では小樽を代表する観光地です。
 周囲を見渡してもぱっと見喫茶店とか無さそうな雰囲気なので……
橋を渡って、倉庫街へ行ってみました。
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 意外と何もない。
 いや、びっくりドンキーとか居酒屋はあるんだけど、なんか今がっつりびっくりする気分ではない。
 仕方がないから戻ろうかと思っていたところ、なんか倉庫をお洒落にリノベーションしてそうなお店を見つけました。

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otaru.gr.jp

 入ります。
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 喫茶店というよりも、料金を払ったらフリードリンクがついてくるタイプののんびりスペースみたいな感じのお店です。開いてすぐだったのか、お客さんが私ともう一組ぐらいしかいない。
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 フリードリンク代と別料金のえびすかぼちゃのシフォンケーキを頼みました。コロナ対策なのか元々なのか紙コップとドリンクサーバーなのがなんか惜しい。
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 せっかくなので窓際席を陣取って、地図を確認します。一番の目的は果たしたので、後はLeTAOの本店とか気になる……と、コーンポタージュを3杯ほど飲みつつ考えながら、作戦会議終了。
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 ちなみにお店にはハンモックスペースとかあったんで、本当にのんびりできそうでした。女子旅で友達とお喋りし倒したい時とかに良さげなお店。あと、ホームページ見たら夜とかいいみたいですね。周辺のお店の雰囲気からも察するに、夜の方が元気な通りなのかもしれません。

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 お店を出て運河側に戻ってきたので、写真を撮りながら移動します。
 道中、ほぼほぼノーマークだった『北一ヴェネツィア美術館』が気になってしまったので、入ります。

venezia-museum.or.jp

 小樽ってやけにガラス細工のお店が沢山ある印象だったのですが、古くはニシン漁・交易で栄えた小樽での生活を支えるのに必要だったと知ると、納得がいきます。ガラスの浮き球や石油ランプは必需品だったわけですし。
 展示自体はヴェネツィアンガラスのキラキラした感じと、貴族の館の広間とか食卓とかのインテリアが物凄くボリューミーでお腹いっぱいになりました。
 ぐるりと回って、トイレ借りて次の所に行こうかな……と思った時です。
 貸衣装がある。
 余談ですが、ワタクシ貸衣装大好きなんです。己の中に眠る変身願望と言うか、様々な職業に変身する魔法少女ものに憧れた子供時代と言うか、普通に世界の色んなお衣装大好きとか何かもうそういうやつが露出する瞬間とでも申しましょうか。
 おかげさまで、台北行く度に大枚はたいて変身写真(本気衣装と本気メイクと本気カメラで化けれる楽しい場所)に行ってしまうぐらいには好きです。
 ご案内を読んでみると、貴族風ドレスと一番安い写真代で3,000円いかないぐらい。居酒屋1回分ぐらいの価格で、昨今流行りの(?)転生悪役令嬢になれるようです。
 やるしかないじゃん、こんなの。
 いかにも気になってる素振りをしている私を見て、スタッフのお姉さんが声をかけてくれたので、そのまま即決で体験してみることにしました。
 イタリアのドレスメーカーさんに特注して作ってもらってるのだそうなドレスは、20種ほどのドレス(衣装によって対応サイズは異なる)が選べます。男性用とか、カーニバル衣装とかもある様子。
 今回私が着たのは18世紀頃のロココ風のデザインとなってます。衣装の他に、アクセサリー(帽子とイヤリングとネックレスと手持ちの小物)もレンタル内に入ってます。時間があったのか、スタッフさんが複数出してくれるので選べました。あと、着替え前にちょっとだけ化粧直しをする時間もいただけました。何この神対応
 なお、感染対策としてはこちらは写真を撮るまではマスク必須、衣装の着付けのお手伝いや撮影をしてくれるスタッフさんはマスクにフェイスガードを装着してくれています。
 あれよあれよと言う間に横に広がりがあるペチコートを装着してもらい、ドレスをいい感じに着付けてもらい、足元もヒールをお借りして……
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 悪役令嬢一丁上がりでございます。
 ちなみに手に持っている扇子はこれもレンタル代に含まれている選べる小物の一つで、他にもヴェネツィアのカーニバルの時のマスクとか、ふわふわの小物とか、ペストマスクとか沢山ありました。一瞬ペストマスク悪役令嬢になったら、ブログやSNSに載せる時に顔消し処理しなくて楽なのでは? と思いましたが、雰囲気違いすぎるだろと止めておきました。
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 スタッフさんのカメラで撮影をした後は、自分の携帯での撮影もOK(動画不可)とのことだったので、ありがたく沢山自撮りをさせていただきました。
 お客様少ないタイミングでお邪魔したのが良かったのか、しっかり満喫させていただき、衣装をお返しして写真を受け取ったら更に移動。
 お土産屋さんやガラス細工のお店や洋菓子屋さんが急激に増えてくる通りに入り、続いての目的地である『三号館 北一ホール』へ。

