旅に出たいが口癖

路地裏とご飯に食いつきがちな旅好き人間が旅行後の備忘録に書くブログ。不定期更新です。

2/23-① 入国前からドタバタする(シンガポール→ホイアン)

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 ソファでの睡眠がうまく取れず、結局DLした漫画を読んで過ごした午前6時頃。ラウンジは5時間滞在プランを取っていたのですが、少し早めに退出することにします。
 その前に、ちょっとだけ腹ごしらえ。
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 トーストの上に豆とスクランブルエッグを乗せただけのものですが、この後朝食代わりに機内食が出ることを考えたらこのぐらいで丁度いい。
 ラウンジを出る時に例のフロントのおじさんに「寝れた? ご飯食べた?」とまたもや日本語で聞かれたので、彼の一番馴染みがある言葉で返事しようと「吃饱了(ちーばおら/お腹いっぱいです)。謝謝(しぇいしぇい/ありがとう)」と答えたら、にっこりしてもらえました。とっさに簡単な言葉が出る程度にはお勉強しておいて良かった……。
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 フライトは9時15分。チャンギ空港はイミグレーションは一括で行いますが、手荷物検査とチケットチェックは搭乗口で行うため、基本的に搭乗受付と締切が約1時間前となります。朝5時にはゲートは決まったのですが、まだ1時間以上余裕があったので、とりあえずゲート近くまで移動して、近くのベンチで仮眠しました。
 ゲートオープンの時間になったので、荷物検査もチケットチェックもして、やっと水分を確保できる時間になったので待合室の給湯器でお茶を作っていたのですが……

 ここでまさかのゲート変更。

 しかも、ターミナルの端から端へのチェンジです。
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 マジかよ……と思いながら、お客もクルーも大移動というなかなか見られない光景をちょっと面白がりつつ、さっさと移動しました。
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 なお、手荷物検査はもう一度行われるため、一旦淹れたお茶は捨てなければいけません(液体物はアウト)。泣いていいかな???
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 その後、今度こそ無事にゲートに入り、お茶も淹れ直して飛行機に乗り込めました。
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 機内食のトムヤムビーフンがかなりスパイシーで美味しかったし、入ってるパッケージやカトラリーが紙や竹製なのがエコ感満載で悪くなかったです。個人的にはこの紙パッケージかなり高感度高いんだけど、長距離フライトだとゴミがかさばりそうでもあるね……。
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 約1時間の遅延は起こしたものの、無事ベトナムダナン国際空港に到着。荷物も無事回収して、入国者出口に出たところで予約していたピックアップサービスの人とも会えました。荷物を持ってくれて、そのまま車へ移動。

 ちょっと待ってくれ。両替してない!!!

 ダナン国際空港の銀行は建物の外に面して入り口があるので、両替するには一旦外に出なければいけません。両替したいと言いたかったのですが、荷物を持ってさっさと先に進んでしまうピックアップサービスのおじ様に、慌ててついていくのでいっぱいいっぱい。
 とりあえず、移動中の車内でホイアンで両替できる場所を幾つか確認しておくことにしました。後で知ったのですが、空港のレートはあまり良くないみたいなので、町中でやるのがベストみたいです。もし必要なら、少額日本かダナンの空港で両替して、まとめての両替はレートがいいところでやったほうがいいのかも。

www.tripadvisor.jp ホテルに着いたのは2時前。
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 チェックインの時間よりも少し早めだったのですが、到着時刻を先に連絡していたし、部屋の準備もできていたみたいで、すぐにチェックインさせてもらえました。ありがたい。
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 お部屋はこんな感じ。リバービューの素敵な広いお部屋です。
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 お風呂はシャワーのみですが、ブティックホテルならではの素敵な内装に心がときめきました。
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 いつもやってるベッドバグ(トコジラミ)チェックと不審者チェックをしたら荷物を解いて、ホテルのフロントで5,000円だけ両替して、旧市内へ向かいます。

