いよいよ本日のメインイベントにして、旅の最終目的地 出雲大社への参拝をいたします。
その前に、鳥居の横の広場から見える山並みが綺麗で、しばし休憩しつつ写真を撮りました。
一呼吸おいて、境内へ足を踏み入れます。
まずは境内が広いので、案内図を確認。
これは祓社へ行く前の道なのですが、少し冷たい空気とか、奥に見える山の色が、何とも言えずいい。
祓橋の先にある鳥居前でお辞儀をし(真ん中の道は松の根の保護のため、通行禁止でした)、
山と空の色に心を奪われながら更に進み、
『幸魂(さきみたま)、奇魂(くしみたま)』の像を眺め、
拝殿に到着。
ご挨拶を済ませ、拝殿と御本殿をそっと写真に収める。
ちなみに御本殿の前にはこんな模様の石畳みがあるのですが、少なくとも鎌倉時代に建設された当時の本殿の柱(3柱を金輪で一つにしていたのだそう)の出土点だそうでして……
www.kokugakuin.ac.jp
私の足(23.5cm)と比較しても、とんでもない大きさだとわかります。
リンクに張った記事を読んでみると、平安時代の神殿模型とかも出てきますが……本当に昔の人はこれを造ったのか。凄いな。とんでもなく凄いな。
あと、出雲大社の予備知識としてもう一つお伝えしたいのが、普通の神社では『二礼・二拍・一礼』ですが、出雲大社では『二礼・四拍・一礼』です。
御本殿をお参りした後はお供えされた地酒を眺めつつ、十九社(神在月/旧暦11月に出雲へいらした神様達が滞在するお社)・素鵞社(ヤマタノオロチ退治で有名なスサノオノミコト)など、周辺のお社をお参りして回ります。途中で小銭が足りなくなりました。
その後は、おみくじを引いて……
神楽殿に移動。注連縄がすごくすごく大きい。
切り口(という言い方があってるのか謎ですが)も、ゾウさんの足裏ぐらいあるのでは? と思うぐらい大きい。
その後、鎮守社へお邪魔したのですが、紅葉が恐ろしく美しかったです。
本当に、日本の秋は美しい。
他の参拝者さんがいなかったこともあり、静かな美しさを堪能させていただきました。あれは凄い贅沢をさせていただいた気がする。
美しいものを見ると心が洗われるのを実感しながら、穏やかな心で大社を後にしました。
ところで余談ですが、
御祭神がオオクニヌシ(大黒様)なので、境内のあちらこちらには出雲大社を管理されている千家の方が奉納されたウサギさんの像があります(なんと61羽いるらしい)。
御本殿の裏では手を合わせていたり……
鎮守社はこっちだよ、と案内していたり……
天神様のお社の前ではお勉強していたり、
皆さんとても表情豊かで可愛らしかったです。参拝者も、近くで落ちてたドングリをおやつにお供えしてたりして微笑ましかったです(私もお供えしました)。