kitaichiglass.co.jp

 ここには沢山の石油ランプで照らされた何とも雰囲気が良いカフェレストランがあるのです。
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 先着順のご案内のため、30分ほど並んで、中へ。
 料金は先会計。注文したものはカウンターで自分で受け取り、食器も自分でお戻しする食堂スタイルです。
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 先ほどまで貸衣装で大興奮してしまっていたので、クールダウンすべくおやつにミルクティー味のソフトクリームをいただきます。
 濃いミルク分と豊かな紅茶の香りが大変美味しゅうございました。
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 内装は倉庫をリノベーションしたこともあって、木をふんだんに使った重厚な雰囲気。そこに石油ランプの柔らかな光が当たってとっても素敵です。ストーブがあるので火を見ながらぼんやりできるのもとてもよい。
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 時期がクリスマス近いからツリーもありました。
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 のんびりと一息ついて、更にお散歩を続行します。

12/18-① 雪の中、美術館へ(小樽芸術村)

 朝8時頃起床。
 眠すぎて頭がふわふわしている中、何とか身支度を整えて朝ご飯を食べに食堂へ。
 実はこの朝ご飯を楽しみに初日のお宿をドーミーインにしていました。
 ドーミーインの朝ご飯はビジネスホテル価格なのに凄く豪華で、ホテルによってご当地メニューがあるのが売りです。小樽の場合は自分で作れる海鮮丼。
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 ぼんやりしすぎててバイキング会場の写真は取り忘れましたが、海鮮丼のお刺身はサーモン、マグロ、イクラ、タコ、ニシンなどがありました。サーモンとイクラの二色丼を作る方が多かったようなのですが、イクラを沢山食べられない体質なので、タコ・サーモン・ニシン・イクラの四色丼にしていただきます。他にも野菜や小鉢をちょこちょこと取ってきました。
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 駅前の雪景色を眺めながら、いただきます。
 お刺身が全体的に美味しいです。特にニシンは名産品ということもあるからか、やけにおいしく感じました。軽く酢漬けにしてると思われるのだけど、トロ感が凄かった。
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 海鮮丼を完食後、もうちょっと行けるなって思ったので、デザートに果物と北海道ではメジャーだそうな乳酸菌飲料ソフトカツゲン』たる飲み物も頂戴しました。フルーツ牛乳感のあるピルクルみたいな味がする。

 ご飯の後は10時のチェックアウトにあわせて荷物をまとめて、出発。
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 この日はクリスマス前から始まっていた大寒波に伴い小雪どころか結構な雪がちらついていたのですが、足元の装備をちゃんと整えていたおかげで快適に歩くことができました。
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 あと、小樽は戦前まで『北のウォール街』と言われる大都会だったものだから、ちょっと歩くだけで素敵な歴史的建造物に出会えます。オタクと言うにはおこがましいけど愛好の者といたしましては、歩いてるだけで興奮してしまいます。
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 ふわふわのパウダースノーにダイブしたくなる子供心を押さえながら15分ほど歩いて……
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 本日お世話になるホテルに到着。