2/22 それゆけ弾丸ツアー(成田→シンガポール)

 午後2時。トランクを転がして退社。
 2月上旬の休日出勤のご褒美に半休をぶんどったこの日は、このまま会社から旅に出ました。
 行先はベトナムです。
 1泊4日という気が狂った弾丸旅です。
 業務上というか、業界的な関係で冬の間は超絶繁忙期のド修羅場が続くため、絶対にこの辺りで「旅に出させろ!」と心の中の群衆がシュピレヒコールを始めることを想定していた10月頃の私が航空券をポチった結果なのですが、それにしてももうちょっといい感じのプラン思いつかなかったのか?

 しかもこの旅、ずっと乗り物関連の乱れがある旅となりました。

 まず、横須賀線のトンネル壁剥落による大幅なダイヤ乱れ。
 朝、職場に向かう途中でも大きく影響を受けて大変だったのですが、職場から成田空港へ向かう途中でもやっぱりその影響はありました。若干の乱れはあったものの……
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 5時前には何とか空港に着き、チェックインも無事終えてスタバで飲み物を買う余裕はありました。
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 だけど、搭乗ゲートへ向かってみたら、こちらはこちらで30分の遅延。
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 今回はクリスフライヤーのマイル貯めもしたかったのでシンガポール航空を利用しており、アプリで機内食チェックもしていたのですが、メニュー変更もあったので、まぁ色々とイレギュラーがあったのでしょう。
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 余談ですが、クリスフライヤーに入会しておくと、機内で無料でWi-Fi使えるので、お勧めです。アプリも入れておくと、事前に機内食メニュー見れたり、事前チェックインも楽にできます。

https://www.singaporeair.com/ja_JP/jp/flying-withus/entertainment/inflight-connectivity/

 機内ではお隣の欧米系のお客さんがどう考えても体調不良で変な咳をしていたので嫌な顔をされながらもマスクして、DLしておいた漫画を読んだり、音楽を聞いたり、ガイドブックをチェックしたりとあれこれしている間に、深夜1時過ぎ中継地のチャンギ国際空港へ到着。
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 タラップに降りた途端、むわっと周囲を包み込む東南アジア特有の湿度が物凄く懐かしくて、愛おしくなってしまって、うっかり「ただいま!」って気持ちになりました。いつの間にかチャンギが私の2つ目のアナザースカイになってた。
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 この日の夜はチャンギ国際空港で野宿。明日の朝の便でベトナムダナン国際空港へ向かう予定です。

www.tripadvisor.jp

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 空港内は24時間営業なので本当の野宿もできるのですが、大概のお店は12時でクローズします。できるだけ快適に過ごそうと、Expediaから有料ラウンジを予約しておきました。5時間滞在で7,000円ぐらいだったと思う。
 なお、Expediaの日本語表記だとチェックアウト時間が「深夜0時」となっていたため(英語だとmidnight)、予約日を間違えてないか焦ったのですが、フロントに行ってレシートを見せたところ……

「……ある(思いっきり日本語)」

 台帳をチェックした中華系と思わしきスタッフさんに流暢な日本語で言われて、思いっきり脱力しました。あった。
 その後も「いやー、僕日本語できないんだよね」と英語で言いながらも、ある程度の説明は日本語でしてくれたし、英語での説明の後も「大丈夫?」と普通に聞いてくるスタッフのおじ様に心和まされました。
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 軽食は無料。シャワーも好きな時間に使ってよかったので、一旦りんごジュースを頂いて落ち着いてから、ゆっくりシャワーを浴びれました。ラウンジ自体は普通に快適でした。
 ただ、なんか変なテンションになってしまったのと、ソファで上手に寝られず、最終的にDLしていた漫画を一気読みして一晩を明かしました。
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 あと、日本でも見かける配膳ロボちゃんがここでも頑張って仕事してた。

1/7-8 温泉地散策もやっぱり楽しい(秋保温泉)

