旅に出たいが口癖

路地裏とご飯に食いつきがちな旅好き人間が旅行後の備忘録に書くブログ。不定期更新です。

12/14-① 時計の針を戻して台中へ(桃園空港~台中駅~宮原眼科)

 出発の際は30分の遅延があったけど、飛行機は私が爆睡している間にすいすいと空を飛び、定刻通り7:55に桃園国際空港に到着。
 ちなみに台湾と日本の時差は1時間です。日本が正午12時の時に、台湾は午前11時。時計を一時間戻して、早速移動開始です。

 日本の空港とは明らかに違う匂いがする空気を吸いながら長蛇の列ができているイミグレーションに30分ほど並び、両替所で少額のお金を両替して出国ゲートを抜けると、早速MRT(地下鉄)のカウンターを発見。

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 ここで、您游卡(にんようかー/Easy Card)を入手。
 日本で言うsuicaicocaみたいなICカードです。地下鉄だけでなく、バスや自動販売機やコンビニでも使えます。しかも、10km分の運賃は無料になるという優れもの。デポジット料と初回チャージ料がセットになって500NT$でした。カウンターのスタッフさんは英語と中国語で説明してくれるけど、日本語の案内ボードがあるのでスムーズに購入できました。

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 ふと振り向けば、銀行の横にATMを発見したので、残りの必要経費をクレジットカードで引き出し、早速您游卡を使って自販機でお茶を買ってから1フロア下へ移動。
 桃園空港から台湾第三の都市・台中へはバスで向かいます。
 バス会社のブースが並ぶ中から、24時間体制で1時間に1本はバスが出ている統聯客運(U-bus)さんにお世話になりました。「我要去台中(台中行きたい)」って言ったら、カウンターのお姉様がチケットを発行してくれました。片道280NT$。片言の日本語と英語でバス乗り場と、「出発までそんなに時間ないわよ」と教えてくれて、バス乗り場までダッシュ

 桃園空港~台中間の移動は、約2時間半かかります。
 wi-fiはあるけど節約したいし、バス代日本円に換算すると千円ぐらいだから何もないかな……車内暇だろうから多分ずっと寝るしかないか……と思ったのですが、台湾のバスを舐めてました。

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 スムーズにインターネットできるFree Wi-fiと、電子機器充電用のUSBコネクタがついてた。
 旅行中の情報収集や気晴らしのソシャゲや意外と足りてなかったスマホの充電などが一気にできました。ありがたい!
 ただし、トイレはついてないので注意です。
 冷房ついてて少し涼しいバスの中でコート被ってうとうとしている内に、バスは無事台中へと着きました。市内のいくつかのバス停を経由して、終点 台中駅へ。

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 駅って言うけど、正確には駅の隣にあるめっちゃきれいなバスターミナル(ただし一部工事中)。1フロアにバス会社のブースやフードコートやモスバーガーなどが入っていて、ご飯食べてバスに乗るとかそんな事も出来ますね。便利!

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 帰り用の時刻表を写真に収めて、早速ホテルへ移動です。
 駅からホテルまでは10分ほど。台中のお洒落すぎるお菓子屋さんである宮原眼科さんや、系列店の第四信用合作社さんの前を通って、細い路地に入ったところにありました。

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 外観からしてクリスマスモードになっているのにウキウキします。
 チェックインまで時間があったのでまずは荷物だけ先に預け、ブランチに宮原眼科へ向かいます。

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 流石インスタ映えするお菓子屋さんとしてネットで取り上げられているだけあって、外観まで可愛い。
 元々は台湾が日本の占領下に置かれていた頃、病院として使われていた建物をリノベーションしてお菓子屋さんになったそうです。台北の西門町にある西門紅楼もそうだけど、取り壊さずに使ってくれるあたり建築好きにはとてもありがたいな……と思いながら、写真も撮らずに奥の階段へ。

 ここのお店、1階はお菓子屋さんですが、2階はレストランになってるのです。回らない頭でもたもたしながら予約してないのと1人って伝えたら「あ、日本人ですね」と即座に日本語で言われて2階へ。

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 すごく……おしゃれです……
 1階の可愛さが爆発しているおしゃれさもさることながら、2階も天井が高くて赤レンガの壁が可愛くてぼーっとしてしまいます。

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 1人での飲食は380NT$以上お願いしますと言われて日本語メニューと中国語メニューを受け取り、にらめっこ。
 熟考の結果、パイナップル紅茶と点心三種盛り(点心はメニューから好きなものを選べる)とルーローハン(豚のつゆだくそぼろご飯)にしました。お値段は600NT$オーバー。かなり豪勢なブランチです。
 でもこれだけおしゃれだと、ご飯への期待値も上がりっぱなしだとそわそわしながら待っていると、早速、パイナップル紅茶が到着……

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 でかい。
 「隣のパイナップルゼリーはサービスです」と店員さんが日本語で説明してくれたんだけど、それより私思った以上にでかすぎる紅茶にどうしたらいいかわからない。あと、パイナップル紅茶ってパイナップルフレーバーが付いた紅茶じゃなくて、底にパイナップルが入ってる紅茶なのな!!! 

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 ちなみにサービスのパイナップルゼリー、甘酸っぱいパイナップルの果汁がぎゅぎゅっと濃縮されてて、大変美味しかったです。
 続いて、ルーローハンと点心が来たのですが……

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 やはり、でかい。
 そして、器がめちゃくちゃ洒落ている。

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 いや、ルーローハンは完食できるサイズ感だけど、点心思った以上にボリューム多い(ちなみに頼んだのはから揚げと、蓮根と紫蘇のはさみ揚げと、胡桃を詰めた干し柿でした)。
 物凄く頑張って食べたのですが、よく考えたら昨日の夜以降ご飯を食べていないお腹には流石に完食は無理でした。泣く泣くごちそうさまを伝えると、「会計の前にちょっと待ってて」と何故か止められる。

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 よく分からないままちょっと待ってから会計をしに行くと、残した点心とパイナップル紅茶をテイクアウトパッケージに詰めてくれました。マジか。ありがたいけど、私これから観光ツアーに行くよ……!?

 そんなわけで、おいしい匂いがする紙袋をぶら下げてタクシーに飛び乗り、ツアーの集合先に向かったのでした。


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 余談ですが、この調味料が入ったお皿、別に繁体字なわけでなくて、文字の組み合わせでどんな味がするかイメージできるようになってるのです……凄くお洒落!!!
(ちなみに食べてみた感想は、右上から時計回りにハバネロソース、酸味が効いた柑橘ソース、甜麺醤のような甘さがある醤油っぽいソース、ハニーマヨマスタードとなっております)