旅に出たいが口癖

路地裏とご飯に食いつきがちな旅好き人間が旅行後の備忘録に書くブログ。不定期更新です。

12/18-③ 夜景と寿司と異国情緒(小樽散策)

 三号館 北一ホールを出て、通りを更に南下。
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 大きな十字路の角にとてもお洒落な洋館風の建物がありました。
 こちらが泣く子も黙る有名店・LeTao本店です。

www.letao.jp

 思った以上に大きくてお洒落でびっくりした。
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 お買い物しても良いのですが、それよりも道路の向こう側にあるこれまた小洒落た建物も気になるので、まずは横断歩道を渡ります。
 オルゴール堂でした。

www.otaru-orgel.co.jp

 入ってみると愛らしい国産オルゴールから、本格派の貴方も大満足な大判の物まで様々なオルゴールがありました。ここも倉庫をリノベーションしているのか、広い空間と回廊のような二階部分が歩いてて大変楽しかったです。
 一瞬オルゴール欲しいな……とは思ったのですが、拙宅に置き場所がないので断念。その内素敵なジュエリーボックスが付いたオルゴールをお迎えしたいものです。
 オルゴール館を出ると、外は夕暮れ。
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 素敵な時計を発見。
 こちら、カナダはバンクーバーの繁華街・ガスタウンにあるガスクロックの兄弟機(?)だそうです。

youtu.be

 バンクーバーのガスタウンについては、こちらのYouTuberさんのご案内が分かりやすいと思う(しれっと推しを紹介していくスタイル)。
 この時計と夕暮れ、道路の向こうのLeTao本店の風景をあわせると……
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 写真の腕がない私でも、異国情緒あふれる素敵な写真が撮れました。
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 というか、小樽の観光地全体的にリノベ物件も多いし、昔の街の素敵なエッセンスを観光資源に活かす力がとても強い。季節を変えて景色を見たくなる、そんな街です。

 道路を渡ってLeTao本店で限定商品をお土産にいくつか買い、ついでにお隣にあった六花亭で自分用のおやつをしこたま買い込んだところで時計を見ると、5時ちょっと前。今夜はお夕飯にお寿司屋さんを予約していたので、ホテルにチェックインへと向かいます。
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 途中通りがかったLeTaoパトスで念願のチーズケーキをいただくのも忘れません。
 クリーミーな層と、チーズ感たっぷりな層と、ふわふわスポンジが美味しいすごくすごくよいチーズケーキでした。
 関東でも食べれるだろって笑われそうなんだけど、拙宅レアチーズケーキ嫌い多くて買えないの……あと、本当は本店で食べたかったんだけど、結構並んでいたので今回はパスしました。

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 帰りに除雪車も見かけたよ。
 お仕事ありがとうございます。

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 その後、ホテルに戻ってチェックイン。
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 ウェルカムドリンクがバーでいただける仕様。
 それだけでもお洒落だというのに、どこを撮ってもお洒落が止まらない素敵なリノベがされています。
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 お部屋はちょっと薄暗いのですが、こちらは枕元のスイッチを捻ったら明るさ調節できるというのを翌朝になって気付くというホテルあるあるのせいで、夜中はずっと間接照明多めの目を酷使するスタイルでお送りいたしました。ちょっぴり悔しい。
 ただ、こじんまりとしたお部屋ですが居心地が良いレイアウトになっていて、快適に過ごすことができました。

 荷物を整理して、お茶をちょっと飲んでから予約しておいたお寿司屋さんへ向かいます。
 今回予約したのはこちら。

s.tabelog.com

 わざわざ予約したのは緊急事態宣言が明けて、旅行する人が多くなっただろうから夕食難民になるのは嫌だなって思ったからです。お店は食べログでお一人様予約を受け入れてくれるところで、美味しそうだなって思ったお店に決めました。

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 お店の引き戸を開けると、店員さんがすぐに迎え入れてくれて、カウンターへと案内してくれました。
 そして、そこで、気付く。

 客、私ひとりやんけ!!!!!!!!