 お昼前、石巻を出て仙台へ。
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 お昼を食べてうろうろした後は、ホテルの送迎バスに乗って、秋保温泉へ向かいます。

www.hananoyu.com


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 お宿はオールインクルーシブ。チェックインロビーにお茶やお菓子、お酒等が並んでいました。
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 軽く散歩をして、この日は終了。
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 なお、お夕飯はやっぱり強欲を爆発させてしまったことだけはお伝えしておきます。動けなくなるまで食べるの、本当によくないと思う。


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 翌日は8時起床。贅沢に朝風呂を楽しんだ後は朝ご飯をいただき、荷物をホテルに預けて散歩に出かけます。
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 この日は、雪が降りました。暖冬じゃなかったの? って言いたくなるぐらい、ここまでの旅程はお天気に恵まれていただけに、どんどんコートを白くしてゆく雪に、ちょっと焦りました。足元以外は雪も想定した暖かめな格好をしておいて助かった。
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 30分ほどのろのろ歩いて、まず1つ目の目的地。

s.tabelog.com

 ただのスーパーと侮るなかれ。
 こちらのスーパー『さいち』さんは、仙台では有名なおはぎの名店なのです。賞味期限は当日中という、期待度が高まるおはぎです。
 開店間もない時間のお店にお邪魔したのですが、おはぎを求めて沢山のお客さんがいました。私も自宅用におはぎを幾つか買って、退店。
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 その後、もうちょっと温泉を満喫したいなと思ったので、公衆浴場へ向かいます。源泉かけ流しの、熱めのお湯。地元のおばあちゃん達と少しお喋りをさせていただいたのですが、秋保温泉は普段は雪が降らないエリアなのよと言われました。レアな日にお邪魔していたんですね。
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 その後、お昼ご飯を求めてフラフラして、いい感じのお店を見つけたので入りました。こじんまりとしたお店ながら人気店だったらしく、予約なしだと30分ぐらい待ちました(お車の方は、車内で待っててくださいと言われてました)。

s.tabelog.com


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 蕎麦とガレットのお店だったので、ガレットを注文。美味しかったです。

sendaikaleidoscope.com

 ご飯の後はバスの時間までもうちょっとだけあったので、近場の万華鏡ミュージアムのお店だけ拝見させていただきました。こういうの、大好きなんですよね。キラキラしたもの見ると、心がウキウキしてしまう。
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 作家さんの本格的な作品を買えるほどのお財布事情ではなかったのですが、小さな可愛らしい作品を一つ買わせていただきました。フラスコ型なのがまた可愛い。


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 美術館の前の無料で楽しめる作品もしっかり遊ばせていただき、時計を見たらいい感じの時間だったので、慌てて荷物を回収して路線バスで仙台駅へ帰ります。
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 さっくり駅周りでお土産を買って、帰途。
 振り返ってみれば心を癒やされたり、考える時間が取れたりと、みっちりした旅行をしておりました。

 なお、帰宅して家族とおはぎを食べたのですが……
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 凄いぞ。きなこがどうあがいてもお皿からこぼれるぐらいたっぷりかかってる(凄く美味しかったです)。

1/7 忘れないことと、これからを考えること(石巻)

【注意】
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 今回の日記は、東日本大震災の遺構の写真がメインとなります。
 1月に北陸で大地震があっただけでなく、過去の震災の記憶で心がしんどくなる方がいらっしゃるかと思いますので、事前にワンクッション挟ませていただきました。
 見るのはしんどいという方は、スルーして頂ければと存じます。

 また、1月の震災の被害を受けられた方へは心からのお悔み申し上げるとともに、被災された皆様ならびにそのご家族、関係者の皆様に対してお見舞い申し上げます。
 被災地の一刻も早い復旧をお祈りいたします。
 がんばろう、北陸。


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 8時起床。朝食付きのプランだったので、しっかり朝食もいただきました。お野菜も多めに取れるメニューで嬉しい。
 ホテルをチェックアウトしてからは、駅前まで戻り、タクシーに乗って門脇小学校震災遺構へ。

www.ishinomakiikou.net

 

