旅に出たいが口癖

路地裏とご飯に食いつきがちな旅好き人間が旅行後の備忘録に書くブログ。不定期更新です。

8/15-① 滞在3日目にしてようやく市内観光(バルセロナ)

 朝7時、のっそりと起床。
f:id:komatabi:20230910205706j:image
 バルセロナは早朝に小雨が降ったようなのですが、起きた頃には晴れていました。今日も熱くなりそうです。
f:id:komatabi:20230903002844j:image
 昨夜のバル巡りが終わったのが23時頃だったのですが、その後買ってきたダリTシャツにはしゃいでいたこともあり、若干寝不足。朝ごはんはパンとコーヒーだけにしておきました。
 予算の都合上ホテルを変えるので、身支度を終えたらチェックアウトし、お昼すぎまで荷物を預かっておいてもらいます。
 この日もツアーの申込みをしておりました。

www.veltra.com

 一人ですべて回るのはしんどいな……と思っていたモンジュイックの丘や、サグラダ・ファミリアを回れるツアーです。混載車でさっくりと市内観光もしてくれるので、今日1日でバルセロナ市内を見て回ろうとしている私にはちょうどいいプラン。
f:id:komatabi:20230910205814j:image
 ツアーの待ち合わせは、バルセロナ凱旋門
f:id:komatabi:20230910205900j:image
 1888年バルセロナ万国博覧会の際にメインゲートとして建てられたものだそう。
f:id:komatabi:20230910210345j:image
 ツアー開始後は早速観光バス(ベンツだ……!)に乗り、モンジュイックの丘を目指します。
f:id:komatabi:20230910210431j:image
 途中、車内から見えたコロンブス像。
f:id:komatabi:20230910210519j:image
 クルーズ船がたくさんやってくるのだというバルセロネータ(港エリア)。奥に見える海は地中海です。
f:id:komatabi:20230910210618j:image
 モンジュイックの丘からバルセロナ市内を臨みます。奥の方にひょこっとサグラダ・ファミリアの塔が見えたのですが、多分写真に撮り収め忘れてますね……?

 海とカモメを見ながら思わず和んでしまいました。
f:id:komatabi:20230910210806j:image
 一人旅ではあるものの、先日の夜のツアーでご一緒したご家族とお喋りしたり、ガイドさんとお土産選びの難しさを話している内に他のツアー参加者様とも打ち解けて、楽しく観光を続けます。
f:id:komatabi:20230910212315j:image
 バスの中から見えたオリンピックスタジアム。
 バルセロナを拠点とするリーガ・エスパニョーラの超有名チーム:FCバルセロナのホームスタジアムであるカンプノウスタジアムが改装になるため、来季からはこちらが臨時のホームスタジアムになるのだとか。
f:id:komatabi:20230910212624j:image
 他にもカタルーニャ美術館
f:id:komatabi:20230910212700j:image
 スペインの銀行『カイシャ(Caixa)』が運営している美術館、
f:id:komatabi:20230910213037j:image
 現在はショッピングモールになっているのだそうな闘牛場跡などを車窓から眺めました。
f:id:komatabi:20230910213134j:image
 その後もバスはグラシア通りを北上して、
f:id:komatabi:20230910213224j:image
ガウディ建築であるカサ・バトリョカサ・ミラなどを眺め、
f:id:komatabi:20230910213259j:image
 サグラダ・ファミリアに到着しました。
 昨夜見たのとはまた違った雰囲気で、ワクワクしてしまいます。
 サグラダ・ファミリアは南側の正面入口である『栄光のファザード』が今なお建設中。
f:id:komatabi:20230910213412j:image
 東側にある『生誕のファザード』側から入場します。
f:id:komatabi:20230910213524j:image
f:id:komatabi:20230910213448j:image
 こちら側はイエス・キリストの誕生をモチーフにした石像が配されているのですが、よく見ると背面と石像の色が若干違います。
f:id:komatabi:20230910213609j:image
 実はこちらのファザード、ガウディが現場監督をした時代に作られたのですが、第二次世界大戦後のスペイン内戦時に、オリジナルの石像は破壊されてしまいました。
 その後、工事が再開した際にオリジナルの情報を元に復元されました。その際は日本人建築家の方も関わっているのだそう。
f:id:komatabi:20230910213702j:image
 ズームで見てみると、石像の美しさだけでなく、壁面に掘られた植物などの美しさが目を惹きます。
f:id:komatabi:20230910213741j:image
 星型の可愛い飾りがついているのは、2021年に完成した『マリアの塔』。
 入場の際は手荷物検査があります。検査を終えたら、ツアーの場合、ガイドさんの声が聞こえるイヤフォンセットを貸してもらえるので、それを聞きながら入場。
f:id:komatabi:20230910215129j:image
f:id:komatabi:20230910213825j:image
 門の石柱の足元にはウミガメとリクガメが。よく見ると口が開いていて、建設当初は雨どいに通じていたのだそうです……そうか……口から水が出たのか……見てみたかったな……。
f:id:komatabi:20230910215222j:image

f:id:komatabi:20230910215245j:image
 植物をそのまま青銅化したかのような美しい『生誕の門』を通ると
f:id:komatabi:20230910215359j:image
 圧巻。
f:id:komatabi:20230910215644j:image
f:id:komatabi:20230910215619j:image
 ステンドグラスや天井の構造の美しさにしばし見とれました。
 入場したのは12時頃だったと記憶していますが、太陽は西側(受難のファザード側)にあったのか、建物内に降り注ぐ光が綺麗。

 ぐるりとムービーを撮ってみましたので、御覧ください。
 日が昇る東側は寒色、日が沈む西側は暖色をメインとしていて、その対比も素晴らしいです。
 ガイドさんに誘導されて、今度はイエス・キリストの受難・死・復活をテーマにした『受難のファザード』を見に行きます。
f:id:komatabi:20230910215515j:image
 足元も見どころがあって、目が大忙しです。
f:id:komatabi:20230910215725j:image
 『新約聖書』から抜粋された8,000文字が記された『福音の扉』を通り抜け、見上げると……
f:id:komatabi:20230910215835j:image
 荒々しい直線的なデザインが目に飛び込んできます。
f:id:komatabi:20230910215928j:image
 こちらの石像の彫刻は、バルセロナがあるカタルーニャ州出身の芸術家:ジョセップ・マリア・スビラック氏が担当しました。
f:id:komatabi:20230910220030j:image
 改めて見ると、『生誕のファザード』の華やかさと対になるかのような硬質感が凄いです。これ、同じ建物なんだぜ……
f:id:komatabi:20230910220645j:image
 『生誕のファザード』も『受難のファザード』も、聖書にあるイエス・キリストの生涯が頭の中に入っていると、理解度もより深まります。

f:id:komatabi:20230910220717j:image
 ツアーは一旦ここで終了。
 休憩時間を少し取った後は、オプションで付けておいた『受難のファザード』に上ります。