www.hotel-unwind.com

 このホテルも北海道初の外国人専用ホテルとして建築された『旧越中屋ホテル』だったところをリノベーションしたブティックホテルとなっております。お宿を探してる時に一目惚れしてしまったのです。
 チェックインは3時からのため、荷物だけ先に預けて、ホテルのお向かいにある目的地へ。
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 旧三井銀行小樽支店。

www.nitorihd.co.jp

 運河にも近い『小樽芸術村』の中にある歴史的建造物です。『小樽芸術村』自体はお値段以上でお馴染みのニトリホールディングスによって運営されています。
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 早速中に入ってみると、昔は銀行の窓口などがあったと思われるスペースは広いホールとなっていました。後付けされたのかはわからないけど、ステンドグラスの光も入って素敵なホールになっております。
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 丁度入った時間に天井を活用したプロジェクションマッピングが行われるとのことだったので、見ていくことにしました。
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 春夏秋冬をイメージした万華鏡のような映像が綺麗。

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 他にも2階や厳重な扉が印象的な金庫、地下の貸金庫も見ることができるので、ぐるりと回っていきます。
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 棚が特殊すぎて金庫が座敷牢に見えてしまう。
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 2階ではお取引先様との商談に使う豪華な会議室や、当時の小樽の取引品が陳列された棚などを見ました。

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 地下の貸し金庫は預かった大切なものに結露がつかないよう、金庫の周りにぐるりと回廊を作って二重窓のような構造になっていました。北国ならではの構造にワクワクしてしまいます。
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 建物だけで酔っぱらえるぐらい満足したのですが、このテンションのまま、すぐお隣のステンドグラス美術館へ向かいます。

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 外に出たら晴れてた!!!
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 この日は日中、ありがたいことにお天気に恵まれたのですが、お日様に照らされてキラキラ光る雪がとっても眩しくて、素敵でした。
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 はしゃいで雪に手を突っ込む雪無し県民。
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 パウダースノーが手にびっしりとついて、すぐに溶けてしまいました。めちゃめちゃ寒いので、慌てて手を拭いて手袋を装着。

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 続いてお邪魔したステンドグラス美術館も元々は倉庫だったところをリノベーションされたところだそう。
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 こちらは19世紀後半から20世紀初頭にイギリスで作られ、教会で使われていたステンドグラスを展示しています。外からの光を通して見るステンドグラスはとても美しくて、宗教美術の凄さに圧倒されてしまう。

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 芸術村のシメは、似鳥美術館。
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 実は今回小樽に来た一番の目的です。
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 美術館の前身は『旧北海道拓殖銀行小樽支店』。
 『北のウォール街』を代表する銀行街の角に立つコンクリート建ての力強く優美な外観が印象的です。その昔、小説家・小林多喜二氏が働いていたことでも有名。銀行になった後はホテルになっていた時期を経て、現在の姿となっています。
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 入るとティファニー創業者の長男、ルイス・C・ティファニー氏のステンドグラスを見ることができます。壁一面から降り注ぐ光に圧倒されてたら、なんか足元に……
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 魚がおる。
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 イカもおる。
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 日本列島らしき形もある。
 床の敷石の色を変えて魚や地図などが配されていました。
 場所的には銀行時代にはカウンターなどがあったと思われるホールなのですが、銀行時代からあったのでしょうか……だとしたら、とんでもないお洒落さんだぜこの建物。
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 他にも昔は金庫だったんだろうなって思われる展示室や、至る所で見られる美術品に、脳がパンクするまでしっかり拝見させていただきました。
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 地下のアールヌーヴォー・アールデコ グラスギャラリーには、私が大好きなルネ・ラリックの作品もありました。

