早朝6時半の成田空港T1。
ほぼ始発の電車に乗ってきたのは、早朝便を使って旅に出るためです。
今回の目的地は石垣島……からの西表島。
3月に引いたPeach様の『旅くじ』でうっかり当たった石垣島行きですが、何をすればいいのか分からず。ならばできるだけ日本最西端まで行ってみようか! とホテルを取ってみました。
何故か北国装備よりも重くなってしまったキャリーケースを預入荷物にして、保安検査場もギリギリ30分前には通過したのですが、トイレも売店も大混雑で面食らってしまいました。
石垣島はGWには梅雨入りしてオフシーズンです。
それなりにお客さんは少ないかと思っていたのですが、蓋を開けてみれば飛行機は満員御礼でした。逆にオフシーズンで料金安めなのもあるから、行きやすいのかもしれない。
びっくりするぐらい時間が無かったので、トイレも売店も行けずにそのままバスに乗って沖止めされてる飛行機へ向かいます。
なんと、お隣にはANA様が誇るハワイ専用機『ホヌ』ちゃんが。
わー、ホヌだー!!! と無邪気に写真を撮っていたら、早朝にもかかわらず、向こうからやってくる二階建てバス。これからハワイへ行くのでしょうか……ちくしょう、うらやましいな(こっちはこれから石垣行きだけど)!!!
早朝からハイテンションで手を振ってくるバスの乗客さんにこちらもハイテンションで手を振り返して、バスへ乗り込みます。
毎度座席は運に任せるので指定しないのですが、今回の座席ガチャは最後部通路側。ひっきりなしにトイレに並ぶ人たちがいるので、若干騒がしいです。
持参した本を読んだり、乱気流になって席から立てない時間があったので静かになったらうとうとする……を繰り返していること、約4時間。
初上陸の、『南ぬ島 石垣空港』に到着。
八重山諸島へ向かう旅人の移動拠点その1です。
飛行機から降りた直後の窓の景色からして、海が近い。
空港自体はこじんまりとしていますが、南国ムード満点で旅情もガンガンに上がります。
お外は曇りだけど、夏の匂いがするし、シーサー的な飾りがある。
暑苦しい飛行機用装備(長袖パーカーと長袖シャツと腹巻)を脱いで、ここからはバスで市内へ移動。
丁度来ていた各駅のバスに飛び乗って、3~40分程で……
旅人の移動拠点その2である、石垣島離島ターミナルに到着しました。
スポンサーらしきユーグレナの名前を冠しているだけあって、入ってすぐにユーグレナの自販機を発見。
今回は機内のネット販売を活用してフェリーチケット(5%オフで往復5,000円しないくらいの価格)を買っておきました。チケットカウンターで往路便の予約をしたところで時間は12時過ぎ。フェリーは1時半出航なので、お昼を食べる余裕はあります。
ぶらぶらとバスの中で見えたメイン通りをうろつき……
ふと見えた横路地が何だか好みだったので、吸い寄せられるように入り……
ざっと見渡して、よさげだと思ったお店に入店。
朝から何も食べずに空きっ腹だったので、体に優しそうなアーサー汁(750円)をいただきます。
結論から申し上げて、当たりでした。
カツオの独特だけどすいすい飲める力強い出汁の中にたっぷり入ったアーサー(あおさ)の柔らかさと磯の香り、島豆腐の歯ごたえがいいアクセントになっています。味付けは塩だけっぽいけど、むしろそのシンプルさが美味しくて、体が喜んでいるのが分かります。
副菜のぶつ切りマグロのお刺身も、ゴーヤチャンプルーも、ちょっと甘めのたくわんとゴーヤのお漬物もどれも美味しくて、ご飯がすすみます。
ご飯の後は周辺を散策しながら離島ターミナルへ戻りました。
海だ――――――――!!!
ザ・南の島と言わんばかりの鮮やかな色は、宝石のアクアカルセドニーを彷彿とさせます。
先日まで石垣島一帯は土砂降りの雨だったのですが、この日は運よくお天気で、素敵な海が見られました。ちょっとびっくりしたのだけど、あんまり磯臭くない。
ターミナルに戻り、あれこれ支度を整えている内に、入船の時間が近づいてまいりました。
次回、いよいよ海を渡ります。