箱根2日目。
写真を撮った時は曇りがちでしたが、この後晴れて絶好の行楽日和となりました。
朝ご飯はホテルのプランに入っていたのでレストランへ向かいます。
お洒落かつボリューミーな洋食プレートをいただきました。メイソンジャーみたいな瓶に入ってるトマトソースと卵が濃厚で大変美味しかったです。
この日は今回の旅の最大の目的である美術館巡りをいたします。
コロナ禍前から行きたくてたまらなかった美術館が箱根にはどっさりあるので、見れるだけ見ようという魂胆です。
まずは箱根登山鉄道で1駅下って、『箱根彫刻の森美術館』へ。
www.hakone-oam.or.jp
野外彫刻がこれでもかとあるので、箱根の緑豊かな空気を胸いっぱい吸いながら彫刻を満喫できる素敵な美術館です。お子様向けの体験タイプのアートも多いので、ファミリー層が多い印象でした。
急に夏めいた暑さになったため、汗だくになりながらも彫刻を眺めながらふらふら歩きまわり……
たまに体験型の美術で迷子になってみたり……
ピカソ館に着いて、壁のステンドグラスに興奮したり……
更にその後入ったステンドグラスの塔がもはや宇宙だったり……
地べたに寝そべって地球のパワーを吸ってそうな彫刻を凝視したり……
三島にある『クレマチスの丘』には専門美術館もあるジュリアーノ・ヴァンジ氏の彫刻があって興奮したりしながら、楽しく満喫させていただきました。
彫刻の森美術館の後はそのままバスに乗って仙石原方面に向かう予定でしたが、どうもバスとのエンカウントが上手くいかず、先にお昼を食べてしまうことにしました。
s.tabelog.com 彫刻の森駅前にあるお蕎麦屋さんです。
バスの時間を見極めつつ、さくっと食べようと、もり蕎麦を発注。
お蕎麦の香りと濃いめの麺つゆが身体に染みました。
その後、バスに乗って強羅経由で仙石原方面へ……
実はちゃんと来た事が無かった『星の王子様ミュージアム』にお邪魔します。
名作『星の王子様』の作者、サン=テグジュペリ氏の生涯と『星の王子様』の世界観に浸れるフランス風の街並みと庭園が魅力の施設です。
原作を読んだ事が無い方でも、バラ園と街並みだけで楽しくなれるのではないでしょうか。館内もサン=テグジュペリ氏にまつわるモチーフで構成されたブースを巡れるようになっており、楽しみながら氏の創作に触れる事ができます。
館内では王子様のぬいぐるみがどこかにかくれんぼしているので、探したらスタッフに教えてね! というイベントをやっていたので、スタッフさんに王子様目撃情報をお伝えしたところ……
景品に小さなシールをいただきました。
こ、これは、作品の冒頭で出てくる『象を飲み込んだうわばみ』じゃないですか(大好き)!!!
シールのデザインは時期によって変わるらしいので、何度お邪魔しても楽しめそうです。
そろそろ休憩を取りたいので、館内のオシャレカフェでオシャレティーブレイクをしても良かったのですが、行列ができていたので次の美術館でお茶をすることにします。
今回の美術館巡りの最大の目的、『箱根ラリック美術館』でございます。
www.lalique-museum.com
ルネ・ラリック氏は19世紀から20世紀にかけて活躍したフランスのジュエリーデザイナー・ガラス工芸家。日本でも人気の画家アルフォンス・ミュシャ氏などと並んでアールヌーヴォーの時代に活躍した方です。
個人的に大好きなのはガラス工芸の優美さ。香水がオートクチュールから大量生産へと変わっていく時代だったこともあり、美術館にある香水瓶のコレクションは圧巻です。手のひらに載せて永遠と眺めていたくなるような素敵な香水瓶たちがお行儀よく並んでいる展示室は、何度行っても溜め息が出てしまいます。
とにかくここはラリック作品のコレクションに特化した美術館なので、大好きな方は延々と見ていられると思います。あと、ラリックが内装デザインを手掛けたオリエンタル急行の車内ツアー(お茶とお菓子付き)もあるので、豪華列車が大好きな方にも刺さると思う。美に酔えます。
しっかりお茶も楽しみ……
館内ではなんだかとっても映えそうなイベントをしておいでだったので、ARで足に翼を生やしてしまったり……
全力で美を吸ってお腹いっぱいになりました。
ここで時計を見ると、3時半ぐらい。
まだちょっと遊べるかな……と、余計な事を考えてしまったため、この後ちょっと大変な目に逢いました。