 大満足で美術館を出て、時計を見ると1時を回ったところ。
 流石に少しお腹もすいたし、疲れてきたので少し休憩することにしました。

【閑話休題】関東南部住まいがまとめる雪国装備のことごと

 先の記事でもちらりと触れましたが、今回の北海道旅行ではとにかくSNS経由で沢山の情報を手に入れることができました。
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 その際お世話になった皆様に改めてこの場でお礼申し上げるとともに、滅多に雪が降らないエリアに住んでいる私が雪がどんどこ降っている北海道へお邪魔した際に必要だった装備や、あった方が便利だったアイテムなどを8つのトピックスにまとめてシェアしたいと思います。

 

【1.洋服は重ね着で空気の層を作れ】
 冬の北海道って雪降ってるし、寒いよね……と、もこもこのニットを引っ張り出したくなりますが、やめた方がいい。
 結論として「屋内は暑い」。
 一日中お外にいるとか、道内でも特に寒いエリアに行く場合なら全力の防寒をした方がいいと思いますが、屋内は基本的に暖房が効いているので暖かいです。新千歳空港は暑かったです。
 なので、お洋服で層を作ってコートの中で温かい空気を溜め込んだ方が良いかと。
 そして、首周りや手首などは隙間を作らないようにマフラーや手袋や靴下で埋めれば完璧でした。
 特に、旅行初日・最終日は地元~飛行機~新千歳空港~滞在エリア……と、気温がぐるぐる変わる中を移動するので、脱ぎ着しやすい方が良いと思います。
 今回、私が基本装備にしてたのがこちら。
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 ヒートテック+シャツ+薄手のニット(個人的にはカーディガン推奨)。下は裏起毛があるパンツの下にヒートテックのレギンスか、60デニールぐらいのタイツ。これにコート+手袋&マフラー。
 パンツはこちらを買いました。
UNIQLO ヒートテックボアスウェットパンツ

www.uniqlo.com

 意外な事に、これでホッカイロは使わなかったです。

 

【2.アウターはお洒落より防寒。フード推奨】
 っていうか、通常の活動エリアが千葉と東京な私からしたら、冬の格好って薄手のエアテックジャケットとか、トレンチコートとか、ウールのコートとかなんですけど、基本的にこれらって「寒さよりも風対策」なところが強いと思いました。
 雪国と関東、エブリデイ冷凍庫か、常にクーラーの冷風が強になってるか……くらい、寒さのジャンルが違います。

 多分札幌だと違ってくるんじゃないかなーとは思うのですが(実は札幌未上陸)、今回の小樽に関しては、アウターの強さが物を言いました。
 手持ちの装備で手首の部分がすぼまった袖をしている、一番暖かいアウターを着ていけ。
 持っていなかったら、これをお勧めしたい。
UNIQLO ウルトラウォームハイブリッドダウンロングコート

www.uniqlo.com

 試着してみると分かるんですけど、めちゃくちゃ重い。
 そして、厚い。
 なんだったら、私セール前に買ったので、LCCの往復航空券とコート代が大体同じ価格でした。旅費よりも装備代の方がかかってます。
 ただ、その分だけ暖かさは桁違いです。
 これがあったので大寒波が来てたらしい小樽でも、キャッキャ言いながらお外を歩きまわれました。
 あと、雨と違って雪の場合はフード被って歩いた方が視界が開けてるし、手元には何も持ってない方が絶対に安全なので、フード推奨です。屋内入る前に雪は払いましょう。

 

【3.足元は金具があるスノーシューズ推奨。なければ装着タイプのスパイクを】
 雪国行きます! ってSNSで呟いたら、一番多かったアドバイスが足元に関するものでした。
 雪が踏み固められてでこぼこになった地面は、除雪が間に合わなかったら凍る→滑るのコンボが入ります。しかし、雪が降らない南関東の民はスノーブーツなど持ってません……というか、お店で売ってません。
 なので、通販で買いました。
■moz 4cm4時間防水 軽量スノーブーツ

www.locondo.jp

 当時セールだったのでお手頃価格で買えたやつにしましたが、これが結構よかったです。普段の靴のサイズで買ったのですが、靴下2枚履きしても足がきつくならない絶妙なサイズ感。