 もう13年前になるんですね。私自身は3.11のあの日は仕事で都内の職場にいて、帰宅難民らしきものになって6時間ぐらいかけて自宅まで歩いたのを覚えています。あの時Twitter(現X)やメールで次々と友人達から送られてきたメッセージや、移動中に心細くなってずっと大音量で流していた大好きな音楽とかは一生忘れられない。あと、帰宅してからリビングでぶっ倒れて、でも寝れなくてなんとなしに見たテレビの信じられない映像とか。
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 まぁ、そういう私のセンチメンタルな記憶なんてどうでもよくて、時は経っているとは言え現実にあった光景を改めて見て、正直圧倒されました。
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 屋上まで来たのだという大津波
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 特に石巻は被害が大きな街だったので、ニュースで繰り返し見ていたのもあったのですが、実際の遺構を見て、なんというか、打ちのめされました。
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 町中にも、当時の震災を風化させないものは見かけていたんです。これは、駅からホテルに移動する間に見かけたパネル。津波の高さは低いように思えますが、海側に小高い丘が有るからこの高さなだけ。少し町中を歩いている内にそれに気づき、肝が冷えました。
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 震災から復興まで、どれだけの苦労も心のしんどさもあったのかと考えると、頭の中が真っ白になるし、苦しい気持ちになるのですが、それでも残しておくことにした地元の方の英断に私は感謝したいです。
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 震災後の仮設住宅での生活も、垣間見る事ができました。

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 どうもこういう時に上手に言葉がでてきませんが、遺構を見て思ったのは、自分が同じ状況になった時に、身内を守れるために今準備できることは何か……でした。あと、個人的にゆかりが有る石川のこととか(祖母が住んでいた場所でした)。
 月並みな言葉しかでてきませんが、できることをしようと思います。

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 その後、陽射しと海風を浴びながら遺構から駅に向かってゆるゆると散歩をして……
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 川の向こうに石ノ森萬画館が見える。
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 駅前に戻ってきました。どうでもいいのだけど、イオンと市役所が同じ建物に入ってるの、普通に便利でいいなって思ってしまった。
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 お昼前に石巻をでて、仙台へ戻りました。
 今日はこの後、秋保温泉へ向かいます。

1/6 目的は初日で完結したけれど(石巻)

 1月、新年明けてすぐの三連休。
 正月休み中の休日出勤も発生していてぼろぼろの体ですが、どうしても行きたいところがあったので朝から東京駅へ移動。
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 そのまま、はやぶさに乗り込んで、向かったのは北。杜の都 仙台です。
 今回の旅は一つだけ目的があり、それ以外はとにかく自分を甘やかすプランを考えておりました。
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 12時前には仙台到着。移動中の車内でお寿司が食べたいと思ってしまったので、近くのレストラン街へ。
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 早速、念願のお寿司をいただく。海鮮おいしい。
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 その後、目的地に向かって移動。2時過ぎに到着しました。
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 石巻駅です。
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 今回の旅の一番の目的地。石巻市博物館で、大好きな写真家さんが展覧会を開いているとのことなので、それを見に来ました。

junjitakasago.com

 高砂淳二さんという写真家です。ロンドン自然史博物館が主催の世界でも権威ある写真賞の一つ「Wildlife Photographer of the Year」を受賞されました。昔新宿にあったコニカミノルタの写真展示スペースで初めて彼の写真を拝見してから、こんなに美しく自然のワンシーンを切り撮る方がいるのかと大好きになりました。
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 とりあえずホテルに荷物をおいて、Google Mapを駆使してバス停を探し出し、バスに乗って石巻市博物館へ。
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 結論から先に言いますが、行ってよかったです。
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 心が荒むニュースが多く、何かと心がささくれ立ってしまってしまう中、地球の美しさを再確認できる時間が取れたのはとても良いことでした。
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 私もまだまだ美しい世界を探したいし、見てみたい。
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 常設展示の博物館もあわせて、1時間半ほどの滞在だったでしょうか。それにしても濃い時間を過ごさせていただき、ついでに売ってた写真集もしっかり購入して、博物館を出ました。
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 ホテルに無事帰ってきて、お夕飯はどうしよう……とスマホをぽちぽちしていたら、良さげな居酒屋さんを見つけたので、そちらに向かいました。

