旅に出たいが口癖

路地裏とご飯に食いつきがちな旅好き人間が旅行後の備忘録に書くブログ。不定期更新です。

3/26-① ときめく路地裏を巡る旅へ(吉祥寺)

 唐突ですが、有給を取って旅をしてきました。

 旅といっても相変わらず東京と地元千葉の1都1県移動のみです。
 緊急事態宣言が明けても東京都内の感染者は減少どころかまた少し増えてる(好みの問題ですけど、リバウンドって聞くとダイエットか! とツッコミたくなる)ため、勤務先のルール(ざっくりいうと出張禁止)に準ずる形での移動です……ちくしょう、早く県外へお出かけしたい……!
 制限がされている分、願望と欲望が渦巻きまくっていますが、逆に言えばこのタイミングで東京や地元を観光客目線で楽しむというのも旅として面白いのではと思う部分もあります。
 よし、今回のテーマは「近場を観光客モードで遊ぶ」にしよう。
 あわせて「気になるところは使ったことないルートで」「食で海外旅行」もサブテーマにしつつ、今回のプランを練りました。

 

 旅行初日。
 午前中は家事をやって、お昼前に出発。
 先にホテルに荷物を預かってもらうついでにお昼ご飯を食べ、黄色い総武線各駅停車に乗って吉祥寺へ。

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 何年ぶりだろう……
 学生時代は中央線の民だったので、吉祥寺には大変お世話になりました。
 街の至る所に甘かったり酸っぱかったり苦かったりと色んな思い出があふれています。
 そんなセンチメンタルな気持ちになりつつ、まず向かったのはこの路地裏。
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 こういう「そそる」路地裏が至るところにあるのが吉祥寺のとても素敵なところだと思います。
 私の路地裏マニアというかフェチズムというか、そういうものは確実に吉祥寺が原点だと思う。
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 そんな素敵な路地裏にある香港の喫茶店というかファミレス的なお店で、菠蘿包(ぽーろーばお)というメロンパンにバターを挟んだ香港の罪深きお菓子をいただきます。
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 お店に入ると、壁にはネイザンロードあたりの風景や夜景の写真が壁一面に貼られており、聞こえてくるのは中華系の言語と日本語が半々。日本に来た香港人の方にも愛されているお店のようです。
 どっちの言葉で注文したらいいのかわからなくなり、何となく覚えている広東語でオーダーしてみることに。


私「いっないちゃー(温かいミルクティー)、あと、ぼーろーばお(菠蘿包)」
店員さん「??? あー、「いっらいちゃー」、「ぽーろーばお」?(発音違うとるで自分)」
私「どぅいどぅい!(それやそれ!)」
店員さん「ティーセットね。2時から(2時まであと5分ぐらい)」←※普通に日本語
私「OK」←※何がOKなのかよく分かってない

 完全に店の雰囲気によくわからない感情になり不審者丸出しでも、無事オーダーは通った様子。店員さんにはご面倒をおかけしました。
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 カメラをいじりまくっている怪しい客になりつつ、2時になったら即座に菠蘿包と紅茶がやって参りました。
(この辺の食レポやお店の情報は、後日別記事でまとめる予定です)

 美味しい菠蘿包をいただいて満腹になったので、好きなお店が沢山ある中道通りの方へと向かいます。
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 途中、住宅街の中で桜が咲いてるのを見て、ほっこりいたしました。
 わざと曲がらなくていい道で角を曲がってうろうろと放浪しつつ、中道通りへ。
 一部中道通りから路地に入るお店もあるのですが、好きなお店を紹介します。


【Giovanni(ジョバンニ)】

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www.giovanni.jp
 シーリングスタンプやイタリアの紙雑貨・文具などをメインに取り扱っているお店。 
 店頭のショーウィンドウからアンティーク感のある素敵な雰囲気が溢れ出していて、ついつい覗き込んでしまいます。シーリングワックスは買ってみたいのだけど、いまいち使い道が思いつかずに長年欲望だけ置いてけぼりにしてる……

【こまものや 六方】

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koma-roppo.com 中道通り郵便局の角を曲がった路地を進むと見えてくる和雑貨屋さん。亀の形をした亀の子たわしや、便せんやポチ袋などの紙物、アクセサリー、作家物の手ぬぐいなど色々なものがあります。日常の手元に置いておくとほっとするようなラインナップの商品があります。


【PukuPuku】

pukupukukichi.blogspot.com アンティーク和食器を取り扱うお店。先述のGiovennniさんのお隣ぐらいのところに西公園前店があります。
 店頭に並ぶお皿がどれも普段使いによさそうだし可愛いしでどれも欲しくなる……

 

【カーニバル】

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retty.me
 輸入食品やお惣菜を取り扱うお店。
 商品内容の面白さもさることながら、お惣菜がとても美味しい。お惣菜コーナーのデザートとソフトクリームを組み合わせても美味しいです。
 余談ですが、タイ料理の名店『アムリタ食堂』もこの通りにあります。

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 他にもふらふら歩きまわっていると、道の角に看板があって……
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 曲がってみたら、一般住居もありそうなアパートの中に古本屋さんが入っていたりと色んな所に目を凝らしていると面白いお店が沢山見つかるのが吉祥寺の通りの面白いところなのではないでしょうか。

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 こんなお店がある通りに……
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 普通に八百屋さんがあるのも楽しいところ。
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 ふらふらと駅の方に戻り、最後に裏路地といえばここだろうという所も通過して吉祥寺を後にします。

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 ハモニカ横丁

ja.wikipedia.org

press.chiku-wa.jp

 表通りに面したところには最中の有名店『小ざさ』さんや、いつ行ってもメンチカツを買うための行列ができている『肉のサトウ』さんなど名店がありますし、中に入るとディープな飲み屋さんが軒を連ねています。
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 ただお洒落な街なわけでない、程よいディープさもはらんだいい街だよな……と来る度に思います。

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 ……というわけで、路地裏成分をたっぷり吸収したところで、電車に乗って次の街へ向かいます。