 それなりに靴底にちゃんと溝がある靴なら持ってるという方でしたら、装着できるタイプの雪用スパイクを御守に持っていると安心だと思います。普通にAmazonとかヨドバシ.comで売ってました。

【4.靴下の分厚さよりも靴の防水が物を言う】
 靴の心配が消えたところで、北国の人って靴下どうしているんだろう……という疑問が湧いてきました。
 SNSで聞いてみると、「普通の靴下を使ってるよ」とのこと。
 ただ、私は結構な冷え症なので、ヒートテックの靴下の上からもう1枚よれよれの捨てていいような靴下を2枚履きして過ごしていました。特に問題はなかったです。

 同時にいただいたのが、「雪のシーズンは曇ってる事の方が多いし、洗濯物が乾かないから、靴が濡れたら悲惨」というご意見。
 スノーブーツにはしっかりと防水スプレーをかけておくことをお勧めします。

 

【5.装着したままスマホ使える手袋の方が良い】
 北海道と関東の寒さのジャンル違いについては先述しましたが、実際行ってみると手袋脱ぐのがマジで嫌になるぐらい冷えます。
 だけど、写真は撮りたいし、スマホ使うことも沢山あるので、スマホ対応の手袋をお勧めします。これならコートのポケットにつっこんでおいたスマホをスッと出して、サッと使えます。
無印良品 ウール混 裏起毛 タッチパネル 手袋

www.muji.com

 私は無印で買いましたが、100円ショップとかでも売ってるみたいです。

 

【6.手元は何も持っていないようにする】
 折角の旅行だし、お洒落な鞄とかキャリーバッグを使いたくなりますが、車ならともかく電車と徒歩移動がデフォルトなら、手元は何も持ってない方が安全です。転んだ時に受け身が取れる。
 なので、リュックか斜め掛けできる鞄の方が絶対に楽です。
 あと、キャリーバッグも雪の上では転がせないので、最小限の荷物をボストンバッグやリュックに入れていくのがベスト。貴方の荷造りのセンスが光る絶好の機会です。

 

【7.メガネっ子さんはコンタクトをお勧めする】
 屋内と屋外の寒暖差、マスクから漏れる己の呼気で簡単にメガネは曇るし、視界不良は事故の元です。
 意外と乾燥するから、目薬をお忘れなく!

 

【8.乾燥対策も必要】
 雪降ってるから湿度あるんじゃないかと思ってたのですが、逆な気がしました。大体水分は雪なので、空気中の水分はそんなに高くないのか、結構乾燥した気がします。
 更に、ホテルや屋内は暖房がガンガンに効いているので、その分乾燥します。寝てて喉がパリッパリになって、風邪を引きかねません。
 保湿重視の基礎化粧品や、ボディクリーム、寝る時用のマスクがあると個人的には捗りました。特に寝る時用のマスク。

 

 こうやって書き出してみると結構多くてびっくりしました。
 いつかどこかでどなたかのお役に立てれば幸いです。

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 そして最後になりましたが、あけましておめでとうございます。

 今年もゆるりと行ける時にどこかへ出掛ける人でありたいと思います。暇潰しに、旅行プランの材料に、何かのご縁でお読みいただけた際はよろしくお願いいたします。

 皆様も健康で楽しいご趣味を!

12/17 すきっ腹で空を飛ぶ(成田~新千歳空港~小樽)

 県外移動も可能になり、やっとお空を飛べるようになったぞ!!! という喜びを爆発させるべく、月末月初の繁忙期と年末年始の繁忙期の隙間を狙って旅に出てきました。
 行先は北海道です。
 バニラエアと一緒になって、よりパワーアップしたLCCPeachさんがやっていたセールに飛びついた結果です。
 なお、関東南部在住の雪無し県民が12月ど真ん中に北海道へ行きたいとTwitterで呟いたところ、雪国出身だったり在住だったり観光経験があるフォロワー各氏から「あまり勧めないけど寒さ対策は怠るな」「雪の北海道はいいぞ。そして美味しいぞ」「雪はいいけど濡れたら大変だから要注意」「首って名前が付いてる部位は温かくするんだ!」等々、様々なアドバイスを賜りました。皆様の優しさが染みました。ありがとうございます。
 防寒対策は次の記事で書くとして、まずは初日のお話。

