旅に出たいが口癖

路地裏とご飯に食いつきがちな旅好き人間が旅行後の備忘録に書くブログ。不定期更新です。

12/18-② 牛車に揺られて植物園へ(由布島~西表島)

 仲間川クルーズの後、バスで北に向かって20分程移動。
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 途中、クルーズ中にガイドさんに「是非、行きと帰りの干満の差を見てください」と言われた仲間川を見渡せる仲間橋の上を通りました。
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 次にやってきたのは由布島(ゆぶじま)です。
 西表島の東側にある小さな島ですが、その昔、琉球石灰岩地質でお米が取れない竹富島や黒島の人達がわざわざ西表島へ通って稲作をしていた時代、西表島にまん延していたマラリアを避けるために由布島に仮住まいを建てていたそうです(なお、八重山諸島マラリアは1961年に根絶)。
 その後、太平洋戦争後には近隣の島からの移住などもあり、学校なども建てられたのですが、大型の台風による島全域の水没が原因で、当時住んでいた多くの人達は西表島へ移住。
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 現在では島を植物園とした観光施設となっており、昔の農作業の力強い味方だった水牛は西表島由布島の移動手段として牛車を引いてくれています。
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 この水牛さん達、一組の夫婦からスタートした一族を中心に構成されており、一頭一頭にお名前がちゃんとついています。あと、お仕事もシフト制となっております。
 ちなみに、今では島民より水牛の方が数が多いのだとか。

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 一つの牛車に乗れるのは10名ほど。
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 干潮と言えどもぬかるんだ砂地をぐいぐい力強く進むゆめのちゃん(牛)のたくましさにほれぼれすること15分で島に着きました。
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 まずはレストランへ移動し、ご飯の後は少し自由時間があるので散策します。
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 お昼ご飯は地元食材や料理がメインのお弁当。お腹が空いていたのでがっついてしまいました。野菜系のお料理が美味しかったです。
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 ご飯の後は時間の都合上、ガイドさんにお勧めいただいたところを中心に島内を散策いたします。
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 まずは、なかなかに個性派なオブジェがお出迎えしてくれる蝶々園へ。
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 日本最大の蝶であるオオゴマダラなどを間近で見られます。
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 ……寒すぎて、めちゃくちゃ接写しても微動だにしない。
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 ちなみにさなぎは金色なのだそうで、展示されてました。これが天然色で出てくるとか、自然は神秘すぎる。
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 めちゃくちゃ気になる看板を横目で見つつ……
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 旧小中学校跡地を経由して……
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 東日本大震災の時に流れた杭がこちらに来たことに驚き……

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 これまたアバンギャルドなオブジェがいらっしゃるマンタの浜へ来ました。
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 ここにきて、あまりの寒さに耐えきれなくなり、すぐ横にあったお茶屋さんに駆け込んでコーヒーを発注。
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 こちらのお茶屋さんは島の食材を使ったジェラートが売りなのですが、
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あまりにも興味津々に見すぎてしまい、ちょっとだけ味見させていただきました。ウコン味のジェラート、ミルキーなんだけどほんのり生姜系のスパイスが効いてて、めっちゃ美味しかったです。今度はこちらメインでお邪魔したい。
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 砂浜へ降りて、海も見てきました。
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 目の前に見えるのは、泊まっているホテルがある小浜島
 こうやって見るとめちゃくちゃ近いのですが、この辺りの海はサンゴ礁があるので船での出入りはある程度ルートが限られます。意外と移動に時間がかかるのにも、ちゃんと理由があるのです。
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 海も堪能したので、集合場所へ向かいます。
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 途中、水牛のルイ君などと写真が撮れるスポットがあったのですが、行列ができていたので断念しました。
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 代わりに、最近生まれたのだそうなおちびちゃんを見てまいりました。

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 島からの帰りも牛車に乗りました。
 御者さんが三線(さんしん)を弾いてくれて、南国旅情がぐいぐいと上がりました。
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 牛さんが可愛い系の美人さんだったので撮らせていただいた。


 西表島へ戻ってきたら、またバスに乗って大原港へ。
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 途中の仲間橋からの景色は、潮が満ちて雰囲気がかなり変わっていました。こんなに干満差あるんだね……


 大原港に戻ってきたら、船の時間まで20分程あったので……
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 お土産を物色したり、うっかり名物だという黒糖アイスを食べてしまいました。
 寒い! でも美味しい!!! でも寒い!!!!!
 ちなみに西表島の黒糖、かの有名な『とらや』さんの黒糖羊羹に使われているそうです。
 ソフトクリームのシロップでも、大変深みというか香ばしさというかがある美味しさでした。

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 最後はもう一つのメイン、竹富島へ向かいます。