s.tabelog.com

 地魚と炭火焼の焼き鳥がメインのお店。
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 お一人様なのでカウンター席に通されたのですが、カウンターだとお通しが焼き鳥だったり、500円の刺身盛り合わせがあったりと、本当に大丈夫? 採算取れる??? と心配になるぐらい太っ腹なお店でした。
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 だってこれ、本当に500円でええんか?????
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 その日のメニューにはカワハギの肝あえ(好物)が丁度あったのですが、まさか盛り合わせにはでてこないだろうな……と、軍艦巻きを別途発注してしていたのですが、盛り合わせにもしっかり組み込まれていて、まさかのプリン体祭りを繰り広げてしまいました。他のお刺身も脂乗ってて美味しかったし、焼き鳥もじゅわじゅわふわふわで美味しかった……Google Mapsの口コミが大正解のお店だった……
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 ご飯の後は、ホテルに戻ってお茶を飲みながらのんびり。
 正直なところ、これだけで旅行のメインどころは終わってしまったのですが、遠くまで来たからにはもっと色んなものを見ておかねばなるまい。
 折角の3連休を楽しみ尽くします。

12/3 海もきらめきも、ときめきもある(大洗)

 12月の初め。
 相変わらず仕事の修羅場が極まってるシーズンではございましたが、友人と「あんこう鍋食おうぜ!」と約束していたので大洗へお邪魔しました。
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 現地では友人が車を運転してくれることになったので電車で行ったのですが、この日の鹿島臨海鉄道大洗鹿島線は最寄りの鹿島スタジアムでサッカーの試合があったらしく、車内は赤一色。熱気がむんむんに漂ってる中、ぼんやり音楽を聞きながら移動していたら、駅に到着しました。
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 これがかの有名なガルパンのお嬢さんがたか……可愛いですね……
 一応オタクの端くれを自称しているのですが、あまりにも通ってきたジャンル数が少ないため、こういう時にしっかり拝見してしまいます。あまりにもまじまじと眺めすぎて、多分こちらが目的であっただろう紳士が写真を撮るのを危うく邪魔しかけました。申し訳ないことをした。
 友人と無事合流して、予約していたお店へ。
 友人とは本当に久しぶりにお会いするので、たっぷりお喋りしながらの移動は目茶苦茶楽しかったです。
 駅から10分ほど車で走ってもらったところで、お店に到着。

www.ajidokoro-oomori.com

 いい感じの一軒家のお店なのですが……
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 ここにも、ガルパンのお嬢さんがいらっしゃるし、なんなら店主らしきおじ様も立て看板になってる。街ぐるみで推してるのは存じ上げてましたが、熱量を感じますね。好感度が上がります。
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(なんとなしにメニュー見たら、そっちにもコラボ?商品あって、それは流石に笑いました。すごい)
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 お席に通していただき、早速先付けとお茶をいただきながらお喋りしたり、こちらの旅のお土産詰め合わせセットを押し付けたりしている内に
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 あん肝だ――――――――!
 正直なところ、脂物を食べると簡単にお腹がくだける脆弱な体を持っているので、どこまで食べれるか心配したのですが、脂臭さもなく、自家製ポン酢でいただくと、とても美味しくてぺろりといけました。美味しいものが美味しい。幸せ。
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 そして、唐揚げ!!!!
 これが絶品でした。油でじゅわじゅわに揚がったコラーゲンを含む身のぷりぷりっさったら、至福以外の言葉が出てきません。友人と2人して「うまい」しか言えなくなりましたし、何だったらお店出たあとも何度か「美味しかったね……」と反芻する程度には絶品でございました。
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 あんこう鍋は、どぶ汁(あん肝を練りながら炒って出汁で割ったスタイルのお汁)と寄せ鍋タイプから選べたのですが、今回は寄せ鍋でいただきました。あんこうの身も勿論美味しかったのですが、出汁をしっかり吸った野菜も美味しいし、何より締めの雑炊が幸せなひとときをくれて良かったです。
 デザートもぺろりとたいらげ、お腹いっぱいになって、さぁどうしよう……と一服しながら友人と相談。