 繁忙期の隙間と言えども、シーズン的には結構忙しい時期になる弊社弊部署のため、午前中は仕事・午後は半休という体制で臨みました。
 予想通りどったばたの午前中を過ごし、13時過ぎに退社。
 そのまま猛ダッシュで東京駅へ。
 八重洲のバスターミナルから今にも発車しそうになってたリムジンバスに飛び乗ります。
 使う飛行機がLCCのため、空港は成田。しかも、LCCは搭乗口が遠い可能性が高い(高確率でバスで飛行機の近くまで行く沖止めとなる)ので、預入手荷物がなくてもチェックインと手荷物検査を1時間前には済ませておく方が無難です。
 そんな訳で、お昼どころか水を買う暇もなく……
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 バスの中で会社の先輩からお駄賃として頂いたみかんを食べる暴挙に出ました。小さいみかんだったので一口でいきました。甘くて美味しかったです。
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 お昼の高速は空いていたので、定刻の1時間10分より少し早めに成田空港に到着。
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 Peachは第1ターミナルなので、国際線出発ロビーに降り立ちます。
 このまま国際線でお空飛べたらめちゃくちゃ最高なのにな!!! と、虚空に吠えつつ、1階まで下り、ターミナルの端っこへ。
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 Peachの入口へやってきました。
 己の見込みとしていた出発1時間前なので、時間的にはいい感じです。
 タッチパネルを操作して航空券代わりのレシートを入手し、そのまま手荷物検査を受けて、搭乗口へと進みます。
 ちなみに手荷物検査場前にコンビニがあったのですが、搭乗口エリアにもなんか食べ物屋さんあるだろ……と思って何も買わずに行ったんですよね。それが失敗でした。

 お土産は売ってるけど、パンとかおにぎりとか売り切れてるのか、皆無。

 嘘だろ!? と思ったんですが、よく考えたら空港利用者減ってるから、お弁当の数とか調整しますよね……
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 流石に何も食べないと倒れそうだったので、売店でおつまみとして売られていたシュウマイ(360円)と、手持ちのお菓子で飢えをしのぎます……うどんとかお蕎麦とかもあったんだけど、一気食いの後で飛行機乗るのも気持ち悪くなりそうでやめときました。難しい。

 とりあえず一息付けたところで、搭乗開始のご案内が聞こえてきました。沖止めだったので、バスに乗り込みます。
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 この感じだけで既にワクワクする。
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 飛行機の機体のメーカーとかお名前とかは見て分かる知識がないのですが、こじんまりとした可愛い飛行機さんがお出迎えしてくれました。
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 搭乗。
 飛行機は通路挟んで3-3のThat's LCC! スタイルです。前の席との距離も短めなので、分厚いコートがかさばります。何とか脱いで、ひざ掛けとして活用することに成功しました。
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 席は窓際。丁度列の真ん中ぐらいだったので、窓から翼の上がよく見えます。
 CAさんによる緊急時のガイダンスや、荷物棚・シートベルトチェックも完了し、いよいよ飛行機が空を飛びます。

 約2年ぶりの目的地がある飛行機……と思うと色々感慨深く、思わず動画を撮りまくってしまいました。

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 雲の上に出た途端、夕暮れが夜に変わっていく素敵な風景を見たり、うとうとしたり、いつの間にか導入されていた機内Wi-Fiを活用した専用サイト(機内でのお買い物や動画の閲覧などができる)を見たり、うとうとしている内にあっという間の1時間50分のフライトは終了。
 着陸時の揺れと轟音、窓の外に見える雪の白に北海道に着いたワクワク感が爆上がりいたします。
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 そして、機体が止まった途端、窓ガラスに雪の結晶が付いていく。
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 翼にもどんどん積もる。

