旅に出たいが口癖

路地裏とご飯に食いつきがちな旅好き人間が旅行後の備忘録に書くブログ。不定期更新です。

12/19-① 本を抱えて坂を下る(小樽市内散策)

 8時頃起床。
 昨日沢山歩いたせいか、ふらふらしつつ朝食会場へ。
 すぐにスタッフさんが窓際の席を案内してくれました。
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 流石お洒落ホテル。ダイニングも大変お洒落です。
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 天井までお洒落ってどういうことなの。
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 朝ご飯は外国人向けホテルだった時代を意識して、アフタヌーンティーの雰囲気を出した洋食のセットでした。道産食材をふんだんに取り入れているところが好感度高い。ちょっとずつ食べられるのが嬉しいけど、意外とボリュームもありました。
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 周囲はカップルや女性同士の旅行者が多め。のんびりぼんやり優雅にご飯を頂き、お部屋に戻りました。
 チェックアウトぎりぎりまでゆっくり荷物をまとめます。
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 どーでもいい話ですが、北海道の2重窓をフル活用して、溶けそうなチョコレート菓子入りの鞄を窓と窓の隙間に入れておいたら、キンキンに冷えてました。
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 チェックアウト後は1時間だけホテルに荷物を預かってもらって、最後の散策へ。
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 昨日できていなかったホテル周辺を巡ります。

 ホテルから緩やかな坂道を5分も登らない内に……
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 旧日本銀行小樽支店に着きました。現在は金融資料館となっています。
 こちらにお邪魔した最大の目的は、ずばり建物。
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 東京駅を設計した辰野金吾氏やお弟子さんなどが手掛けた煉瓦造り2階建て、モルタル仕上げとなっております。
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 現在は入れない正面入口は両サイドにつららが剣の如く刺さってて、こんなでかいつららできたのか……とビビりました。
 右手側に回って、中へ入ります。
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 中は、金融・銀行の仕組みや日本銀行の仕事が、パネルで分かりやすく紹介されていました。
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 裁断された古紙幣を使った彫刻や、お札の印刷見本もありました。
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 トンボがある……(うっかり頭をよぎる漫画用原稿用紙)!
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 金庫などもしっかり拝見しました。

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 金融資料館を出て、向かいに気になる建物を発見。
 こちらは市立小樽文学館・美術館。帰ってきてWikipedia先生で調べて知ったのですが、市町村立の文学館としては国内初の施設だそう。
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 あと、入ってすぐに学校っぽい建物だな……って印象を持ったのですが、小樽市分庁舎(旧小樽地方貯金局)も兼ねているみたいです。
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 入口で入館料を支払い、来館の記名をして、いざ。
 小樽には伊藤整氏、小林多喜二氏などゆかりの作家さんがいらっしゃるのは知っていたのですが、常設展部分では作家さんごとに小さなブースがあり、分かりやすくまとめられていました。伊藤整氏の書斎が再現されていて、資料の山の中に埋もれるようにして作家活動をされていた先生の姿が想像できました。体固まらないかな……って心配になるレベルで作業スペースが小さかった。
 文学館では古本ドネーションという、任意額を募金して好きな古本をお礼として貰えるスペースもありました。いい仕組みだなー!
 元々寄付はしたいと思っていたので、本を物色し……
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 川端先生の『雪国』を頂戴しました。
 どうでもいい話ですけど、拙宅には台湾の誠品書店で買ってきた繁体語版と、国内の本屋で買った文庫の『雪国』が既にあります。意図せずして増えていく『雪国』コレクション。
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 他にも文学館オリジナルの文豪マステとか、小林多喜二氏の『蟹工船』マステとかもうっかり買いました。台詞のパワーが強すぎておいそれと使えない……。

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 ホテルに戻って荷物を回収した後は、駅に向かうのですが、その前にちょっとだけ寄り道。
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 ローカル感が良い感じの商店街を歩いて、小樽最後の目的地へ。

www.google.com

 北海道で最初にアイスを出したアイスクリームパーラーさんです。
 壁に貼られたメニューを見ていると、期間限定の洋梨モカのパフェたるものを見つけたので、注文。
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 シロップ煮の洋梨と、コーヒーでアフォガード風にしたソフトクリームの組み合わせが美味しい。生クリームやアイスがびっくりするぐらい美味しいのは、やっぱり新鮮なミルクを使っているからでしょうか。
 冬の期間は鍋焼きうどんも出しているらしく、お昼に食べてらっしゃるお客さんも見かけました。鍋焼きうどんの後のアイスクリームも幸せになれそうです。

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 パフェをいただいて、小樽駅へ戻ってきました。
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 よく見たら、ホームにも北一ガラスさんのランプがあるのですね。おしゃれ。
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 雪まみれの電車に頑張ってもらって、空港へ向かいます。
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 行きは夜だから気付かなかったけど、海沿いを走っていたのですね。
 電車は途中信号トラブルで遅延もありましたが、少し早めに小樽を出たこともあって、問題なく空港へ戻って参りました。

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 次回、北海道最後のご飯をいただきます。