 

私 「水族館とかどう?」
友人「いいね!」

 

 結構簡単に決まりました。
 全くもってどうでもいい話なのですが、日本って世界有数の水族館大国なんですよね。結構色んなところに水族館があるし、どこの展示も地元色が出てて面白い。

www.aquaworld-oarai.com

 そんなわけで、アクアワールド大洗水族館へ。
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 こちらはサメとマンボウを推している水族館。勿論、茨城近海のお魚たちや、アシカやエトピリカなどの海獣もいて、見どころ満載です。
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 今回もしっかりお魚フォルダを潤していきます。
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 マンボウだー!
 マンボウ、繊細過ぎる逸話というかネタというかが先行してイメージ付いてますが、表情がぼんやりしてるので本当にこの子大丈夫か……? と心配になったので、気持ちが分かる。実際にはそこまでひ弱ではないそうです。
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 マンボウ、ごはんたべる。
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 サメはやっぱり格好いいですね。動物園とか水族館とか行く度に動植物の形のデザイン性には惚れ惚れしちゃいます。でも、一番好きなのはネコザメです。可愛い。
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 グソクムシちゃんもいた……!
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 エトピリカさんも可愛かった。
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 あと、夕方にアシカエリアに行ったら、ご飯タイムにあわせて芸の確認をしていて、なるほどこうやって勉強していくのか……と、興味深く拝見しました。
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 アクアワールド、海がめちゃくちゃ近いのも良かったです。
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 太平洋はとにかく広い。

 友人とわいわい言いながら水族館も満喫して、まだ帰りの電車まで時間があったので、もう一か所寄り道してもらえることになりました。

mentai-park.com

 かねや めんたいパーク。
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 屋根の上に明太子が乗ってる時点で、もうインパクトが凄い。
 こちらは工場兼直売所となっているため、時間によっては明太子づくりを見学することができます。この時は夜に近い時間だったため、工場自体はお片付けに入っていたご様子。
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 そのため、直売所でお買い物をし、明太子いりソフトクリームを頂いて終わりました。これが不味くないというか、あとから明太子が来る新感覚なお味でした。

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 大洗、めっちゃ楽しかったです。またあんこうの季節にお邪魔したいし、いつか苫小牧行きのフェリーにも乗ってみたい。

11/5 黄金に見る人のパッション(佐渡島)

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 朝7時、爽やかに起床。
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 旅先で食べる和食の朝ご飯って、凄く贅沢な気持ちになるよな……と思いながら美味しいお米とおかずをいただき、早めにチェックアウト。
 この日は金山を見に行くのですが、丁度他のお客様も行かれるため、ホテルの送迎担当の方が気を利かせて送ってくださることになっていたのです。バスで行くと結構なタイムロスが見込まれていたので、物凄くありがたかった。
 そんな訳で、金山に到着。