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 この日は週末にかけて日本海側を中心に大寒波が来て、下手すると飛行機も途中で成田へ戻る可能性があります……と言われていただけに、無事に着いてよかったです。
 預入手荷物を受け取るターンテーブルをスルーして、出口へ。
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 お出迎えしてくれたポインセチアのクリスマスツリーが、来週のクリスマス気分を高めにかかってきます。
 とりあえず着いてよかった! と、胸をなでおろした直後……

 

 おなかすいた。

 

 朝ご飯も食べていなかったので、この日胃の中に入れていたのはカフェオレとみかん1個とシュウマイ2個とラスク2枚だけです。そりゃお腹すくわ。
 この後は小樽に移動なのですが、その前にご飯を食べられずに行き倒れてしまいそうだったので、空港内をてくてく歩いて、お店がありそうな方に向かいます。

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 館内の大体なご案内を確認し、4階へ移動。
 美味しそうなお店は幾つか見かけたのですが、営業時間が6時まで……というお店も少なくなく、フードコートに飛び込みました。

www.google.com

 松尾ジンギスカンさんの、特上ラムジンギスカン丼に温泉卵をトッピングしたものを発注。
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 ジンギスカンはお一人様だとハードル高すぎなのですが、フードコートだと手軽に楽しめてありがたかったです。

 余談ですが、新千歳空港内、暖房がめっちゃ効いてて温かい通り越して暑かったです。ヒートテック着用してたのもあって、コートの中がサウナ状態でした。汗をかきすぎて逆に風邪をひきかねない。

 余談はさておき、お腹もいっぱいになったので、移動を開始します。
 地下に降りて、JR千歳空港駅へ。
 新千歳~小樽間はIC乗車券が使えるので、手持ちのsuicaをピッとして、快速エアポートに乗ります。
 プラットフォームに降りた途端、外と繋がってるからか急に寒くなるし、来た電車の機体に氷が沢山引っ付いてる。
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 急激に湧いてくる北国の実感をひしひしと受けつつ、電車の中で携帯をいじったり、うとうとすること約1時間15分。
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 小樽駅に着きました!!!
 すごいぞ!!! ホームも雪まみれだ!!!
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 とりあえず、改札を抜けると、北一硝子寄贈の沢山のランプ達がお出迎えしてくれます。何ともお洒落さんな駅です。
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 改札の外は、見事な横殴りの雪。
 小樽初訪問者には熱烈すぎる天気の歓迎を受け、ぴぃぴぃ言いながら予約しておいた駅前にあるホテルに逃げ込みます。

www.hotespa.net

 予約したのはドーミーインPREMIUM小樽さん。
 大浴場(一部天然温泉)・サウナ完備。夜鳴き蕎麦、お風呂上がりのアイスまたは乳酸菌飲料サービスあり。朝食にはご当地メニューあり……と、盛り沢山なビジネスホテルです。
 共立メンテナンスさんが運営しているホテルで、別所にある旅館には泊まったことがあるのですが、そちらもめちゃくちゃ良くてお気に入りの旅館の一つです。とりあえず、ビジホも旅館も良いので全力で勧めたい。

 ちなみに、お部屋はなんと角部屋をご用意いただきました。
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 ドアを開けて角を曲がると、洗面所。右手側にシャワーとトイレ。
 そして、引き戸の先のメインルームは……
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 居心地よさげなツインルームヾ(*´∀`*)ノ
 ちなみにパジャマやファブリーズ的なものも備え付けられてたので、ありがたく使わせていただきました。
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 初日の夜到着と言うこともあるので疲れており、さくっとお風呂に入りつつ大浴場にあるコインランドリー(乾燥機のみ有料という太っ腹だった……)で洗濯を済ませつつ……

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 しっかり夜鳴き蕎麦をいただく。
 ハーフサイズの醤油ラーメンで、大変ほっこりしました。