旅に出たいが口癖

路地裏とご飯に食いつきがちな旅好き人間が旅行後の備忘録に書くブログ。不定期更新です。

5/19 ばたばた津軽巡り②(五所川原〜金木)

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 お昼ちょっと前に到着した五所川原駅
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 小雨が降る中、目的地の『立佞武多の館』へ向かう途中、駅前のメインストリートだけ電線が無いことに気付きます。

tachineputa.jp

 すっきりした景観を眺めながら10分も歩かない内に『立佞武多の館』に着きました
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 周辺の建物よりもひときわ大きい。入館料を払って、早速順路へ向かいます。
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 青森といえば8月(旧暦七夕)のねぶた祭りですが、ねぶたは地域によって様々な特徴があるのも魅力。
 TVなどでよくお見かけするのは青森市内を中心としたねぶたですが、他にも弘前エリアの扇型のもの、そして今回お邪魔した五所川原の辺りに見られる立佞武多などがあります。
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 入館して直後、早速立佞武多がお出迎えしてくれました。
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 でかい。
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 高さ約23メートル、重さ約19t程のねぶたは毎年1体祭り用に作られるのだとか。首を真上に上げないと見渡せない大きさに、ちょっと興奮してしまいます。祭りの時にはこれが動くんだよなぁ……凄いなぁ……。
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 普段はこの『立佞武多の館』に保存されている立佞武多ですが、祭りの時にはなんとビルの外壁が一部スライドして(!)そのままメインストリートへ繰り出す仕組みとなっております。巨大ロボットの出動シーンみたいです。年甲斐もなくワクワクしちゃう格好よさ。
 余談ですが、立佞武多の出動のためにメインストリートは電線が地中に埋められているのだとか。祭りに対する本気が窺えます。とても素敵ですね!
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 地上から見上げた後は、エレベーターで上まで上がり、螺旋の回廊をゆっくり下りながらねぶたを見たり、壁面に流れるムービーを見たり、通路に展示されている制作パーツや説明パネルを見ることができます。
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 手だけでこの大きさ。

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 1時間近く『立佞武多の館』を満喫した後は、駅に戻り、本日のメインイベントの一つである津軽鉄道(通称:津鉄)に乗り込みます。

tsutetsu.com

 津軽鉄道といえば、有名なのは冬のストーブ列車。列車の中にだるまストーブが置かれ、雪景色を見ながらストーブでスルメを炙って食べられると聞いております……これも一度冬装備をしっかり整えてお邪魔したいところです。
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 地方の電車、頑張ってる……(おらが県の銚子電鉄を思い出した顔)。
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 丁度よく、『走れメロス号』に乗ることができました。
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 これから行く金木は、文豪 太宰治の生地。それにちなみ、列車に名前が付けられているのだとか。
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 ごとごと走るメロス号に揺られていると、アテンダントさんを兼ねた車掌さんの観光アナウンスが聞こえてきます。観光客にはとても嬉しい情報です。しかも、下車駅の観光相談や手作りの地図をいただくこともできます。グッズも売ってらっしゃったので、クリアファイルを買わせていただきました。
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 青森の情報がぎっちり書き込まれたこちらは、旅行中にいただいたパンフレットやチケットなどをたっぷり詰め込ませていただきました。

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 ほのぼのと車窓を眺めながら25分ほど揺られ、金木駅に到着。
 とりあえず、まずはお昼ご飯を食べに行きます。

tabelog.com

 いただいた地図に載っていた、こちらのお店。
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 しじみの名産地としては島根の宍道湖のイメージがめちゃくちゃ強かったのですが、青森の十三湖も有名。地の物が食べられるのは嬉しいな……と、こちらのしじみラーメンをいただきに伺いました。
 物凄く話は飛びますが、この十三湖、海が近いエリアには『十三湊遺跡』という中世14~15世紀頃に日本海の海運業で栄えた豪族の遺跡があるのですが、津軽鉄道の終着駅 津軽中里駅から更に北西の方にあり、行くのがどう考えても車無いとしんどそうだったので今回は断念しました……いつかね……行けたら行こうね……運転の練習しないとだめね……。
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 しじみラーメンは、貝の出汁がしっかりと出たあっさり塩味。
 心身に染みるほっとする味をいただいて、目的地へ向かいます。