(前回までのあらすじ)
うっかりマカオにヒールで行ってしまった私は、半島でのお買い物と世界遺産散策で脚が死んでしまいました(まだ半日しかたっていないのに!!!)。
同行者もお買い物の荷物がそろそろ重くなってきたので、一度ホテルに戻ることにしたのですが、直通のバスが見当たらなかったのでとりあえずベネチアンへ向かうことにしたのでした。
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マカオの交通事情は、ざっくり分けると①タクシー②徒歩③公共バス④カジノリゾートが運営している無料バスの4つに分けられます。
それぞれにお値段や利便性などがあるのですが、観光客的にカジノ・空港・フェリーターミナル・大陸とのボーダーゲートを繋いでくれる無料バスはありがたい存在です。世界遺産が多いセナド広場に直通のバスはありませんが、上手く使いこなせばお財布にやさしい移動も可能かと思います。
私はタクシーが一番楽に感じました。そんなに高くないし。メーター制だから遠回りでもしない限りぼったくられないし。
あと、2019年年末にはコタイ地区には電車も走るようなので、コタイのカジノエリア界隈の移動はより楽になるのではないかと思います。車が前提なのでちょっと行きづらいタイパ・ヴィレッジ観光などはしやすくなると思う。
そんな移動手段の話はさておき、フェリーターミナルで乗り継いだ無料バスで無事半島からコタイ地区のベネチアンへ戻ってきました。
マカオガイドには間違いなく載ってる、マカオのカジノリゾートと言ったらこれ! なホテル兼ショッピングモール兼カジノです。バスが到着したのはホテルが軒を連ねる表通りと反対側だったので、ウィンドゥショッピングがてら中を通過していけばいいかと思い入った……のです、が!
広い。
めちゃくちゃ広い。
あと、風景があまり変わらない(失礼)。
イメージ的にはお台場にあるヴィーナスフォートの拡大版と考えていただければ結構だと思います。屋内なのに空があって、ヴェネツィアとかイタリア的な風景があるのはとても類似性がある。相違点はヴィーナスフォートは空の色が変わるところとベネチアンはゴンドラに乗れる水路がついてるところと考えれば大体間違いはないと思う。
こちら、ベネチアン。
こちら、所用で最近お邪魔したヴィーナスフォート(12月中旬撮影)。
……やっぱり、似てると思うんだよね。
さらりと双方に対して失礼千万な事を申しておりますが、どちらもテーマ性があるショッピングモールとして作り込みがすごいと思ってます。
とにかく歩き回って、日本にはないお店に入って、日本にもあるZARAにも入って洋服を見て……なんてことをしつつ、ぐるぐる歩き回っていたら、ようやく見つけました。
お隣にあるフォーシーズンズとの連絡通路。
そして、表通りから見て真向かいにあるシェラトン(当方宿泊先)との連絡通路。
そんなこんなで、何とかホテルまで戻ってきて、瀕死どころかゾンビになりかけていた脚に脚すっきりシートを貼り付けてマッサージしつつ、買ってきた荷物を軽く整理している内に時刻は5時半。狙っているレストランがあるので、開店と同時に飛び込むべくタクシーに乗ります。
ポルトガルの海外領土だった歴史を持つマカオは、ポルトガル料理やポルトガルの食材が色んな所にミックスされています。エッグタルトとかまさにそんな感じだと思う。中華風のエッグタルトは記事がパイ生地部分が薄かったりと色々違っているのです。
レストランは予約可能ですが、HPがない(Facebookのみ)ので、電話での予約になります。ハードルが高いと思われますが、旅行会社などへ委託もできるので確認してみるとよいです。ちなみに、旅行会社だと手数料かかるけど、JCBカードユーザーなら無料で予約可能ですよ(ただし、1週間くらい前までには予約が必要)。
今回は直前に行きたくなってしまったので予約なしで向かいます。開店前並んだところ、数グループ並んでいましたが問題なく入店できました。
注文はお腹と相談しながらのアラカルトです。
バリャカウという塩ダラが入ったコロッケ。
後輩が注文したジャガイモとケールのスープ。
ココナッツ風味が強いカレー味が印象的なアフリカンチキン。
アヒルの出汁がしっかりと効いた炊き込みご飯的な感覚で食べられるダックライス。
生クリーム感が強い濃厚クリームと砕いたクッキーが層になっているセラドゥーラ。
暑いところのご飯らしく甘味が強め(特にアフリカンチキンやセラドゥーラ)でしたが、美味しく完食いたしました。
お腹がいっぱいになったところで、香港にもあるようなネオン看板やカジノの夜景を見たいというリクエストを受けたので、腹ごなしに歩きます。
帰りの足を考えて、エスカーダの前の通りをホテル・リスボア方面に歩いていくことにしたのですが、ちょいちょい寄り道。
夜のセナド広場はまたちょっと雰囲気がムーディー。
ポルトガル風タイルの道は歩きづらいのですが、可愛いし建物との調和もきれい。
お昼にも通った道は、夜だとまた雰囲気が変わる。
この旅行中に見かけた路地裏の中で、一番興奮した素敵な雰囲気の道。
タイルが素敵だと思って写真を撮ったら、大学(?)でした。
ホテル・リスボアの球体部分は文字も出る。攻めてる。
ホテル・リスボア界隈にとてもいい中華系ネオンの一群。
これでもか! と夜景を満喫したのち、タクシーでホテルに帰りました。
コタイに着いてからは、おかわりにベネチアンのツリーやパリジャンのイルミネーションも見に行ったよ!!
……余談ですが、この後折角マカオまで来たんだし、カジノで遊んでいこうぜ! とカジノに飛び込んだのですが、まさかの「遊ぶなら香港ドルしか使えないわよ」というカジノの従業員さんの説明の前に撃沈しました。
なんでマカオパタカ使えないんですか……金融は香港の方が強いからなのかしら?