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 佐渡金山は慶長6年(1601年)、3人の山師により改ざんしてから約400年の歴史がある金山です。江戸幕府天領、明治政府の官営、宮内庁御料局の管轄を経て、明治時代の中頃に三菱合資会社へ払い下げになった後、資源枯渇する平成元年(1989年)まで操業していた日本最大の金銀山です。
 ルートは江戸時代メインに採掘されていた『宗太夫坑』と、明治の官営時代に採掘されていた『道遊坑』の2つのルートあありました。まずは、『宗太夫坑』からお邪魔します。
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 坑道跡には採掘作業を再現した人形が置かれていて、イメージしやすかったです。
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 事前に友人から名場面だからとお勧めされていた休憩中に馴染みの女に会いたいとこぼすおじさん。危険を伴うお仕事なので、欲望もがっつりしていらっしゃる。
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 人一人がやっと入れる小さな坑道もちらほら。
 貴重な金の採掘のため、取りこぼしが無いよう、大変システマティックな採掘工程になってるのが印象的でした。
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 金の採掘を願って、祭事なども執り行われていたようです。
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 『宗太夫坑』の後は、近現代の採掘現場である『道遊坑』へ。
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 こちらは機械をがっつり使って、より効率的に金の採掘を行っていた様子が見受けられます。坑道も江戸時代のものよりも歩きやすく、トロッコも通りやすいように広い。
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 気温や湿度が一定な坑道ならではの環境を活かして、お酒の熟成が行われていました。
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 山が割れるまで掘ったという道遊の割戸の真下にも行きました。当時の人の執念というか熱量と言うかがビシバシ伝わってきます。
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 トンネルの向こうに明るい光が見えたと思ったら、外。
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 道遊の割戸を眺めながら、改めて長い年月人々の情熱を注がれた金山に思いを馳せました。
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 道遊坑出口には、近現代に使われてきた機械が展示されている機械工場もあります。
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 しっかり金山を満喫したあとは……
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 展示館をさっくり見て回ります。採掘された金などが展示されてたし、実際にでっかい金塊にも触れました。
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 しかしながら、その後お散歩してる時に見た石積アーチ下(多分掘った金を下ろしたであろうエリア)の建物に大興奮してしまいました。ぶっちゃけ、こういう雰囲気大好物なので一番興奮したかもしれません。いやぁ、たまらん。
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 たっぷり金山見学を楽しんで、ちゃっかり金箔アイスを食べたり、喫煙所が金箔イメージでギラギラしてるのにおののいたところで時間切れ。
 慌ててバスに飛び乗って、両津港へ戻ります。
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 車窓から見えた海の色がきれいでした。また佐渡行きたいな……見たいものや味わいたいものがまだまだ有るのは嬉しいことです。トキエア、成田から飛ばないかな……

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 1時間ちょいで、無事に両津港に到着。
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 帰りのジェットフォイルに乗るまでまだ時間があったので、美味しいものを食べていきます。

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 駅周りで検索かけてお邪魔したお寿司屋さん。3連休の超絶繁忙期のランチタイムということもあり、かなり混んでました。お寿司は特にワタの醤油漬けが巻き込まれたイカがとても美味しかったです。
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 御飯のあとはフェリーターミナル横のお土産屋さんでしっかりお土産を買い込み、
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 ジェットフォイルに乗船。こちらはフェリーと違って高速船なので、全席シートベルト着用必須です。ガンガン飛ばす船のスピートにぐらぐら頭を揺らしながら爆睡している内に、新潟港へ帰着。
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 そのままバスに乗り、新潟駅前まで戻ってきました。
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 ついでに、新潟駅のお土産屋さんなら……と、駅の反対側に周ってぽん酒館へ。

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 新潟の美味しいお酒と美味しいおつまみをたっぷり売ってるお店です。こちらでもちょっと買い物をして、
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 駅中の休憩スペースに置かれていたベンチが枝豆でニッコニコになったりして、
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 帰途。
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 新幹線定番のシンカンセンスゴイカタイアイスも買ったのですが、ミルクの中に存在感有るコシヒカリはちょっと解釈違いでした。やっぱりバニラが一番な気がする。
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 そんなこんなで、東京駅に戻ってきてお夕飯を食べて、新潟の旅は無事終了。大変楽しかったです新潟。何度お邪魔しても楽しい。今度はまだ行ったこと無い月山の方とか行ってみたい。

 

(おまけ)
 新潟土産、毎度色々あって悩むのですが、やっぱりこれは買わないといかんなと思って買ってきました。
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 新潟限定おかきのサラダホープ。おいしいです。好き。