 予約したのは6時。
 そんなに早い時間ではないと思うし、街中歩いてて観光客っぽい人結構たくさんいたんだけど??? 全員夜は札幌に帰ったの???? と不安になるレベルでお客さんがいない。
 とは言え、普通にカウンターに並ぶお魚たちは新鮮そうで美味しそう。メニューをさっと見てお勧め握りのセット(4,800円)を注文しました。お酒は飲めませんので、熱いお茶をいただきました。
 そして、来たのが、これ。
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 上列左から時計回りに、ひらめ・大トロ・ホタテ・ボタンエビ・数の子・いくら・ウニ・あわび・タラバガニ・シャコ・イカ・北寄貝となっております。なお、イクラはミニイクラ丼になっております。
 大枚をはたいた甲斐がありました。
 贅沢です。大変贅沢です。
 カウンターの向こう側の店主らしきおじさまとお兄さんに見守られつつ、めっちゃ緊張しながら北寄貝をいただき……悶絶しました。ついでにこれで普通に緊張が解けました。
 どれもめちゃくちゃ美味しかったのだけど、特にびっくりしたのはホタテ。実はあんまり好きじゃないのですが、物凄く甘くて繊維の粒々も分からないくらいしなやかで意味分からなかったです。
 あと、イクラがお店で味付けされてるとのことで、塩加減がいいんじゃないかな……味も弾け具合も絶妙だった。
 もぐもぐ食べながら職人のお兄さんとちょびちょびお話をし、「最近温暖化の影響かウニとか北寄貝の量も質も落ちてるんですよね……」というお話を聞きながら、完食。
 リミッターが外れたので、ここでもう一点、どうしても食べたかったけど価格にビビッて悩んでいた一品を注文しました。

「すみません。追加で鮭児ください」

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 鮭児(お値段なんと1貫1,500円)。
 これはこれで滅茶苦茶凄かったです。鮭なのに鮭じゃなかった……脂の乗りと甘さが異次元。
 そもそも鮭児って高級ブランド鮭ってことしか知らなかったのですが、伺ったお話によると、普通鮭が生まれた川に遡上してくるのは繁殖期の時なのだけど、鮭児は繁殖期に適する年齢の前に上がってきたため卵や精巣が成長しきっていない個体なのだそう。その分、体の方に栄養が蓄えられているので、脂がしっかりのっているのだそうです。
 これは凄いものを食べてしまった……と思いつつ、しっかり満腹になったのでお会計をお願いして、気付きました。

 ご飯、30分で終わっちゃった(´・ω・`)

 過去にお昼を早食いしなくちゃいけない仕事についてたせいか、職業病として早食いが染みついてしまっているのです。
 こんなところでも出てしまうとは(´;ω;`)
 なんか逆に申し訳ない気持ちになりつつ、美味しかった事はしっかり伝え、お店を出ました。お店のお兄さんもお姉さんもフレンドリーで良いお店だった……。

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 ご飯の後は、ホテルに帰る道すがらちょっと寄り道をして観光地の夜景を見て帰りました。
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 運河では橋も青色LEDが輝いてて、幻想的な感じの写真が撮れたり。
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 旧三井銀行小樽支店の壁面ではプロジェクションマッピングをしていたり。
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 パウダースノーのせいか見かけなかった雪だるまを作っていらっしゃるお店があってほっこりしたり。
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 似鳥美術館の夜の外観を舐めるように眺めたり。
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 まだまだ歩き足りない!!! と思っていたのですが、ここにきて体が冷えたのか脂に負けたのかお腹が痛くなってきたので、ホテルに駆け戻りました。

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 温かいお茶と買ってきた六花亭のバターケーキで一息ついて、この日は終了。
 早いもので明日はとうとう最終日です。