飛行機に搭乗してすぐ「CAのおじさまが執事のようなオーラ持ってる」という感想を抱いてしまったシンガポール航空ですが、流石は航空会社の格付けで実質最高評価の「ザ・ワールド・ファイブ・スター・エアラインズ(The World's 5-Star Airlines)」の認定をされている航空会社なだけあって、サービスが凄かったです。
比較対象がほぼほぼLCCなので申し訳ないですが……
・搭乗して離陸後におしぼり(いい香りがするタオル地)のサービス
・座席がLCCと比べて格段に広い
・もふもふの枕が各座席に置いてある
・機内食と別にドリンクサービス(アルコール有)
・機内誌の表紙が箔押し(思わず出てくるオタク思考)
他にも機内エンターテインメントのジャンルがめちゃくちゃ多いとか何か色々あった気がするのですが、久しぶりのレガシーキャリアなもので、物凄い贅沢をしている気がします。実際にはエコノミーなのですが、これって上のクラスに行くともっと凄いサービスになっているんだろうな……と思わず震えました。
あと、これは特筆すべきと思ったのが、安全ムービーのセンスが無茶苦茶いい。
観光名所やプラナカン(マレー系と中華系の融合文化)の小物を取り入れたムービーは美しくて、でもわかりやすくて、流石フラッグキャリア……と感銘を受けました。
機内食はバーベキューソースのポークか、チキン。
チキンを選びました。マッシュポテトと筋が多い人参とコールスローサラダとパンとケーキがついてきました。炭水化物が多めのどっしり系メニューです。
実はこの直前、『スキル:乗り物に乗ったら30分で爆睡』が発動していたため思いっきり寝ていたのですが、わざわざ起こしてくれて機内食を提供してくれました……お恥ずかしい。
ただ、個人的には「はい、ご飯ですよー!」と起こされた感じが若干したし、機内食は期待しない方がいいという認識になったので、本当に空を飛んで運んでくれるだけのLCCの方がシンプルで自分の身には合っている気がしました。必要ならば追加料金でプラスしていけばいいわけですし。もうちょっとだけエコノミーの座席が広かったら何の文句もないんだけどなー(とてもわがまま)。
何はともあれ、機内サービスは良かったし、CAさんの対応も丁寧だったし、やっぱりいい航空会社なんだと思います。優雅な時間が過ごせました。
第3ターミナルに降りたので、スカイトレイン(モノレール)で第2ターミナルへ移動し、荷物の受け取りとイミグレーションを終えました。本当は煙草持ち込むから関税通さなくちゃいけないのだけど(シンガポールは煙草の持ち込みに税金がかかる)、関税のおじさんに声を掛けたら「1箱ならいいよ」とスルーされたのでした……いや、あかんやろ。お言葉に甘えてそのまま行くけど。
なんだかんだ言って3年連続でシンガポールに来ているので、ここから先はスムーズです。
いつもならEZ-LINK Card(日本のICカード的なもの)を買うのですが、今回は1泊2日なのでSingapore Tourist Passという2日間MRTとバス乗り放題のチケットを購入します。
駅の自販機でクレジットカード使ってサクッと購入できました。
乗り換えを数回して、電車に揺られること約1時間。
今回のホテルがあるClarke Quay(クラーク・キー)に到着。ここから歩いて5分もかからない内に……
www.booking.com 今回お世話になったホテルです。
シンガポールは東京23区(または淡路島)ぐらいの面積しかないのでとても地価が高い……というか、ホテル代も高いのですが、ここはリーズナブルなお値段で泊まることができました。チャイナタウンからも歩いて10分かかるかかからないかぐらい。
朝食なし・窓なし・ハシゴ付きというユニークなお部屋に荷物を置いて、早速夜の街へ飛び出します。
Harbour Front(ハーバーフロント)駅でMRTを降りて、ショッピングモール(Vivo City)を上へ上へと上がり、セントーサ・エクスプレスの駅に到着。ここから、セントーサへ向かいます。
Singapore Tourist Passでは乗車できないので、1日乗車券(4SPD)を購入。紙素材ですが、普通に改札口にタッチでホームへ行けました。
チケット購入後、両替をしたい中国人観光客の方に声を掛けられて英語と中国語のちゃんぽんで人助けをするというミニイベントも発生しつつ、セントーサ・エクスプレスでBeach Stiationに到着。
改札を出たら、屋内でスカイダイビングができる施設が見えました。これと反対側に、お目当てのショーがあります。
砂浜を舞台にプロジェクションマッピングと炎と水と光のショーが見られます。まだ見ていなかったので、ちょっと気になっていたのです。
18SPDの通常チケットを買い(+5SPDで前列で見られるスペシャルチケットもあります)、ショーが始まるまで時間があったので腹ごしらえ。
すぐ近所のレストランで使える割引クーポンをもらえたので、ラクサというココナッツミルクとチリベースの麺をいただきます。ココナッツのクリーミーさで、辛さはあまり感じない。
ご飯が終わって近所のお店をひやかしている内に、入場の時間になりました。
入口こっちじゃなかった。
ロゴが見える入口はスペシャルチケット向けで、一般のチケットの方はここから左側に進んだところに入口があります。
ショーは英語が苦手でもそこそこ内容がわかるストーリーになっているので、結構のめりこんでしまいます。プロジェクションマッピングだけだと思っていたので演者さんも出るお芝居仕立てになっているのは意外でしたし、のめりこんで見てしまいました。
ショーが終わったのは9時過ぎ。
Beach Station周りは閑散とし始めていたので、市の中心部へと戻ります。
向かうはチャイナタウン。
最早シンガポールでのホーム状態なぐらいに何かあったら来てしまいます……というか、ここに来ないと私のシンガポールは行った事にはならない。
今年も秋節に向けてライトアップがきらびやか。
この時点で10時過ぎ。飲み屋さんはともかく、お土産屋さんはそろそろ店じまいといった風合いのところが多かったので、ドラッグストアに寄ってから、マッサージを受けて帰ることにしました。
3年前、初めてのシンガポール旅行の時にお世話になったお店。フットマッサージが40分で40SPDだったので、日本のマッサージ屋さんよりちょっと安いぐらいの価格ですが、外れは少ないお店です。スタッフさんの施術もそんなに痛くない……というか、痛気持ちいい丁度よさ。
明日に向けてガイドブックで電車と目的地の位置関係だけチェックしている間に、飛行機でちょっとむくんでいた脚もすっきりしました。気持ち良くなったのでホテルまで歩いて帰ります。
星乃珈琲できてる。
11時ぐらいだけど、表通りはバスも走ってる。
のんびり歩いている内にホテルに到着したので就寝。
明日は朝から動き回ります。