ホテルに荷物を置いて水分補給をし終えたら、すぐにまた出かけました。予約しておいたスパへ行くのです。
旅行先でマッサージやスパに行くのが大好きな人間なのですが、特にマッサージ屋やスパが沢山あってしかも日本と比べるとお財布にやさしい価格で受けられる東南アジアでは選ぶ方も情報を集めてよいお店を探したくなるもの。
この旅では2件のスパにお邪魔しましたが、1件目はこちらにしました。
ガイドブックにもよく載ってる「La Siesta Central Hotel」の中にあるホテルスパです。ホアンキエム湖やタンロン水上劇場のすぐ近所にあるので、旧市街散策に組み込みやすい立地かと思います。
予約は下記HPの「Book a spa」からすると10%の割引をしてもらえました(注:英語での予約になります)。
Cau Go店以外にも支店があるので地図で確認できますし、メニューも載っています。予約は1週間前ぐらいまでに済ませておいた方が無難かと思います。
せっかくならフェイシャルもやってほしいよね! というわがままを満たせるコースはないかと思ったところ、90分のホットストーンマッサージ+フェイシャルというコースがあって即決しました。
ホテルの扉を開けたらすぐにドアマンさんがやってきて用件を聞いてくれたので、スパに行きたい旨と予約したメールを見せたらすぐに案内してくれました。ドキドキしながらエレベーターで移動し、扉が開くと……
おしゃれだ!!!
思わずテンションもぶち上がるおしゃれ空間でした。受付のスタッフさんもすごく聞き取りやすい英語で予約の確認をしてくれます。
ウェルカムティーは四季をテーマにしたものがあって、「SpringかSummer、どちらがよろしいですか?」と選べるようになっていました。季節柄こっちかな……とSummerをいただきつつ、渡された問診票(英語表記)に記載をしていきます。マッサージの強さや重点的にお願いしたい場所もチェックや〇をしていけばいいので、言葉が不自由な身としては比較的わかりやすくてありがたい。
アロマオイルもベースと香りのオイルをそれぞれ選べる嬉しさ。選んだオイルは問診票にチェックすればいいシステムでした。
レセプションが終わったら個室へ案内してもらえるのですが、その前にいただいたウェルカムティーが美味しくて(そして一緒についていた説明メモに興味津々で)、受付のお姉さんに作り方を詳しく伺ってしまいました。
レモンを入れた紅茶(リプトン)とレモングラス、あとはちみつを入れて冷蔵庫で冷やしておくといい感じでできる……みたいな説明を受けた気がします。よく考えたらはちみつレモンにレモングラスが入っている紅茶だった……いやでもすっきりした甘さで美味しかったんです。
どうでもいいですが、コーヒーがメジャーなベトナムでは紅茶といえばリプトンがいい紅茶という認識なのでしょうか……私が泊まったホテルでもアメニティの紅茶はリプトンイエローラベルでした。
飲み物に興味津々になりすぎたせいか「せっかくだから、スパが終わったらSpringのお茶を出しますね」と提案してくれた受付のお姉さんに笑顔でお礼を言って、ようやく個室へ入りました。
こちらもおしゃれだ……!
実際の施術の方はというと、こちらもすごくちゃんとしてた……いや、その言い方はプロに対して失礼なのですが、力の入れ加減はもちろん、空調からBGMの音量にまでどうですか? と聞いてくれて、リラックスできる環境をしっかり作ってくれるいいスパでした。おかげさまでくったくたに溶けておりました。あと、施術が始まる時にお腹の上で鐘を鳴らしてくれるのですが、これが体にじわーって響いて、なんかすっごく気持ちよかった。
スパが終わった後は受付に戻ってリフレッシュのお茶をいただきつつ、スパに対する評価シートの記載をお願いされます。こちらもチェック式がメインだったので素直に書きやすい。
受付のお姉さんがちゃんと覚えてくれてて、リフレッシュのお茶はSpringでした。説明メモとお姉さんの説明を総合すると、ベトナムのお米で作った甘酒的なもの。
「日本にも似たようなもので甘酒というものがあります」と言ったところ、「日本人もお米でいろいろ作るわよね。ワインがあるじゃない?」「日本酒ですね!」というような会話をしました……そうだね。日本もベトナムもお米文化だから、それぞれお米でなんでも作っちゃうよね……
リフレッシュした体とほっこりした気持ちをお土産に、癒されて帰ることができました。全体的に接客も施術も丁寧だったし、なんだったら予約の時点から何度もメールを送ってくれる安心感があったので、またベトナムに行った際はお邪魔したいスパです……めちゃめちゃ良かった。
スパの後はお腹がすいたのでお夕飯を食べに行きます。
ガイドブックでちょっと気になっていたこちらへお邪魔することにしました。
ブン・チャーというつけ麺のお店です。
みっしみしに焼肉とハンバーグが入った甘酸っぱいスープの中に、ブンという細めの米麺とハーブを一口分ずつ放り込んで食べるがっつり系メニューです。サイドメニューはネムアクベーというカニ肉入りの揚げ春巻きです。本当にがっつり系です。
自力で行ったら間違いなく迷うと確信して、Grab Bikeで連れてってもらいました。カオスに見せかけて安全運転で通りを駆け抜けたバイクは、無事にお店に連れてってくれました。
お店に着いた途端、店員のお姉さんに「一人?」と聞かれて頷きます。
「飲み物は?」
「いらない」
なんとこれで注文完了です。流石専門店。
注文完了したところで、お姉さんは傍らにあったざるの中からわしっ! と野菜を掴んでお皿に盛ります。あわせて、ブン(麺)もお皿に盛りつけて持ってきてくれます。
ちなみに路面店です……というか、ほぼ屋外です。
うおぉ、衛生面大丈夫なんか!? とおののきたくなりましたが、お客の回転が速いお店なので多分大丈夫です。事実大丈夫でしたし。
そうこうしている内に、熱々のスープと揚げ春巻きも運ばれてきました。すごいボリュームです。ぱっと見は大したことなさそうなのですが、すごいボリュームです。
すごいぞ! 食べても食べてもなくならない!
お味自体は酸味と甘みが強いスープにお肉ってどうなんだろうと思っていたのですが、お肉のしつこさをスープが打ち消してくれてるのでぐいぐいいけます。あと、スープ吸ったハンバーグが意外といける。そこにベトナムの紫蘇やパクチーや何やら他のハーブとブンが混ざるので、もりもりと野菜と米と肉を食べている実感が湧きます。サイドメニューの揚げ春巻きもカニ感もちゃんとあって、サクサクじゅわじゅわで美味しい。ただし、量は凄く多くて半分ほどでギブアップしました。
お腹がいっぱいになったので、Grab Taxiでドンスアン市場へ。日中はお土産や洋服や食材などを売っている市場なのですが、週末だけはナイトマーケットをやっているのです。
ナイトマーケットのエリアは歩行者天国だったので、途中でタクシーを降りて、いざナイトマーケットへ。
洋服やおもちゃがメインだったので特に買うものはなかったのですが、ローカルな雰囲気を感じるにはいいと思います。
ここからホテルまではゆっくり歩いて15分ほど。
どこもかしこもにぎやかなハノイの道をぶらぶら歩いて戻りました。