旅に出たいが口癖

路地裏とご飯に食いつきがちな旅好き人間が旅行後の備忘録に書くブログ。不定期更新です。

12/15-① 行き当たりばったりでも、なるようになる(台中市内~桃米坑)

 深夜のフライト、長距離移動、海風にあおられながらの海上散歩に渋滞に巻き込まれてバスで1時間立ちっぱなし……という昨夜の色々が積み重なって疲れていたのか、目覚ましのアラームにも気付かず、身支度が終わったのは午前10時でした。

 まぁ、午前中に動けるだけいいか……と思いながら、朝ご飯も食べずに行動開始。

 今日の目的地は桃米坑にある『紙教堂(Paper Dome)』と、日月潭です。バスで片道1時間半ほどの小旅行をします。

 日月潭方面へは駅の近くから南投客運というバス会社が運航するバスに乗っていけばいいらしいのですが、これが先日到着したバスターミナルとは違うところにある……にも関わらず、間違えてバスターミナルに行ってしまいました。

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 だって旧台中駅がめちゃくちゃ好きなタイプの建物だったんだもの。そっちにふらふらしてたら、つい足が昨日行った場所に行っちゃってたんだ……

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 ちなみにこちらがモダンな現在の台中駅。

 バスターミナルのインフォメーションカウンターで『地球の歩き方』を見せつつ「我要去日月潭日月潭に行きたい)」と伝えると、案の定「そこの出口から出てまっすぐ行けばバス会社あるわよ」と教えてもらいました。多分間違える人が多いんだろうな……と思いつつ、お礼を言って言われた方へ。

 『地球の歩き方』を見ながら、何となくこっちの方だろうな……と歩きつつ、なかなか見えてこないバス会社に迷子になったかと思った矢先でした。

 突然声をかけてくる謎のおじさん。

 ただの親切なのか、バス会社の勧誘なのか身構える私。

 

おじさん「你想去那里?(どこ行きたいの?)」

私「我,想去,日月潭……(り、日月潭……)」

おじさん「OK(なんかこの後250NT$で日月潭まで連れてってあげると物凄い高速の中国語で話されたのをニュアンスで何となく理解)」

私「ふ、和,我想去这个(あ、あとここ(ガイドに載ってる紙教堂)行きたい)」

おじさん「OKOK」

 

 この会話の直後分かったのですが、おじさんはタクシーの運転手で、丁度他にもお客さんを見つけたから相乗りできる人間を探していたようでした……って、台湾で相乗りって法的に許されるの!? 知らんけど!!

 同乗している人達はぱっと見た感じ中華圏の人だったようなので、まぁよく分からないままタクシーに乗り込み、日月潭方面を目指すことに。

 一瞬ぼったくりか誘拐だったらどうしようとか乗った後で思ったけど、グーグルマップ見たら普通に日月潭方面に車が走っていたので、まぁいいかと車窓をぼんやり見てました。

 ……なんなんですかね。夏休みにマレーシア行った時も4時間言葉の通じない状態でタクシーの運ちゃんと二人きりとかありましたけど、私タクシーとの相性が悪いんですかね?

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 途中、唐突に山の上に建てられた達磨大師的なものとかを見つつ、会話もないままぼーっとすること約1時間。

 なんかよく分からない賑わってる場所でタクシーが止まりました。

 

おじさん「桃米坑(着いたよ)」

 

 他の乗客にリアクションが無いのを見る感じ、ここで降りるのは私だけのようです……というか、おじさんあの雑な中国語でのオーダーをちゃんと覚えててくれたのか(こういう場合、大体忘れられて日月潭まで運ばれるのを傾向から予測していた)。

 もしかしたら他の乗客よりもぼったくられているかもしれないし、ぼったくられていないかもしれないよく分からない代金をおじさんに支払って、ふと気づく。

 

私「紙教堂どこ?」

おじさん「あそこ」

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 見ると、案内板が出てました。

 しかし、周囲見渡すとこんな風景が広がってるんですか、これはなんだろうか?

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 ……城?

 結構人で賑わっていたので、もしかしたら有名スポットなのかもしれません。気にせず、案内板の矢印に従って歩きます。

 しかし、台中市内から山の方に来たとはいえ、やはり気候が暖かい……というか、暑い。

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 12月なのに蝶々が飛んでるし、お花もなんとなく南国方面の色をしている(そして可愛い)。

 写真を撮りつつ川沿いの道をふらふら歩くこと数分、目的地が見えてきました。

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 50NT$の入園料を払って、中へ。

 次回、私が台中で一番行きたかった場所へ向かいます。